2025/7/4 更新 選考対策
こんにちは!type就活です。
就活を始めた皆様の中には、
「SPI対策って、何から手をつければいいの?」
「そもそもSPI以外にもテストがあるって本当?」
「周りはもう始めているけど、今からじゃ間に合わないかも…」
と感じている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、SPIと他のWebテスト(玉手箱など)との違い、
SPIで「どんな問題が」「どうやって」出題されるのか、いつから、何を使って、どう勉強すればいいのかを解説しています。
そんなSPIに関するあらゆる疑問や不安を、この記事がまるっと解決します。
ぜひ最後までお読みください。
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まず、就活の初期選考で多くの企業が導入している「Webテスト」の全体像を掴みましょう。Webテストにはいくつか種類があり、企業によって採用するテストが異なります。代表的な3つを知っておけば、大半の企業に対応できます。
テストの種類 | 特徴 | 特に問われる能力 |
---|---|---|
SPI | バランス型:人柄・ポテンシャル重視。基礎的な学力と処理能力を測る。 | 基礎学力と丁寧な処理能力 |
玉手箱 | スピード重視型:短時間で大量の問題を正確に処理する能力を測る。 | 情報処理のスピードと正確性 |
TG-WEB | 思考力・難解型:従来型はなじみのない難問が多く、思考力を測る。 | 高度な論理的思考力と読解力 |
自分が受ける企業がどのテストを使うかは、選考案内メールや募集要項などで調べるのが基本です。 この記事では、「SPI」について詳しく解説していきます。
SPI(Synthetic Personality Inventory)は、リクルート社が開発した適性検査です。企業はSPIを通じて、応募者の「知的能力」と「人柄」という2つの側面を見て、自社で活躍できる人材かを見極めています。
能力検査:業務を遂行する上で必要な基礎的な知的能力(計算能力、読解力、論理的思考力など)を測ります。
性格検査:あなたの考え方や行動特性から、人柄や職務への適性、組織への順応性などを把握します。
SPI対策とは、主にこの「能力検査」で高得点を取るための準備を指します。
能力検査は主に「言語」と「非言語」の2分野です。
国語のテストに近いイメージです。言葉の意味や文章の構造を正確に理解する力が求められます。
・二語の関係:2つの言葉の関係性を問う問題(例:「医師」と「病院」の関係と同じものはどれか)
・熟語の成り立ち:熟語がどのように構成されているかを問う問題(例:「登山」=動詞+名詞)
・文の並べ替え:バラバラの文節を意味が通るように並べ替える問題
・空欄補充:文脈に合う言葉を空欄に入れる問題
・長文読解:文章を読み、内容に関する設問に答える問題
▶【言語分野 頻出語句まとめ】前半はこちら!◀
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数学や算数のパズルに近いイメージです。情報を整理し、論理的に答えを導き出す力が求められます。
・推論:与えられた条件から、論理的に正しい結論を導き出す、SPIで最も重要な問題
・損益算:原価、定価、利益など、商売に関する計算問題
・仕事算:複数人で仕事をした際にかかる時間を計算する問題
・速度算:「速さ・時間・距離」に関する計算問題
・確率:サイコロやカードなど、ある事象が起こる確率を求める問題
・図表の読み取り:グラフや表から必要な情報を読み取り、計算する問題
SPIには4つの受検方式(受け方)があります。特に主流の「テストセンター」と「Webテスティング」の違いは必ず押さえておきましょう。
・テストセンター(主流):指定された会場のPCで受検。電卓は使えず、備え付けのメモ用紙とペンで計算します。
・Webテスティング(主流):自宅などのPCで受検。電卓が使用可能です。
・ペーパーテスティング:企業の会議室などでマークシートで受検。
・インハウスCBT:企業のPCで受検。
結論から言うと、大学3年生の夏休み(2025年8月頃)までには始めるのが理想です。
秋以降はエントリーシートの作成や企業研究で多忙になり、SPI対策にまとまった時間を確保するのが難しくなります。時間に余裕のある夏休みまでに基礎を固めておくことが、後の就職活動を有利に進めるカギです。
■夏インターンで使いたい人 → 大学3年生の4月~6月
■本選考で高得点を取りたい人 → 大学3年生の夏休み
■部活や学業で忙しい人 → 大学3年生の10月~12月
1. 自分の実力を知る:まずは無料模試などを解き、現状のレベルと苦手分野を把握します。
2. 目標点数を決める:志望企業群のボーダーライン(一般的には6〜7割、人気企業は8割以上)を意識します。
3. 学習計画を立てる:目標から逆算し、「いつまでに」「何をやるか」を決めます。
4. 参考書を1冊決めて繰り返す:何冊も手を出すのはNG。信頼できる1冊を最低3周は解き、解法パターンを体に染み込ませます。
5. アプリや模試で実践練習:PC画面での解答や時間配分の感覚を養います。
・語彙問題(二語関係・熟語など):
知っているか知らないかで全てが決まります。参考書やアプリで反復練習し、一つでも多く覚えましょう。
・長文読解:本文を読む前に先に設問に目を通し、何を探せばいいかを把握してから読むことで、大幅な時間短縮が可能です。
・解法パターンの暗記:非言語は問題のパターンが決まっています。「推論」「損益算」など頻出分野の解法は、九九のように瞬時に思い出せるまで完璧に暗記しましょう。
・時間配分:
1問にかけられる時間は約1分。「少し考えれば解けそう…」は禁物です。難しいと感じたら潔く捨て、解ける問題から確実に得点する勇気が重要です。
自分を偽って企業の求める人物像を演じると、回答に矛盾が生じ、かえって評価を落とします。正直に、かつ直感でスピーディーに回答しましょう。ただし、質問の意図を考えず、極端な回答ばかり選ぶのは避けるべきです。
特徴:通称「青本」。解説が非常に丁寧で、就活生の圧倒的な支持を得ています。どの参考書にすべきか迷ったら、まずこの1冊を完璧にしましょう。
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「もう時間がない!」と諦めるのはまだ早いです。1〜2週間の短期集中でも、以下の戦略でボーダー突破は狙えます。
1. 「非言語」に全集中する:
対策の成果が最も早く出やすい非言語に絞ります。
2. 「推論」「損益算」など超頻出分野にヤマを張る:
出題範囲をさらに絞り、他の分野は思い切って捨てます。
3. 参考書の「例題」だけを完璧にする:
応用問題には手を出さず、基本パターンの解法だけを徹底的に反復しましょう。
もともとの学力にもよりますが、一般的に合計で50~80時間が一つの目安です。1日2時間勉強するなら約1ヶ月~1ヶ月半かかります。早くから計画的に進めることが高得点のカギとなります。
はい、やるべきです。 特に人気企業のインターンでは、本選考と同じか、それ以上に高いボーダーラインが設定されていることも珍しくありません。インターン選考は本番の絶好の練習機会と捉え、しっかり対策して臨みましょう。
大きく異なります。一般的には6~7割が通過ラインと言われますが、外資系コンサルや総合商社、大手金融などの人気企業では8割以上、時には9割近いスコアが求められることもあります。
可能性はあります。 能力検査の結果が良くても、性格検査の結果から「社風とのマッチ度が極端に低い」「回答に一貫性がなく信頼できない」などと判断された場合に、不合格となるケースは存在します。正直かつ一貫性のある回答を心がけましょう。
はい、基本的には1冊で十分です。 複数の参考書に手を出すと、どれも中途半端になりがちです。まずは信頼できる1冊(例:記事で紹介した「青本」)を最低3周は繰り返し、解法パターンを完璧に身につけることが、結果的に高得点への一番の近道です。
SPIは、正しい知識と正しい戦略で準備すれば、決して怖いテストではありません。
・Webテストには種類がある。まずは自分が受けるテストを特定しよう。
・SPIは「言語」「非言語」の出題内容を把握することが第一歩。
・対策は大学3年の夏休みまでに始めるのが理想。でも、短期集中でも間に合う!
・参考書は1冊を完璧に。非言語は「解法暗記」、言語は「語彙力」がカギ。
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計画的に対策を進め、自信を持って選考に臨み、見事内定を勝ち取れるよう、心から応援しています!
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執筆:type就活編集部 前原可奈
株式会社キャリアデザインセンター入社後、年間20件以上のイベント企画や就活記事執筆など、type就活のサービス運営を担当。
これまでに、累計5万PVを超える記事を執筆し、就活生向けの情報発信を行う。
公式X:https://x.com/typeshukatsu
公式Instagram:https://www.instagram.com/typeshukatsu/
監修:森雅基
2009年、キャリアデザインセンターに新卒入社。6年間、広告営業に従事。大手企業中心の営業チームにて、主に大手コンサルティングファームや外資系投資銀行を担当。ボストン コンサルティング グループ、アクセンチュア、ゴールドマン・サックスなどの採用支援を行っていた経験を活かし、2015年より企業向けの商品企画やマーケティングを手掛ける。現在、type就活の事業責任者。