入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。
二輪車、四輪車などの研究・開発・製造・販売開発を行う。二足歩行ロボット「ASIMO」など人々の想像や期待を超えるモノを創出するメーカー
インターンシップの中でも、当社の社風をよく表しているのが社員や同じグループの学生と行うワイガヤです。ワイガヤとは、夢や理想などについて年齢や役職を超えワイワイガヤガヤと議論する当社独自の文化。「ASIMO」をはじめ、今まで当社が世に送り出してきた数々のイノベーションもワイガヤから生まれました。
ワイガヤに参加する際に実践してほしいのは学生と社員、双方の視点から発信する意識を持つことです。あなたが発信した、枠にとらわれない学生ならではのアイデアが、他の参加者や社員に磨かれ、実現可能な魅力あふれるアイデアに変化していく過程を体験することができます。一方で他の学生から出たアイデアに対しては、新しい商品やサービスにつなげるという社員視点を持って意見してみてください。専門性が異なる個人が集う場で意見を伝えることを通じて、自身の強みを発見できるだけでなく、新しい価値を生み出す経験ができます。一つのアイデアの可能性をみんなで追求し、全力でスパイラルアップさせていく姿勢とマインドに当社のDNAが詰まっています。
インターンシップの最後には5日間の経験を振り返り、自分と当社の価値観を改めてすり合わせましょう。参加中の経験をふまえて、当社があなたにフィットしているか見極めてください。
さまざまな強みを持つ社員や仲間たちと共に、意見を遠慮なく発信する文化を体感してください。この文化が自分にとって心地いいのか、そうではないのか、自身と向き合い検証してみることが大切です
社員や仲間の話を聞いて価値観が変わることがありますが、それは良いことだと思っています。インターン中はもちろんのこと、終了後も都度価値観の構築を訓練することで自分の価値観に磨きをかけてください