デロイト トーマツ リスクアドバイザリーは、クライアントが適切にリスクテイクし、的確に経営上の課題に対応するためのサービスを幅広く提供することで、クライアントの持続的な成長に貢献している
京都大学 大学院では医療ビッグデータを用いた研究に従事。データ分析を通じて多くの患者さんに価値を提供したいという思いと社員の人柄に引かれ入社。以降、製薬会社・病院向けの組織改革・オムニチャネル分析支援プロジェクトやシステム導入・運用プロジェクトにて活躍する
新規サービス創出から案件実行まで一貫して携わり
業界全体が長年抱える課題を変革へと導く
看護師を志して大学に進学した当時は、目の前の患者さんを助ける仕事に就くことをイメージしていました。しかし、研究室で医療×ビッグデータをテーマに研究を行っていくうちに、分析結果を通じて多くの患者さんに価値を提供・還元できるデータ分析領域に興味を持つようになりました。そんな私の進路を決定づけたのが、デロイトと京都大学が共同開催した医療データサイエンティスト育成講座への参加です。該当講座ではプレゼンテーションの機会があったのですが、私は自信のなさが故に人前で発表することに苦手意識を持っていました。そんな私をマンツーマンでフォローしてくれたのがデロイトの職員です。具体的なアドバイスを与えてくれることはもちろん、苦手を克服するための場をわざわざ設けてくださるなど、親身にフォローしてくれました。一学生であった私にさえ手厚いコーポレートカルチャーを体感できたことで、「ここであれば成長できる」と確信し、入社を決めました。
令和のナイチンゲールになりたい。入社後は統計学を武器に近代看護の道を切り開いた彼女のように、専門性を発揮できる人材になりたいとの思いで周囲に思いを発信していました。そのかいあってか希望通りヘルスケア・ライフサイエンス領域の案件へ配属され、現在は製薬会社のアナリティクス部門の一担当者としてニーズ調査の段階から手掛けるという、デロイトアナリティクスでも珍しい案件に参画しています。その中で私は分析設計からデータ分析に至るまでの全てにメインで携わることができています。
また入社から3年がたちますが、これまでには対外向けの記事執筆や新規サービスの創出など数々の案件を任せていただけました。正直、学生時代はデータ×アナリティクス領域での業務のみを想定していた節があります。しかし、デロイトアナリティクスにはコンサルタントの希望に沿いながら案件内外を問わず成長するチャンスを与えてくれる風土がありました。専門性が培われ、見識が深まっていく実感を持てることをうれしく感じています。
新規サービス創出・遂行を通じ
組織・業界全体の変革に貢献
私が最もやりがいを感じた仕事は、製薬会社向けに新規サービスの開発から実行までの一連を経験した案件です。サービス開発はR&Dメンバーが主体となりつつ、私は業界知識を駆使して開発に貢献しました。日本の製薬会社において長年の課題となっているのは、製薬会社から医薬品卸・医療機関を通して患者さんへ医薬品が流通する中で、製薬会社は医療機関に所属する医師別の売上データを把握できていないことです。これが起因となり、適切なプロモーション活動や最適な組織体制の検討、ひいては製薬会社全体のDX推進を大きく妨げていました。この医師別売上を推計するため、多くの製薬会社が機械学習を用いてきた中、私はメンバーの一人として最適化手法を用いたデロイト独自の手法を開発し、従来手法より高精度かつ柔軟性の高いモデルを構築することに成功。医師別の売上把握による戦略の緻密化にも寄与することができ、製薬業界全体の変革の一助となる経験ができました。完了後の経過を時折聞きますが、改めて携わったプロジェクト規模の大きさや意義を実感しているところです。
このように、入社してからわかることは多くあります。私の場合は新規サービス開発に携わり、当社の魅力を改めて実感できました。しかし、近年は採用イベントでの職員との交流など、企業の魅力を事前に知る機会を得られるはずです。まずはささいな疑問でも働く職員へ投げかけながら、働くイメージを膨らませてほしいと思います。
初プロジェクトにて学ぶ 自立した姿勢で参画する重要性
初参画は、4つの関連する案件が同時に進行する製薬会社向けシステム開発プロジェクト。主担当として現場をリードする先輩の背中から、業務の進め方だけではなく、主体的な姿勢で取り組む大切さを学べました
主担当に抜てきされたことで生まれた強固な責任感
引き続き製薬会社向けシステム開発案件に参画する中、体制変更により現場をリードすることになりました。クオリティーを重要視する先輩方のように、責任感を持ってプロジェクトを完遂させることができました
すれ違いにより改めて実感した寄り添う姿勢と俯瞰する大切さ
とある分析結果がクライアントの想定と異なった際に、差異の理由を説明できなかったことがあります。説明責任を果たせなかった悔しさから、クライアント目線と全体俯瞰をより重要視するようになりました
新規案件の創出・遂行を経験し ニーズをつかむ意識が芽生える
分析では目標とする精度に達することも大切ですが、クライアントのニーズを踏まえた観点を持つことも重要です。新規サービス開発から導入までを担当した案件では、クライアントと目線を合わせることでプロジェクトを成功に導けました