野村総合研究所(NRI)2021/5/14 更新

あらゆる技術を活用したDX支援により
多様化するビジネス領域に新たな価値を共創する

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リーディングカンパニー37社の人事に聞く
学生が知らない成長企業の真実

就職活動に臨むにあたって、企業研究を行う学生は多いだろう。その時に気になるポイントの一つが、会社の成長性だ。では、会社の成長とは何か。その成長を支えるものとは何なのか。そして、成長企業に新卒入社し、働く醍醐味とは……? 国内リーディングカンパニー37社の人事・採用担当者に、各社の事例で“成長企業の真実”を聞いた。

※この記事は特別冊子「インターンシップ・ラボ2021」のweb転載です

野村総合研究所

各業界のリーディングカンパニーに対して、経営・事業戦略の立案や実行支援を行う経営コンサルティングと情報システムの企画から運用まで行うITソリューションの両軸を提供している

人事部採用課  課長
藤田恭平

経営コンサルティング事業とITソリューション事業の両軸で、社会に新たな価値を創造し続ける野村総合研究所(以下、NRI)。近年、この二つの事業を行う企業が増えてきましたが、NRIはその先駆けとして30年以上にわたってサービスを提供しており、この両軸が密に連携を取る「コンソリューション」という独自のビジネスモデルを展開しています。

今回紹介するのは、主にITソリューションの領域です。金融業界に強みを持ち、新たなプロダクトやサービスで業界を支援してきましたが、それは一側面に過ぎません。お客様は、小売、通信、製造業など多種多様な業界のリーディングカンパニーが中心。長い歴史の中で培ってきたノウハウを新たな業界にも適用しながら、業界最高品質のソリューションを提供し、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を支援してきました。しかし社会のデジタル化が急速に進む中、ITは単なる効率化のためのツールだけでなく、ビジネスの中心に据えられる存在へと変化し、お客様のニーズも多様化しています。そこで強化しているのが、ビジネスモデルの変革やサービスを創造するDXです。ソリューションの提供はもちろん、お客様と合弁会社を設立し、プラスの相乗効果を生み出す取り組みにまで広がります。例えばKDDIデジタルデザイン株式会社。新たなビジネス創造を目的にKDDI様とタッグを組み、システムインテグレーション力と次世代ネットワーク、IoTプラットフォーム構築力などを活かし合って、自動車メーカー向けのコネクティッドソリューションの提供などに取り組んでいます。また、JAL様との合弁会社JALデジタルエクスペリエンスも設立。さまざまな業種の提携企業とのコラボレーションを通して、データアナリティクスやAIを活用した新しい旅や体験を共創している事例です。他にも、従来のニーズから始まるシステム開発だけでなく、シーズ発想のDXの取り組みも生まれています。例を挙げると、現代アートの国際展でのXR技術(※VR/仮想現実やAR/拡張現実などの総称)を用いた、新しいアート体験の創造です。XRで何かできないかという発想から始まり、街のブランディング向上にもつながるような成果へと発展しました。

会社のさらなる成長は“人材の多様性”が鍵

このようなデジタル社会に対する新たなチャレンジは、他にもあります。若手〜中堅社員の有志が集い、新たなビジネスを創出する社内スタートアップ「Arumon」。社内外を問わないハッカソンなど、イベントの企画・運営や、歩きたばこ回避のハザードマップを表示するアプリ開発、自分らしい生き方に悩む女性を後押しするコンパクト型IoTデバイス「魔法のコンパクトMAJICO(マジコ)」の共同開発など、新たなビジネス創造に取り組んでいます。社員の新しい挑戦と意欲的な行動を実現するため、会社として、費用を含めた全面的な支援を行っています。

会社のサポートという面では、充実した教育体制や働きやすい環境も改良し続けています。教育面では、以前からあったeラーニングや社内研修に加え、DX推進に必要な先端技術を含む1万以上のコースがあるオンライン学習プラットフォームの費用支援も始めました。環境面では、コロナ禍以前より取り組んでいるテレワーク環境の整備などの働き方改革や、女性活躍推進をはじめとしたダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを進めています。取り組みの背景にあるのは、先に述べたお客様のニーズの多様化です。これらのニーズに応えるため、多様な人材が活躍する会社であることが必要なのです。ITスキルの他、コミュニケーション力や傾聴力、分析力、考察力、折衝力などさまざまな能力が活かせますので、文系・理系問わずNRIに興味を持っていただきたいと考えています。