2018/10/27 更新 Dell Technologies

【Dell EMC】ストレージとソリューションを核に デジタル変革の新基盤を構築する

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Tech領域で仕掛ける「Newチャレンジ」を一挙公開!
日本の未来を変える、最新ビジネストレンド
近年、「デジタルトランスフォーメーション」という言葉が注目を集めている。人工知能やIoTなど、先端技術の活用によってビジネストレンドは一変し、世の中には新たな価値が数多く誕生。テクノロジー領域の進化を担う企業の成長は目覚しい。そんな、“日本の未来を変える”現場で働く技術分野のプロフェッショナルたちは、何を見据え、どんな挑戦に挑んでいるのか。各社のミッションを聞いた。

Dell EMC

執行役員
グローバル デプロイサービス事業本部長 山口浩直氏

やまぐち・ひろなお/外資系大手IT企業にて、アプリケーション・データベース設計・開発な どを数多く手掛け、大規模インフラ基盤構築・統合プロジェクトなどのビッグプロジェクトに おけるPMとしてもチームのビジネスをリードし、新規技術やソリューション提供に取り組む。 2014年に、同社のストレージにおける専門性の高さ、マーケットシェアの高さに引かれ、プロ フェッショナルサービス事業の事業本部長へと転職。同社の事業成長・拡大を担うと共に、エ ンジニア一人一人が働きやすく、モチベーションを高められる職場環境作りに従事している

コンピューターにデータを保存しておく装置であるストレージ製品を扱う世界最大級のベンダーとして、常に業界をけん引してきたEMC。高性能なハードウェアを武器に、世界市場でトップレベルのシェアを維持してきたDell。両社の統合により、サーバー、ストレージ、ネットワークなどのハードウェアからソフトウェアに至るまでを一手に担える、他に類を見ない総合的なITベンダーとしてDell EMCは誕生しました。あらゆる顧客がデジタル化を進める上で必要なすべてを提供するという経営戦略を実現すべく、挑戦的な事業展開を続けています。
近年、IoTやAI、ビッグデータなど、デジタル変革が急速に進んでいますが、AIに必要な機械学習やディープラーニング、ビッグデータを活用したサービス創造の根幹を支えているのは“情報”です。膨大な情報をいかに効率的かつ安全に蓄積するかということが、先端テクノロジー活用の成否を左右します。ストレージの分野で世界をけん引してきたEMCにとって、AIやビッグデータの台頭は、まさに大きなビジネスチャンスであることは間違いありません。さらに、Dellのサービスが加わったことで、データ運用におけるシステムソリューションを包括的に提供できるようにもなりました。AI、ビッグデータを根底から支える私たちのビジネスは、いわば顧客の新たなビジネス創造に大きく寄与していると言えるでしょう。
データの保存・運用においては、クラウド技術が主流になりつつありますが、日本ではオンプレミスが根強く残っています。そのため、ストレージ製品単体の機能的進化は必須であり、それを実現することで、当社は銀行系・通信系大企業のミッションクリティカルな領域をカバーしています。その代表的な技術がオールフラッシュのストレージ。フラッシュ化のニーズを先取り、製品の開発と展開を進め、誕生した主力製品が『VMax』。電源が切れても情報が消去されないフラッシュの特性と大容量のデータを高品質に保管できる長所を併せ持ったこの製品は、トップクラスのシェアを獲得しています。また、ビッグデータの活用が進めば、扱うデータが飛躍的に増大すると共に、データが構造化されていないという課題も顕在化しますが、非構造化データを管理・分析することに適した『Isilon』を生み出すなど、新たな技術、課題に適応したストレージ開発を続けています。


コンバージドインフラによるソリューション提供を加速させる

ストレージサービスと共に、今後経営の軸となるのが、コンバージドインフラです。コンピューティングやストレージ、ネットワーク、サーバー仮想化などデータセンターの主要な4つの要素を一つに統合したシステムで、当社はそれに一早く注力し、国内外でシェアNo.1を達成。この技術こそ統合によって成し得た新たなビジネス領域です。これにより、顧客のデータ関連のIT領域を最適化させるソリューションを最上流から提案できるようになったことで、100億円以上のビッグプロ ジェクトの増加につながっています。
代表例は、電力系大企業のITインフラ変革プロジェクト。同社のインフラは多数のベンダーで構築されており、製品一つ一つが優れていても、互換性やシステム全体の最適化という観点では、導入・運用などに高いコストがかかっていました。この課題を解決する技術こそ、コンバージドインフラです。一つで多機能を持ったコンバージドインフラを導入することで、機能性・利便性を上げながらコストを下げることに成功。削減コストは年間100億円にも及びます。
この経験は、当社がビッグプロジェクトの上流からソリューション提供できるという自信を得ただけでなく、社外に対して、Dell EMCの実力と成長戦略を明確に示す結果となりました。今後、ますますニーズが拡大することが予測されるコンバージドインフラだからこそ、社会に対する影響力も増大すると確信しているため、ソリューションサービスに注力し、発展させる戦略を描いています。
しかし、時代が移り変われば、コンバージドインフラなどの先端技術も淘汰され、別の技術が取って代わるでしょう。ITの進化に置きざりにされないためにも、常にニーズや最先端技術をキャッチアップすることが必要です。
当社が今後も世の中に価値を提供していくためには、幅広い知識に加え、得意領域を持つT字型人材が求められます。その点において、グローバルな社風で多岐にわたる最先端ハードウェアを使ったビッグプロジェクトを手掛けられる当社は、T字型人材輩出に最適な環境と言えるでしょう。環境が人を育て、優秀な人材がニーズをキャッチし続けることで、当社の成長スピードは常に加速していきます。AIやビッグデータなどの最新技術が注目されても、ITの根幹を支える主軸がハードウェアであることは変わりありません。当社の歴史の起点であるストレージの進化と、統合によって生まれた強みであるソリューションの両軸を磨き続け、デジタル変革における新しいプラットフォームを構築し、世の中の新ビジネス創造に貢献します。

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