2025/5/15 更新 就活コラム
■よくあるミスマッチとは・・・
1. 仕事内容が違う
2. 社風が合わない
3. 働く環境が厳しい
■対策方法はこの3つ!
1. 現場の生の声を聞いてリアルな業務イメージを持つ
2. 面接や座談会などで、社内の空気を肌で感じる
3.労働条件・状況について、具体的に質問する
就職活動は人生の大きなイベントの一つ。しかし、苦労して内定を獲得しても、「思っていた会社と違った」「職場に馴染めない」と、入社後わずか数ヶ月で辞めてしまうケースは少なくありません。
新卒1年以内の離職率は、実は毎年1割以上とも言われています。
せっかくの新しいスタートを後悔しないために、 「入社後ミスマッチ」を防ぐためのコツを押さえておきましょう。
就活中は「成長できそう」「やりがいがありそう」と感じて入社したものの、
実際に配属されたのは地味な事務作業や営業ばかりだったという声は非常に多いです。
会社説明会では華やかなプロジェクトの話を聞いても、最初の数年は基礎的な業務がメインというのはよくある現実です。
「若手に裁量を与える自由な社風」と聞いていたのに、
実際は年功序列が根強く、発言しづらい雰囲気だった、というギャップもよくあります。
職場の空気感は、面接やパンフレットだけではなかなか分かりにくいものです。
残業の少なさをアピールしていた企業でも、部署によっては激務が当たり前という場合もあります。
配属先次第で労働時間やプレッシャーが大きく異なることも珍しくありません。
説明会やインターンで得た情報だけに頼るのではなく、OB・OG訪問などで実際に働く人から生の声を聞きましょう。
例えば「営業職」といっても、法人向けか個人向けか、提案型かルート営業かで仕事内容は全く違います。
できる限り「具体的にどんな1日を過ごしているか」を尋ね、リアルな業務イメージを持つことが大切です。
面接時の社員の雰囲気、座談会での本音トークなどから、社風を読み取る努力をしましょう。
もし可能であれば、オフィス見学や社員交流のイベントに参加して、社内の空気を肌で感じることをおすすめします。
特に、「誰が発言しても受け止められる空気があるか」「役職に関わらずコミュニケーションが取れているか」などを観察すると、職場のリアルな文化が見えてきます。
就活中は「内定が欲しい」という気持ちが強くなりがちですが、待遇や働き方についても冷静にチェックしましょう。
採用HPに書かれた「月残業時間」「年間休日数」「有給取得率」などを確認するだけでなく、
面接で「繁忙期はどのくらいの忙しさか」「休日出勤はあるのか」など、具体的に質問することも重要です。
■目先の「内定欲しさ」に負けない
第一志望企業から内定をもらうと、どうしても「ここでいいか」と妥協しがちです。
しかし、入社後に「違った」と後悔するくらいなら、勇気を持ってもう一度自分の軸を見直すべきです。
内定はゴールではなく、あくまでスタートです。
■「どんな仕事でもギャップはある」ことも理解する
たとえ丁寧に情報収集しても、実際に働き始めれば「思ったより大変」「こんなはずじゃなかった」と感じることもあります。
大切なのは、「この仕事を通してどんな力をつけたいか」という視点を持つこと。
多少のギャップなら、乗り越えて成長することも十分可能です。
入社後に 「こんなはずじゃなかった」とならないためには、 就活中にどれだけリアルな情報を集め、冷静に自己分析できるかがカギです。
企業側の情報だけでなく、自分から主体的に「違和感がないか」を見極める視点を持ちましょう。
最後に、就活のゴールは「どこかの会社に入ること」ではありません。「自分らしく働ける場を見つけること」です。
焦らず、しっかりと納得できる選択をしていきましょう。
文:丸山 智士(就活系X(Twitter):就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
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