2024/12/12 更新 選考対策

【26卒・27卒】ライバルに差をつける!志望動機作成の極意

  • 2026卒
  • 2027卒
  • 26卒
  • 27卒
  • ES対策
  • コラム
  • 初心者向け
  • 就職活動
  • 志望動機
  • 自己分析
  • 選考対策
  • 面接対策

こんにちは!type就活です。
既に選考を受けた方も、これから受ける方も「志望動機」を作るときに頭を悩ませたのではないでしょうか?
この記事では、新卒採用における企業が求める志望動機の本質と、効果的に志望動機伝えるためのポイントを丁寧に解説しますので、安心してください。

志望動機は単なる文章ではなく、自分と企業を繋ぐ大切なツールです。
この記事を通じて、自信を持って自己アピールできる志望動機の作り方を一緒に学んでいきましょう。
「自分の熱意をどう伝えればいいのか」「何を書けばいいのか分からない」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!


▼企業説明会・選考対策オンライン合説の情報はこちら!
>>>イベントの確認をする

▼インターン・選考情報はこちら
>>>インターン・選考にエントリーする

ここで差をつける!志望動機作成の極意 目次

「志望動機」で企業が見ているポイント

新卒の就職活動において、志望動機は採用担当者があなたを評価する最も重要な要素の一つです。
その証拠に、ESだけでなく履歴書にも志望動機を記入する欄があります。

しかしただ企業の魅力を語るだけでは、印象に残る志望動機とはなりません。
では、採用担当者は実際にどのようなポイントを重視しているのでしょうか?
以下で3つのポイントをお伝えします。

1. 企業や職種への理解度、志望理由の深さ

採用担当者は、就活生が自社をどれだけ理解して応募してきたのかを重視します。
表面的な理解ではなく、深い洞察具体的な関心を示すことが求められます。

〈チェックポイント〉
■企業理解の具体的な観点
・企業の事業内容や特徴を具体的に理解しているか
・その業界の課題や動向についての知識があるか
・志望職種の具体的な業務内容を把握しているか

■応募の明確な動機
・なぜその企業・職種を選んだのか、具体的で納得できる理由があるか
・企業研究の深さ(例:会社説明会への参加、OBOG訪問等での社員との対話など)

2. 熱意、モチベーション

採用担当者は、入社後も持続的に成長し、活躍できる人材を求めています。
そのため、就活生の熱意とモチベーションの理由を確認したいと考えています。

〈チェックポイント〉
・その仕事に対する情熱が具体的なエピソードで語られているか
長期的なキャリアビジョンが描けているか
・入社後にどのように貢献したいかという具体的なプランがあるか
・困難な状況でも諦めない姿勢が伝わるか
自己成長への意欲が感じられるか

3. 企業との価値観・ビジョンと一致しているか

採用担当者は、長期的に活躍できる人材を探しています。
そのため、就活生と企業が求める人材像との一致度を確認します。

〈チェックポイント〉
・企業の理念や価値観への共感が具体的に語られているか
・自身の価値観や経験が企業文化に合致しているか
・企業の将来ビジョンに対する理解と共感があるか
・自身の強みが企業のニーズと合致しているか
・企業の課題解決にどう貢献できるかが明確か

志望動機を作る前にやるべきこと

説得力のある志望動機を書くためには、十分な準備が欠かせません。
特に重要なのが以下の4つの準備と、それらを踏まえた将来の活躍イメージの構築です。
この準備により、あなたの価値観や経験企業選びを強く結びつけることができ、他の就活生との差別化も図ることができます。

1. 自己分析:志望動機の核となる自己理解

企業選びの理由を「自分らしさ」で説明できるようになるために必要です。
自分の強み・弱み、価値観を明確化し、それをどう企業で活かせるかを考えましょう。

〈チェックポイント〉
価値観の明確化
・学生時代の経験を整理
・自身の強みや課題の把握
大切にしていることの言語化

自己分析についての詳しくはこちら!

2. 業界研究:志望業界の本質理解

選考中に業界選択の理由を具体的に説明でき、熱意と理解度を示すために必要です。
業界の現状や魅力、課題を把握し、自分がその業界に惹かれる理由を具体化しましょう。

〈チェックポイント〉
・市場の動向将来性
・業界特有の課題
・求められる人材像
・主要企業の比較

業界研究について詳しくはこちら!

3. 企業研究:志望企業の深い理解

なぜその企業なのか他社と比較しながら具体的に説明できるようになるために行いましょう。
企業のビジョン、文化、事業内容、求める人物像を理解したうえで、自分と企業の価値観の共通点を見出します。

〈チェックポイント〉
・企業理念・ビジョン
・志望企業の具体的な強み
・事業内容・戦略
他社との違い

企業研究について詳しくはこちら!

4. 就活の軸を固める:自分が仕事で重視するポイントの明確化

自分の仕事に対する価値観目指すキャリアを深く理解するために、就活の軸を固めることが重要です。
具体的な自分の軸を見出すことで、志望動機をより説得力のある内容にすることができます。
後で触れますが、「本音の軸」を持つことも忘れないでください。

〈チェックポイント〉
成長機会があるか
・志望企業の社会的意義
キャリアビジョン
働き方・待遇

準備の先の重要なポイント

上記4つの準備を終えたら、最も重要な作業が残っています。
それは「自分がその企業でどう活躍できるか」という具体的なイメージづくりです。

〈将来の活躍イメージを描く際のポイント〉
・自己分析で見えた強みを活かせる場面を具体的に想定する
・業界・企業研究で把握した課題に対する自分なりの解決案を考える
企業の将来ビジョンにおける自分の役割をイメージする

これらの準備が重要な理由

なぜこれらの準備が志望動機に説得力を持たせるのでしょうか?
以下で3つの理由を紹介します。

■個性的な志望動機になる
自己分析により、あなたの価値観や経験に基づいた独自の視点が生まれます。
どの就活生でも書けるような内容」を避けられるのです。

■具体性が増す
業界研究により、表面的ではない深い理解を示すことができます。
また企業研究により、その企業だからこその魅力を具体的に伝えられるようになります。

■一貫性が生まれる
自分の価値観・経験と企業選びを論理的につなげることができ、
将来のキャリアプランまで見据えた説得力のある内容になります。


これらの準備を十分に行うことで、「なぜあなたがその企業を選んだのか」「その企業であなたがどう活躍できるのか」という採用担当者の質問に、説得力を持って答えることができます。
自分の価値観や経験に基づいた、独自性のある志望動機を作り上げましょう。

志望動機のフレーム

志望動機を書く際、多くの人が「どう書き始めればいいのか」「どんな順序で書けばいいのか」と悩みます。
そこでおすすめしたいのが、「PREP法」です。
このフレームを使うことで、論理的でわかりやすい志望動機を作ることができます。
以下で、PREP法による志望動機の基本構成を紹介します。

1. P(Point:結論)

志望動機を書く際に最も重要なのは、冒頭で「自分が応募したい理由」を明確に伝えることです。
具体的で端的な結論から始めると採用担当者の関心を引きやすくなります。

■例
○○という点に魅力を感じ、御社を志望しました」

2. R(Reason:理由・背景)

次に、業界や企業を選んだ理由を補足することで説得力を高めます。
自分の価値観とそれができた具体的なエピソードに結びつけることで、オリジナリティが増します。

■価値観が作られたエピソード例
・学生時代の体験
・影響を受けた出来事
・大切にしている考え方

■企業を選んだ理由の例
・企業研究で見つけた強み
・他社との違い
企業理念への共感
・具体的な事業内容への関心

3. E(Example:具体例)

理由を述べた後は、さらに具体的な事例を挙げて説得力を増します。
■例
インターンシップでの経験
企業説明会での気づき
・業界研究を通じて得た知見
OB・OG訪問で印象に残った話

自分の過去の具体的な経験と応募する企業の仕事内容を結びつける形が効果的です。

4. P(Point:まとめ・展望)

最後に、結論を繰り返し、選考官に強く印象付けます
ここでは1をただ繰り返すのではなく、入社後の具体的な貢献イメージも盛り込むことで熱意が簡潔に伝わり好印象を残せます

■入社後の具体的な貢献イメージの例
・活かせる自身の強み
・実現したい目標
・成長ビジョン

このようにPREP法を活用することで、志望動機における論理的な流れが明確になり、
採用担当者に「伝わりやすく、印象に残る志望動機」を届けることができます。
特に重要なのは、各セクションで「自分らしさ」を出すことと、具体的なエピソードを交えることです。
準備段階で集めた情報を効果的に組み込みながら、あなただからこその志望動機を作り上げていきましょう。

志望動機の例

PREP法を用いた志望動機の例を以下に紹介します。
本選考とインターン選考で少し異なる志望動機の作り方になっておりますので、ぜひ参考にしてみてください!

本選考での志望動機例

私が貴社を志望する理由は、企業経営のパートナーになり、企業の「底力」を引き出したいと考えているからです。
学生時代にベンチャー企業でのインターンで販促業務に従事し、「どんな売上増加施策をするにもまず資金」と、企業におけるファイナンスの重要性を肌で感じました。
その時から、ファイナンスを通して企業の可能性を引き出せる財務・会計コンサルタントに興味を持つようになりました。
企業の経営を支えるには、その企業の資金の状態を観察、分析し、改善策を提示できるパートナーが欠かせないと考えています。

貴社が出られた座談会で、「スピーディーに独自の業務改善案を提示したことで、コンサルティングを始めた期にクライアントのコストを20%減らした」と社員の方からお伺いしました。
このように顧客に独自のソリューションをスピーディーに提供できるのは貴社独自の強みであると感じました。
貴社でなら変化する企業のニーズに素早く対応し、ファイナンスを通して企業の力を引き出せると考え、貴社を志望しております。

私は学生時代に傾聴力で周りを巻き込んで施策を成し遂げた経験があります。
他部署の協力が必要になる際や顧客にソリューションを提案する際に、私の強みである傾聴力を活用して信頼関係を築き、貴社とクライアントに貢献します。

インターンでの志望動機例

私は御社の、どのビジネスコンサルタントよりもクライアントに寄り添う姿勢を魅力に感じ、インターンシップに応募します

大学では経営学のゼミに所属しており、企業とのプロジェクトを行った際に現場で共に課題を解決していく過程に興味を持ちました
御社の戦術の立て方のノウハウを学ぶことで、より具体的に将来働くイメージを持ちたいと考えています。
特に課題を解決するための戦術を立てるにはどのような情報をどのような手法で取ってくるのか、どのような人と連携して課題を解決していくのか等をプログラムを通じて体感することで、
自身のコンサルタントとしてのスキルを、学生時代から高めたいと考えています。

将来は御社で得た知識・スキルを活かし、クライアントに寄り添った課題解決ができるコンサルタントを目指していきます
インターンシップを通じて御社の課題解決の一端を担いながら、自身が目指すコンサルタント像近付くように成長していきます。

志望動機を作るときのコツ・注意点

最後に、志望動機を作る際のコツと注意点をお伝えします。
優れた志望動機は、以下の3要素がバランスよく組み込まれています:
・インパクトのある結論から始まる
・本音の軸がぶれていない
・具体的で一貫性のある内容
これらのコツを意識しながら、あなたらしい志望動機を作成することで、面接官の心に残る内容にすることができます。

1. 結論ファーストで面接官の心をつかむ

■なぜ結論ファーストが効果的なのか
面接官は多くの志望動機を読んでいるため、最初の数行で興味を引けるかが要です。
また、志望動機が印象に残りやすくなり、続きも読んでもらいやすくなります。

■具体的な実践方法
志望理由を一文で表現する。
例:「御社の○○事業で、△△を実現したいと考えています」

PREP法で志望動機を作る場合、結論に至った理由は後で詳しく説明するので、
まずは面接官に読んでもらうことを念頭に置きます。

2. 就活の軸における「本音の軸」はブレさせない

■「本音の軸」を持つ重要性
「本音の軸」は入社後のミスマッチを防ぎ後悔のない就職活動をするために必要なので、妥協するのは避けましょう。
長期的なキャリアを見据える際にも、本音の希望に合わない点はなかなかカバーされません。

しかし本音をそのまま伝えると、面接官に入社熱意が伝わらなくなってしまいます。
そこで、「本音の軸」「建前の軸」に言い換えましょう!

〈「本音の軸」→「建前の軸」での変換例〉
「給与が高い」→「成果に応じた評価を求める」
「安定性重視」→「長期的な視点で社会貢献したい」
「海外で働きたい」→「グローバルな視点で価値を創造したい」
「残業したくない」→「効率的な働き方で成果を追求したい」
本音の軸を明確に記録しておき、企業選びの判断基準として活用しましょう。
建前の表現を使いつつも、本音の軸から外れないことで偽りない自分とマッチする企業に出会えます。

3. 具体性と一貫性で説得力を高める、マッチ度をアピールする

■具体的なエピソードや数字を活用する
抽象的な言葉を避け、具体的なエピソード数字を用いて説明すると曖昧さがなくなり、志望動機がより正確に伝わります。
数字の使い方については、ESの書き方の記事をチェックしてみてくださいね。
〈エピソード例〉
・インターンでの経験
・学生時代の活動
・アルバイトでの気づき
・プロジェクトでの成果

■自分を深堀する
「なぜそれをやりたいのか」「どうしてその企業でないといけないのか」を、
過去の経験や価値観に基づいて明文化しましょう。
一つの事柄について「なぜ?」を3回くらい問うと、より深掘ることができます。
〈活用例〉
・過去の経験と志望動機を結びつける
・企業の特徴と自己PRを関連付ける
・入社後のビジョンまで一貫させる

■企業のコアな部分を押さえる
企業の理念や文化、社風といった普遍的な要素を志望動機に織り込みましょう。
企業の本質的な価値観や文化を深く理解し、自分自身とどのようにマッチしているかを示すために重要です。
〈例〉
・企業研究で得た情報(経営理念や経営者のインタビューなど)を盛り込む
・企業の理念と自分の価値観・経験との共通点を示す

注意点

以下で4つの注意点をお伝えします。
■内容のオリジナリティ
採用担当者は、毎年何百、何千という数のエントリーシートを読みます。
その中で、似たような経験や志望理由では目立つことができません。
他の応募者と差別化を図るため、自分だけの視点や経験を盛り込むことが大切です。

■読みやすさへのこだわり
誤字脱字を避け、文字数や文の長さを適切に調整しましょう。
また、履歴書とESで一言一句同じ内容を書くことはやめましょう
ESの方がより具体的である方が好ましいです。
関連記事:ESの書き方

■企業研究を活用する
一時的な事業や制度ではなく、企業の長期的な価値観に基づいた志望理由の方が良いです。
短期的なマッチではなく、長期的にマッチする人材であることを示すことができます。

■入社後のミスマッチを防ぐ
「自分がやりたいこと」「なりたい像」を軸に据え、それに合う企業であるかを見極めましょう。

志望動機を作る極意 まとめ

最後にこの記事で紹介した、志望動機の作り方のポイントをまとめます。

まとめ

■採用担当が「志望動機」で見ているポイント
・企業や職種への理解度
・志望理由の深さ
・熱意とモチベーション
・ポテンシャルや具体的な貢献
■「志望動機」を作る前の準備
・自己分析
・業界研究
・企業研究
・就職活動の軸の確立
上記から業界や企業を選んだ理由を「自分の価値観や経験」とリンクさせ、将来像を持つ
■「志望動機」のフレーム
PREP法を使おう。
1. P(Point:結論)
2. R(Reason:理由・背景)
3. E(Example:具体例)
4. P(Point:まとめ・展望)
■志望動機のコツ
・結論ファースト
・「就活の軸」はブレさせない
・具体性と一貫性で説得力を高める
・企業とのマッチをアピールする

志望動機の作り方に迷ったときには、この記事に戻ってきてくださいね!

志望動機を作成中のあなたへ おすすめの記事やイベント

type就活には、就活生の皆さんに役立つ記事やイベントがあります。
記事を読んだりイベントに参加をして、皆さんのESに役立てましょう!

■おすすめの記事
自己分析のおすすめ記事まとめ
自己分析記事検索結果

業界研究のやり方解説!
業界研究記事

企業研究の疑問を解決!
企業研究記事


■おすすめのイベント
合説に参加してES対策をしよう!
P Biz

選考に進むあなたへ 就活を有利にすすめられる!おすすめイベント

スケジュール通りに進めるだけでなく、効果的に準備を行いたい場合は、就活イベントへの参加がおすすめです。 type就活では、様々なニーズにあわせたイベントが沢山開催されています。
なかには、企業研究に役立つイベントも!
早めの段階から就活イベントに参加し、有利な就職活動を始めてみましょう。

■企業による業界研究セミナーの情報はこちら
業界研究セミナーのエントリーはこちら


■選考対策イベント・合説の情報はこちら
イベント・セミナーのエントリーはこちら


■就活を有利に、余裕を持って進めたい方へ!
就活はやることが多く、情報も溢れているので、その中から本当に自分に必要な情報だけを取捨選択していくことは、非常に大変だと思います。
そのため、「就活生のスケジュールに合わせたイベント情報・大手企業からのスカウト、インターン情報や選考情報」を効率よく手に入れられる、というのが理想的ではないでしょうか?

type就活では、そんな忙しい就活生のために、必要な情報を皆様にまとめてお届けしています。

月曜:新しく公開されたイベントやインターン情報
金曜:就活で必要な情報のコラム
   ※情報が更新されている可能性がございます。予めご了承ください。
就活生の皆様は、type就活に登録をするだけ!
興味のあるイベントやインターンシップ、選考情報があれば、ぜひエントリーください!就活生のスケジュールに合わせて情報を発信していますので、「もっと早く動けばよかった…」ということがなくなるでしょう。就活を少しでも有利に、余裕を持って進めたい方は、ぜひtype就活にご登録ください!

>>>就活イベント・インターン情報を見る

選考対策で役立つ!企業理解を深めよう
業界・企業研究の選考対策記事はこちら

各業界のリーディングカンパニーの社員の声が多数掲載
業界研究一覧 (各企業の社員のインタビュー記事)

就職活動をこれから始める方におすすめ
企業研究がしたい方はこちら