2026/4/30 更新 選考対策
■就活に役立つ情報を聞くコツ
その①:調べれば分かることは聞かない
→“現場のリアル”に踏み込む質問を意識する
その②:自分の仮説をぶつける
→相手に「しっかり考えている学生だ」という印象を与える
その③:志望動機に直結する情報を取りにいく
→自分の経験と結びつけられる要素を見つけ、面接で語る材料を集める
その④:深掘りする
→表面的ではない情報を引き出す
■OBOG訪問で大事なこと
OB訪問後の振り返り
→得た情報を整理し、“選考対策の一部”として活用することが成功への近道になる
OB訪問は、企業理解を深めるだけでなく、志望動機や面接対策にも直結する貴重な機会です。
しかし、「何を聞けばいいのか分からない」「形式的な質問で終わってしまった」という声も多く、せっかくの機会を活かしきれない学生も少なくありません。OB訪問の価値は、“質問の質”で決まります。事前準備と聞き方を工夫することで、他の学生と大きな差をつけることができます。
まず大切なのは、「調べれば分かることは聞かない」という姿勢です。
企業の事業内容や基本情報をそのまま質問してしまうと、「準備不足」という印象を与えてしまいます。
ホームページや説明会で得られる情報は事前に把握し、その上で「実際に働く中で感じるギャップはありますか」「入社前と入社後で印象が変わった点は何ですか」といった、“現場のリアル”に踏み込む質問を意識しましょう。
次に重要なのが、「自分の仮説をぶつけること」です。
ただ質問するのではなく、「御社は若手の裁量が大きいと伺いましたが、実際にはどのような場面でそれを感じますか」といった形で、
自分なりの理解を前提に問いかけることで、会話の質が一段上がります。
このような質問は、相手にも「しっかり考えている学生だ」という印象を与えます。
また、「志望動機に直結する情報を取りにいく」意識も重要です。
OB訪問は単なる情報収集ではなく、面接で語る材料を集める場です。
「どのような価値観を持った社員が活躍していますか」「仕事でやりがいを感じる瞬間はどんなときですか」といった質問から、自分の経験と結びつけられる要素を見つけていきましょう。
さらに、「深掘りする力」も差を生みます。
1つの回答に対して「なぜそう感じるのですか」「具体的なエピソードを教えてください」と追加で質問することで、
表面的ではない情報を引き出すことができます。面接でも同様ですが、“一問一答で終わらせない”姿勢が重要です。
最後に、OB訪問後の振り返りも欠かせません。
得た情報を整理し、「自分の志望動機にどう活かすか」「他社との違いは何か」を言語化することで、
初めて意味のあるインプットになります。OB訪問は、ただ話を聞くだけでなく、“選考対策の一部”として活用することが成功への近道です。
執筆:採用コンサルタント 丸山 智士
大手企業を中心に、新卒採用支援に携わる採用コンサルタント。
年間200社以上の採用活動に関与し、選考プロセスの設計、求める人物像の策定、面接官研修まで、採用の全領域を一貫して支援。
大手企業の合併に伴う採用戦略の再構築や、成長フェーズにあるベンチャー企業の採用立ち上げなど、企業規模・フェーズを問わず多様な現場での成功実績を持つ。
情報発信にも注力しており、就職活動分野の人気ブログランキングで1位を獲得。
X(旧Twitter)では約8万人のフォロワーを持つ就活系アカウントを運営し、採用担当者の意思決定や評価基準といった「面接官の本音」を発信している。
また、現場経験をもとに就活生の不安を解消し、内定獲得につなげる実践的ノウハウをまとめた著書『不安を自信に変える! 就活面接〈正しい〉答えかた』を出版。
面接官視点で評価されるポイントや、学生がつまずきやすい場面での対話例を具体的に解説。
大学でのキャリア教育支援や講演、キャリアカウンセリングを通じて、多くの学生を内定へと導くとともに、
企業と個人双方にとって「納得感のある採用・キャリア形成」の実現を支援している。
【保有資格】
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー/健康経営エキスパートアドバイザー
X(旧Twitter):就活生に知られたくないっ!
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム