2024/9/27 更新
20代29人に聞く
働く醍醐味

私が仕事に熱中する理由

仕事で圧倒的な成果を出したい。

経験を積んで、専門スキルを身に付けたい。

では、いち早く成長を遂げたトッププレーヤーたちは

どう仕事に取り組んできたのだろう。

注目企業の若手社員が、仕事の魅力を実体験を交えて語る。

村田製作所

自らキャリアを切り開きながら
まだ世の中にないビジネスを生む喜び

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データ戦略推進室 データサイエンス2課
スペシャリスト
村本裕貴
北海道大学工学院応用物理学 量子機能工学研究室で修士課程を修了し、2019年に新卒で村田製作所へ入社。品質保証部へ配属後、20年5月にデータサイエンス課へ異動。現在は海外向けの新規センサ開発のAI担当としてプロジェクトへ参画。プロトタイプ作成から海外検証まで幅広い領域でデータ分析・活用に携わる

仲間と共に同じゴールを目指す実験の楽しさに気付いた大学院時代。社会に出ても同じ楽しさを味わえる会社を探し、村田製作所のインターンシップへ参加しました。そこで品質解析部門の先輩と共に、不良が発生した部品を現地で確認する出張を経験。大学院の研究室でも、事象を目で見て、手で触れて判断する重要性を感じていたため、「現地現物」を大切にする姿勢に共感したのです。トップクラスの世界シェアを誇る製品を生み出す技術力にも引かれ、入社を決意しました。

入社後の工場実習では、電子部品の検査工程を担当。品質追求のために顕微鏡とピンセットで部品を確認する難しさを実感すると同時に、繊細な作業を正確に行うには、AI画像処理が有効だと感じ、AI技術の応用に一層興味を持ちました。そこからは自主的に学び、社外のAIコンペにも参加。実習後の配属は品質保証部門でしたが、品質向上のためには、データ解析を用いた課題解決の推進が、全社的に必要だと思い、AIを扱う仕事に携わることを提案し続けました。村田製作所は、先を見据えた自律的な従業員の発信を応援するボトムアップの環境が特長です。私は自らAI技術展示会に参加し、独学でスキルを磨き続けました。その結果、入社2年目にAIの業務を行うデータサイエンス課へ挑戦する機会に恵まれたと思っています。

課題発見力と技術力を掛け合わせ
海外顧客向けプロジェクトに参画

データサイエンス課で最初に手掛けたのは、社内で蓄積されたデータを用いたAIシステムの製作です。初めはコードの書き方やプロジェクトの進め方を覚えることに必死でしたが、知識が身に付いてからは、有用なデータを取得すればAIの精度を向上させられる手応えを得ました。そんな実感が芽生えたころに担当したのが、現在参画する海外顧客向けの社会課題解決プロジェクトです。私が携わるのは、CO₂やPM2.5などの環境データを収集できるセンサに搭載するAI機能の開発。環境問題の解消につながるプロジェクトの最適解をゼロから検討する必要がありました。そこで、品質保証部門で培われたお客さまとの課題形成力を活かして、顧客ニーズや課題を抽出。今では、自ら業務の進め方を考え、社内外の専門家たちの知識を結集し、プロトタイプの作成を推進しています。

業務を通じて、センサやクラウドなどの周辺知識も身に付きました。今後の目標は、プロフェッショナルとして、村田製作所の技術力とAIを掛け合わせ、社会課題を解決する価値貢献を行うこと。現状は画像・映像解析が専門分野ですが、AIのキャリアを切り開いたときのように、他分野へも自分の可能性を広げられると確信しています。

制作担当/佐藤諒

やって分かった仕事の魅力

現地に行き現物を見て触ることで
より良いモノづくりを実現する
モノづくりとAIを掛け合わせた
データビジネスを推進できる

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