2025/4/25 更新 選考対策
こんにちは!type就活です。
「焦りはあるけど、何から始めればいいのかわからない」
就活が早期化する今、行動を起こしたいけど動けない、そんな不安を抱えている就活生も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、YouTubeなどで就活生のリアルな声を発信している「MEICARI(名キャリ)」さんの協力のもと、
type就活 事業責任者の森が27卒の就活生からの質問に答える形で対談を実施。(対談は1月に実施)
スケジュールの立て方、自己分析、そして早期内定まで──最短ルートで就活を進めるためのヒントをたっぷりご紹介しました。
今回の記事では、type就活が27卒向けにお届けしたYoutube特別コラボ企画・第2弾の内容をダイジェストでお届けします!
最高のスタートダッシュを切りたいあなたへ。
早期内定に近づく“戦略的スケジューリング”のコツを解説します。
<登場人物>
まゆちゃん(27卒)
アナウンサーや食品メーカーなど、将来の進路について漠然と考えているまゆちゃん。就活に対する焦りは感じつつも、何から始めればよいのか迷っている状態。就活の初期段階にいる彼女のリアルな声をお届けします。
りんちゃん(27卒)
大手企業志望のりんちゃん。就活に対して漠然とした不安を抱えつつ、まだ動き出すタイミングが掴めずにいる状態。これから本格的に就活をスタートさせようとしている就活生の代表的存在です。
あかりさん(26卒)
7月に本格的に就活をスタートし、インターンに7社ほど参加したあかりさん。8月下旬には初めての内定を獲得し、現在は最終面接を控えた本選考真っ只中。自身の体験をもとに、スケジュール管理や動き出しのポイントをアドバイスしてくれます。
森(type就活 事業責任者)
2009年、キャリアデザインセンターに新卒入社。6年間、広告営業に従事。大手企業中心の営業チームにて、主に大手コンサルティングファームや外資系投資銀行を担当。ボストン コンサルティング グループ、アクセンチュア、ゴールドマン・サックスなどの採用支援を行っていた経験を活かし、2015年より企業向けの商品企画やマーケティングを手掛ける。現在、type就活の事業責任者。
Q. 就活のスタート状況はどうですか?
森さん:就活はみんな動き出すタイミングがバラバラなので、早く動き出した方が有利です。
ちなみに、あかりさんはもう内定を持っていますよね。
あかりさん:はい、1社持っていて、8月下旬に内定をいただきました。今は本選考を受けているところで、最終面接が2社ほど進んでいます。企業さんにはオファーボックスというアプリを使ってオファーをいただき、その後選考に進みました。
まゆさん・りんさん:年内には内定を持っているなんて、やっぱり早期化が進んでいますね。
森さん:type就活でも、エージェント業務を通じて、学生の内定取得を支援しており、昨年よりも20%くらい増加しています。
あかりさん:今回は、27卒の皆さんがいいスタートダッシュを切れるよう、森さんに色々と教えていただきます。改めてよろしくお願いします。
あかりさん:まず、27卒の就活実態についてアンケート結果を見ていきましょう。
自己分析など整理しているが15%、業界・企業研究をしているが6%、ES・面接・テスト対策をしているが10%、何もしていないは68%という結果でした。
27卒就活生の周りではどうですか?
まゆさん:私の友達にはまだ就活を始めた人はいませんが、周りではこれから始めようという話が増えてきています。
りんさん:3年生になるので、春休みの期間に就活を始めようかなという人が多いですね。
自己分析や企業研究の言葉自体は知っているけど、どんなことをするのかはよくわかっていないという感じです。
森さん:就活は2つの時期に分かれます。前半はインターンシップ、後半は本選考です。
インターンを経てそのまま就活をする人もいれば、インターンはせずに本選考に入る人もいますが、今はインターンからスタートする人が多いです。
インターンシップのタイミングでどれだけ動けるかが、結構勝負の分かれ目になります。
具体的なスケジュール感としては、インターンシップの情報が解禁されるのは3月末から4月頃。
エントリーの締め切りが5月から6月にかけてあり、7月から9月にかけてサマーインターンがメインとなります。
その後、企業によってはそのまま選考が始まったり、10月以降に本選考が始まったりします。
以前は3年生になってから動き始めるのが一般的でしたが、今は2年生から活動することも増えています。
そのため、以下のような状況になっています。
あかりさん:私のスケジュールを紹介します。
7月頃から本格的に就活を始め、インターンにエントリーし、7社ほど参加して8月に初内定を獲得しました。9月前半は教育実習でストップし、後半は夏インターンに参加。9月後半から秋冬インターンの応募が始まり、10月から本格的にインターン選考に参加しました。
11月はインターン選考の面接を3回ほど受けていて、この時期は完全に中だるみしてて、結構この時期は迷走していた感じです。
というのが私の年内スケジュールですね。
森さんから見て、こういったスケジュールの進め方についてはどうですか?
森さん:そうですね、若干遅いように感じます。
これまで支援をしてきた企業の動きを参考にすると、このスケジュールだと、インターンを締め切っている会社も多いです。
となると、インターン経由でしか採用しない企業への道は断たれてしまいます。
就活生からすると厳しいな、という印象を受ける方がいるかもしれませんが、企業側からするとこの時期までに志望動機まで固めてきた子は本気度も見えるので、企業側の理屈もわかるなと思います。
りんさん:自分が行きたいなと思った企業のインターン締め切りが過ぎているのは嫌なので、早めに動こうと思いました。
まゆさん:インターンはいつ頃から何社参加しましたか?
あかりさん:8月~9月を中心に7社受けていました。1DAY~5DAYSまで幅広くありました。
りんさん:選考の優遇はありましたか?
あかりさん:ありがたいことに、ほぼ全部の企業で優遇がありました。早期選考への案内だったり、社員座談会への招待だったり。
早い段階でサマーインターンに参加をすると優遇がありました!
まゆさん・りんさん:優遇をもらうためにはどうしたらいいですか?
森さん:インターンに参加をするのが一番ですね。ただ闇雲に出すだけだと本当によくなくて、インターンに落ちたら本選考を受け付けません、という企業もあるんですね。
だから、なりふり構わず出すのはよくないが、少しでも良いなと思った企業のインターンに参加をするのが早期内定への近道になります。
森さん: 自己分析とは、自分のことをどれだけ理解できているか?ということです。
例えば、どんな時に楽しい?辛い?頑張れる?どういう背景で、どういった決断をしたのか?
ーこういったものを自分でしっかり理解しているかが大事です。
理由としては、これから社会に出て10年20年働いていくときに、「何をどうやって選ぶのか?」という基準がわからないじゃないですか。
「本当にこれでいいのか?」「自分の決断はあっているのか?」という疑問が出てきたときに自分の選択を信じるためにも、自分を理解していることがすごく大事、つまり自己分析が重要なんです。
業界・企業・職種を自信を持って選ぶときにも、自分で理解している「自分」を当てはめて考えられないと、そもそも選べないんですよね。
まゆさん:おすすめの自己分析方法を教えてください!
森さん:巷に出ている自己分析方法の本があると思うのですが、それを一冊まとめてやるっていうのが時間はかかるけど、よい。
とはいえ大変だと思うので、簡単にできる方法をお伝えしますね。
これからいくつかの質問をするので回答してください!
まずは、まゆさんが思うご自身の強みはなんですか?
その背景も質問しますね。
<まゆさんの回答>
体力的、精神的タフさがある背景としては、一番は部活の経験。
頑張れた理由は、お世話になった両親へ自分頑張っている姿を見せて喜んでほしい、というものが価値観としてある。
これらを整理してどういった仕事であれば頑張れるのか?という視点で掘り下げていくと、自分が希望する業界や職種への解像度が上がるんじゃないかなと思いました。
例えば、淡々と作業をする仕事よりも、自分のやったことで相手が喜んでいることが目に見える仕事のほうがいい、等。
メディアに行きたいのは、今やっている取材の活動から来ているのかなと思うんですが、
食品のところでいくと、体力をつけることの大切さがリンクしているんじゃないかと思いました。
あかりさん:自己分析って大学時代のことを振り返ることが多いと思うんですが、幼少期から振り返ることって大事なんですか?
森さん:私は大事だと思っています。価値観は変わると思っているからです。
自分のルーツはどこにあるのか?を考える時に、大学はすごく最近。例えばガクチカって大学高校までしか書いてはいけないという人もいるが、全然そんなことはないと思っています。
自分の決断の背景やポイントを整理することが大事なので、幼少期から振り返っても全然いいです。
それでは、次にりんさんが思うご自身の強みはなんですか?
<りんさんの回答>
森さん:ご自身で出していた「忍耐力と継続力」というより、
質問を通して目標に対してすごくまっすぐ進むことができるというエピソードがあったので、目標ファーストで行動できるのが強みなのではないかと思いました。
りんさん:自分の強みの中で、目標に向かってまっすぐ、という部分は考えたことがなかったので、対話してくうちに見えてくる強みがあると思いました。
"自分には見えていない自分"を他の人に見つけてもらうっていうのは大事ですね。
森さん:手法の1つに他己分析っていうものがあります。
自分で思っている自分と周りが思っている自分って違うものだと思うんですよね。
自分の理解は大事だという話をさせてもらったんですが、世の中に出ると自分の評価は周りがするんですね。だから自分の評価は周りから見たら関係がないんですよ。
そういった意味でも、自分が人からどう見られているのかを理解するっていうのは、別の軸で大事だったりします。
他の人に聞いて返ってきた回答が納得できるものだったら考えてみるのはありなんじゃないかと思いますね。
仮に納得できなかったとしても、複数人から同じ回答があがってきたらそれは「自分ってそうなのかもしれないな」って考えることも必要ですよね。
あかりさん:弱みとかネガティブ面を見つけるのは結構難しいし、プライドも捨てなきゃいけないから、そこを他人に聞くと見つけやすかったかなーって思います。
森さん:弱みの理解も大事ですね。
弱み=課題じゃないですか。そこに対してしっかりと向き合えているか?が結構重要です。
課題に対して目をつぶって行動をしているといつか痛い目を見ますし、
この子ってこういう課題あるな、でも理解していないなっていうのは伝わったりするので、自分で理解し向き合うとよいです。
弱みは角度を変えると強みにも変わります。このあたりは自己分析が進むと分かってくるんじゃないかなと思います。
あかりさん:よく「なぜなぜ分析」って聞くと思うんですが、あれは何回「なぜ」を質問して掘り下げたらいいですか?
森さん:そうですね、5回やって全部答えきれるんだったら、その自己分析で出てきた答えは本物ではないかと思います。
森さん:サマーインターンに参加をする。とはいえ、企業・業界はどうしたらいいの?という悩みは生まれると思います。
type就活を使っていただければ、視野を広げたり、企業や業界を絞り込むきっかけができますので、ぜひ!
まゆさん:早期内定が出やすい企業はありますか?
森さん:早期内定が出やすい企業は、正直企業によって異なりますが、コンサル・外資系金融・ITは比較的早く、12月くらいには内定が出やすいって感じですね。
あかりさん:志望をしていない企業も受けるべきでしょうか?
森さん:企業側はやってほしくないと思いますが、
受けてみてから「この企業は自分がやりたいことが実現できるかも」と思ってくるかもしれないですし、選考先での良い出会いがあるかもしれない。
最初から業界を絞るよりもなるべく多くの企業や業界を見たほうが良いです。
まゆさん:早期内定をもらったら決めなければいけないのでしょうか?
森さん:すごくいい質問ですね。決めなきゃいけない、と言いたいところですが、全くそんなことはないです。
自分が納得するまで、就職活動はしたらいいと思います。
ただ、気を付けた方がいいのは、内定承諾をしたのに就活を継続すること。誠実さに欠けるので、辞めたほうがいいです。
承諾期限が先に来てしまうようであれば、内定を辞退するか、人事側に「どうしてもA社と比較をしたい。決めきれないから猶予が欲しい」と伝えるのもあり。
人事によりますが、「わかったよ」と言ってくれるところもあります。
あかりさん:私も8月くらいには内定をもらっていたけど、その企業は本当に優しくて、
「思いのまま就活を続けてください、もしご縁があったらよろしくお願いします」と言ってくれたので、気兼ねなく就活を続けることができました。
8月の時点で決めてしまうのがものすごく不安だったから、企業さんが優しい方で本当によかったなと思っています。
あかりさん:今日は話を聞いてみてどうだった?
りんさん:就活は全体的に動き出しがすごく大事なんだって思いました。
自己分析も少し深堀りをしていただいて、全部ひとりでやろうと思わずに、type就活のようなサービスも利用して、就活を進めていこうと思います!
まゆさん:早めに動くっていうことが大事とのことだったので、テストが終わったらすぐに動いていこうと思います!
自己分析のやり方も教えていただいたので、そのやり方を参考にしつつ本を1冊買って進めていこうと思いました。
森さん: これから就活をする27卒の子たちは、この前入学したばっかりでもう就活!?と思うかもしれませんが、自己分析や企業・業界研究は早めにやっておいて悪いことはありません。
今日お伝えしたことをぜひやっていただいて、自分が行きたい会社・業界に行っていただければと思いますので、頑張ってください!
>>>YouTubeで動画を見る
スケジュール通りに進めるだけでなく、効果的に準備を行いたい場合は、就活イベントへの参加がおすすめです。
type就活では、様々なニーズにあわせたイベントが沢山開催されています。早めの段階から就活イベントに参加し、有利な就職活動を始めてみましょう。
■選考対策イベント・合説の情報はこちら
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■就活を有利に、余裕を持って進めたい方へ!
就活はやることが多く、情報も溢れているので、その中から本当に自分に必要な情報だけを取捨選択していくことは、非常に大変だと思います。
そのため、「就活生のスケジュールに合わせたイベント情報・大手企業からのスカウト、インターン情報や選考情報」を効率よく手に入れられる、というのが理想的ではないでしょうか?
type就活では、そんな忙しい就活生のために、必要な情報を皆様にまとめてお届けしています。
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興味のあるイベントやインターンシップ、選考情報があれば、ぜひエントリーください!就活生のスケジュールに合わせて情報を発信していますので、「もっと早く動けばよかった…」ということがなくなるでしょう。就活を少しでも有利に、余裕を持って進めたい方は、ぜひtype就活にご登録ください!
執筆:type就活編集部
「就活の本質を考える」type就活の編集チーム。
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公式Instagram:https://www.instagram.com/typeshukatsu/
監修:森雅基
2009年、キャリアデザインセンターに新卒入社。6年間、広告営業に従事。大手企業中心の営業チームにて、主に大手コンサルティングファームや外資系投資銀行を担当。ボストン コンサルティング グループ、アクセンチュア、ゴールドマン・サックスなどの採用支援を行っていた経験を活かし、2015年より企業向けの商品企画やマーケティングを手掛ける。現在、type就活の事業責任者。