日本マイクロソフト2021/4/01 更新
試行錯誤に手を抜かず
課題に真摯に寄り添う。
それが難題を解く突破口
日本マイクロソフト
「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」を使命とし、Surfaceなどのデバイスからクラウドサービスまで多彩な製品・サービスを提供し、経済や社会の活性化に貢献している
慶應義塾大学大学院 理工学部 物理情報工学科卒。大学では画像処理技術について研究。2019年4月に同社のCSS(カスタマーサービス&サポート)本部に入社。お客さまアンケートの評価で一位に輝くなど活躍中
5000個の細胞から癌細胞の有無を目視で確認していくー。子宮がん検診を担うドクターが抱えるその苦労を軽減すべく、独自の画像処理技術を使ったシステムづくりに没頭した学生時代でした。研究の際に、MATLABやPythonと呼ばれる開発言語を使ったり、機械学習にも触れていたので、IT領域にはなじみがあった方だと思いますね。
就職先としてIT業界を選んだのは、ITを切り口にさまざまな業界をエンパワーメントできることに将来性やビジネスとしての広がりを感じたから。中でも、マイクロソフトの「Diversity&Inclusion」という精神はとても引かれるものがあり、ここなら自分らしく意思と裁量を持って成長していけそうだと感じ、入社を決めました。
現在所属しているCSS本部では、『Dynamics365(以下、Dynamics)』を担当するチームに所属し、製品をお使いの企業から寄せられる課題や障害に対する解決支援を担当しています。例えば、顧客から「こんなエラーが出ているけどどうすればいい?」といった連絡が入れば、ログを見ながら、どこに問題点があるのかを分析、調査します。もし製品のバグだとなれば、米国本社にいるエンジニアに連絡し、プログラムを修正してもらうことも。また、DynamicsはExcelやWordなど多彩な製品と連携できる仕様になっているため、時には他製品のサポート担当と協力しながら、平均2週間から1カ月かけ、解決に向けてリードしていきます。規模が大きい案件だと1年かけて対応する案件もあったりするんですよ。
課題解決の先導役は常に自分
介在価値を実感できる仕事
この仕事の魅力は、仕事を通じて自分の介在価値をダイレクトに感じられることだと思います。顧客の課題に寄り添い、考え、無事に解決できた時はホッとすると同時に、大きな達成感が得られます。
例えば、先日寄せられたのはDynamicsにある機能の一部を、Excelにエクスポートできないかという要望でした。残念ながら顧客が望む機能が仕様になく、別の解決法を探すことに。そもそもなぜExcelにデータを落とし込みたいのか、本当に実現したいことは何なのかといった背景からヒアリングをしてみたところ、サードパーティー性の製品を使えば解決できそうということがわかったのです。すぐに顧客へ提案しましたが、セキュリティ上、その製品は使用できないということが判明。さてどうしようとなりましたね(笑)。ただ、ここでNOを言うのは簡単。まだできることがあるのではないかと思い、同じ部署で働くExcelのサポート担当に相談してみることに。顧客の状況や実現したいことを詳細に共有し、検討を重ねていった結果、Excelに搭載されたある機能を使えばエクスポート可能かもしれないという仮説が立ちました。そこからはExcelのエンジニアの協力も得ながら実際に検証すること1カ月。無事エクスポートを実行でき、顧客が本来意図していたアクションにつなげられました。DynamicsとExcelをコラボさせた初の事例ともなり、うれしかったですね。
担当製品と顧客の間に立ち、解決をリードするのは私自身。プレッシャーもありますが、起点となれる仕事はやりがい十分です。
最近はリーダー業務でもあるアサインや他製品担当との仲介役を任せてもらえるように。年齢や性別に関係なく任せてくれる環境は就活時に引かれたカルチャーそのものです。
将来は営業職にも挑戦したいと思っているので、さらに技術的知見やコミュニケーション力を磨き、力をつけたいと思います。
妊娠~復職~子育て期の悩みに
プロが応える育児コンシェルジュ制度
妊娠、出産、産休育休を経て、いざ復職となった時に湧き出てくる「保育園はどこがいい?」、「こんなとき、職場の理解を得るには?」といった疑問や相談を、外部のプロに相談できるのが育児コンシェルジュ制度。実際に、保育園探しや子育て中の悩みを相談する社員が多く、活用率も高いそうだ