トップカンパニーで働く先輩たちに聞く!
そもそも、インターンシップって何?
「インターンシップ」って、どんなことをするの? 一体、何のために参加するものなんだろう? そんな疑問を持っている人も多いかもしれない。そこで今回は、トップカンパニーで活躍する先輩たちに、過去の体験談と、インターンシップ参加を有意義なものにするコツを聞いた。
中堅・中小企業を中心に企業が抱える経営課題の解決に加え、不動産コンサルティング事業、教育研修関連事業、事業承継ファンドの設立・運営および投資・ファンド事業を展開する総合コンサルティングファーム
並行して、財務諸表や企業沿革などの基礎情報を基に、赤字の原因分析や改善案を模索しました。メニューの刷新やSNSでのプロモーションなど、顧客数増加の観点で思いつくアイデアが売り上げ拡大につながるかを立証する。施策が必ず黒字化につながる確実性はなく、客観的に実現の可能性を判断するために、数字での落とし込みが必要でした。さらに、今ある情報を基に経営指標を設定し、黒字化を実現するまでのプロセスを作り上げる。正解が分からない中で、自ら指標を作り、数字で立証しながら突き進む地道な過程こそ最も困難で、コンサルタントの泥臭さだと気づかされました。
チームで議論を重ねた結果、提案したのは、サイドメニューを充実させ客単価を上げるということ。しかし、社員からのフィードバックは「赤字店舗の撤退が優先」という内容でした。店舗撤退は議論の中でも検討されましたが、社長は否定的だったため、あえて避けていました。しかし、一刻も早く赤字を脱却し、事業を持続させるためには、新たな施策を投じる前に社長を説得し、赤字店舗を撤退することが必要不可欠だったのです。否定的だった社長に対し、一度の撤退で黒字化すること、撤退により全ての従業員の雇用が守られることなどを合理的に数字で立証する一方で、チーム全員で熱意を伝える。最終的に納得いただき、金融機関へのプレゼンを成功させました。
躊躇う提案でも、根拠を数字で示し、経営者と膝を突き合わせ続ける。課題解決におけるプロセスの泥臭さこそが当社のコンサルタントの本質であり、企業の命運を分ける使命の重さに伴う達成感こそが醍醐味だと感じました。
たった3日間という限られた時間の中で実務同様の難易度の高いプログラムを全うできた経験は、困難な状況でもやり抜ける力が自分にあるという新たな一面に出会わせてくれました。