2022/5/11 更新

アマゾンウェブサービスジャパン(AWS Japan)

『アマゾンウェブサービス(AWS)』は、世界で最も包括的で広く採用されているクラウドプラットフォーム。スタートアップから大手企業、政府機関まで、さまざまな組織のイノベーションを促進している

私の視点が上がった瞬間

顧客課題の解像度を上げることで
影響力を与える発信ができた

  • アマゾンウェブサービスジャパン(AWS Japan)
  • インターン
  • キャリア
  • 現場社員
技術統括本部 エンタープライズソリューションアーキテクト本部
ヘルスケアライフサイエンスビジネス部 ソリューションアーキテクト
原田

幼少期からものづくりやサイエンスに強い興味を抱き、学生時代は東京工業大学の大学院で制御工学を研究する。培った知見を社会に広める仕事に魅力を感じ、2020年に新卒でアマゾンウェブサービスジャパンに入社

大学院で研究に没頭する日々を過ごしていた私が、就職活動中の企業説明やOB訪問で抱いた違和感。
それは、技術力の高さで知られる大手企業でも、実はあまりテクノロジーを使いこなせていないという事実でした。AIやIoTなどの言葉が独り歩きし、手段としての技術が先行して「何のために」という現場のニーズがおざなりになっている。あるいは、課題解決の手段である技術の理解が乏しく、プロジェクトが検証段階から実装に進んでいかない。世の中には「課題(WHY)と手段(HOW)の双方を把握して、何をするべきか(WHAT)を導く存在」が足りていないと考えるようになりました。顧客の課題にフォーカスし、テクノロジー活用の敷居そのものを下げるアマゾンウェブサービス(以下、AWS)でなら、私が感じた違和感を解消し、世の中のイノベーションを加速させていけると感じたことから入社を決めました。中でも、大企業からスタートアップまで、あらゆる領域でAWSの新たな活用方法を開拓できるソリューションアーキテクトは、まさに私が求めるポジションでした。

入社後、約半年は200種類以上あるAWSのサービスを座学で習得。その後、実際に稼働している先輩のチー
ムにOJTで参加しました。当時は、先輩の見よう見まねで技術支援をすることに追われていました。当社には、お客さまを中心に考える『Customer Obsession』という価値観がありますが、あの時は、キャッチアップで精いっぱい。お客さまの課題にフォーカスするためにも、まずは優先順位を付け、タスク整理に注力しました。業務に慣れてゆとりが生まれ、初心に立ち返った時、本当に自分がすべきことは何かを意識できていなかったと反省。振り返れば、お客さまとより深く関わることで課題を特定できていれば、もっと本質的な解決策を示せたと思います。

お客さまの課題解決を徹底すれば
世の中全体に変革が波及する

研修が終わり、配属先を選ぶ際、学生時代のロボティクス系の研究領域を活かせる業界を選ぶこともできました。しかし、実現可能性が予想できてしまう得意領域より、まだAWS活用のポテンシャルが多く残されていて業界的にも進歩が著しい予測不可能な未知の領域に貢献の余地とチャレンジングな魅力を感じ、私はライフサイエンス領域の業界を選びました。

配属されたのは、デジタルを活用し新薬を生み出すことに挑戦している、先進的な創薬企業でのプロジェクト。お客さまが求めていたのは、大幅なコストパフォーマンスの向上や、研究の分析速度を向上させるIT環境を構築することでした。IT部門の担当者や研究者から要望された要件を満たす構成を回答すれば、早々に導入が決められます。しかし、自分が本当にすべきことは、より深くお客さまの課題を把握することであると考え、研究者と何度もディスカッションを重ね、製薬研究の現場でボトルネックになっている課題が何であるか、問いを深めていきました。その結果、解析の工程の一部をAWSによって自動化できる構成を提案し、お客さまの要望を超えた今までにない研究環境の構築に成功。研究効率を劇的に改善する事例を広めるため学会に登壇して発表することもできました。

“技術でイノベーションをもたらす”ここに私は仕事の喜びを感じていますが、こうした企業や仕事を見つけるため、学生時代に行っていたことがあります。それは、自身のこれまでの行動を振り返り、夢中になったこと、楽しいと感じたことの共通点を見つけることです。その共通点から導き出せる軸があれば、自身にフィットする企業が見つかるはずです。