2020/6/5 更新 Honda

学生と社員、双方の視点で議論に参加してみる

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入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。

本田技研工業(Honda)

二輪車、四輪車などの研究・開発・製造・販売開発を行う。二足歩行ロボット「ASIMO」など人々の想像や期待を超えるモノを創出するメーカー

人事部 採用グループ 小野塚 優さん
人事部
採用グループ
小野塚 優さん

二輪・四輪・航空機・ロボット技術などあらゆる分野の製品開発により、世界の人々に驚きや感動を提供する本田技研工業。営業、購買、人事など当社を支える多様な職種の業務や部署の雰囲気を詳細にお伝えするために、5日間にわたる職種別のインターンシップを開催しています。プログラムとしては、初めに会社説明や自己分析を行い、業務体験をスタート。先輩社員より業務や製品理解などのインプットを受けた後、身に付けた知識を活かす課題解決型のグループワークに取り組みます。最終日に先輩社員や部門長にワークの成果を発表し、今回の学びを今後に活かすための振り返りをして終了です。

参加職種により内容はさまざまですが、共通するのは皆さんをお客さまではなく仲間として受け入れる姿勢。代表的なのは、インターンシップ中に実務に参加するプログラムがあることです。

例えば海外営業のインターンシップは、日本製部品を海外輸送する現場に立ち会います。積載効率アップがコスト改善につながることが分かり、リアルな業務の一端を垣間見られるはずです。他にも人事は採用セミナーの運用、購買は外部との打ち合わせなどに同席します。普段通りの働く姿が見えるため、業務理解だけでなく社員の雰囲気や社風まで幅広く吸収できるでしょう。

年次や役職に関係なく本音で意見をぶつけ合える

インターンシップの中でも、当社の社風をよく表しているのが社員や同じグループの学生と行うワイガヤです。ワイガヤとは、夢や理想などについて年齢や役職を超えワイワイガヤガヤと議論する当社独自の文化。「ASIMO」をはじめ、今まで当社が世に送り出してきた数々のイノベーションもワイガヤから生まれました。

ワイガヤに参加する際に実践してほしいのは学生と社員、双方の視点から発信する意識を持つことです。あなたが発信した、枠にとらわれない学生ならではのアイデアが、他の参加者や社員に磨かれ、実現可能な魅力あふれるアイデアに変化していく過程を体験することができます。一方で他の学生から出たアイデアに対しては、新しい商品やサービスにつなげるという社員視点を持って意見してみてください。専門性が異なる個人が集う場で意見を伝えることを通じて、自身の強みを発見できるだけでなく、新しい価値を生み出す経験ができます。一つのアイデアの可能性をみんなで追求し、全力でスパイラルアップさせていく姿勢とマインドに当社のDNAが詰まっています。

インターンシップの最後には5日間の経験を振り返り、自分と当社の価値観を改めてすり合わせましょう。参加中の経験をふまえて、当社があなたにフィットしているか見極めてください。

インターン活用ポイント

1.企業文化や社風と自身の価値観をすり合わせる

さまざまな強みを持つ社員や仲間たちと共に、意見を遠慮なく発信する文化を体感してください。この文化が自分にとって心地いいのか、そうではないのか、自身と向き合い検証してみることが大切です

2.思いの変化を捉え価値観の再構築の訓練をする

社員や仲間の話を聞いて価値観が変わることがありますが、それは良いことだと思っています。インターン中はもちろんのこと、終了後も都度価値観の構築を訓練することで自分の価値観に磨きをかけてください

インターンinfo

企業文化の体感、将来の夢の発見などをテーマにした、実践型の5daysインターンシップを職種ごとに用意。希望職種未定の人には、興味がある職種への参加を推奨している。また、ワイガヤ体験ができる1dayワークショップもある


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