2018/10/27 更新 日本の未来を変える、最新ビジネストレンド

【ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング】まだ見ぬ新ビジネスのアイデアを 破壊的テクノロジーで具現化する

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Tech領域で仕掛ける「Newチャレンジ」を一挙公開!
日本の未来を変える、最新ビジネストレンド
近年、「デジタルトランスフォーメーション」という言葉が注目を集めている。人工知能やIoTなど、先端技術の活用によってビジネストレンドは一変し、世の中には新たな価値が数多く誕生。テクノロジー領域の進化を担う企業の成長は目覚しい。そんな、“日本の未来を変える”現場で働く技術分野のプロフェッショナルたちは、何を見据え、どんな挑戦に挑んでいるのか。各社のミッションを聞いた。

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング

インキュベーション事業部 マネジング・ディレクター 今野 睦氏

こんの・あつし/千葉大学博士課程を修了後、1986年から独立系SI会社や複数のベンチャー企 業において取締役を務め、2016年9月ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングにインキ ュベーション事業部長として入社。現在はSI事業部の技術顧問も務めている。これまでオブジ ェクト志向技術の普及に尽力し、得意分野は先端技術の導入について。情報処理推進機構(IPA)、 ITスキル標準センタープロフェッショナル・コミュニティITアーキテクト委員。著書(監修、共 著)は60冊を超え、雑誌への投稿も多数

国内外のビジネスシーンにおいて、「ビジネス・ディスラプション」という言葉をよく耳にするようになりました。これはつまり、企業が破壊的テクノロジーを使用し、既存の高性能・高価格な製品にとって代わる製品を生み出す現象がよく起こっているということを意味します。近年、テクノロジーの進化や、ユーザーニーズの変化に対応する中で、新たなモノが生まれるスピードは劇的に速くなってきています。しかし、それだけでは不十分。改善・改良させただけのサービスでは、もはやユーザーは満足しなくなっています。現代では、既存サービスの概念を破壊し、再構築させるような新しい仕組みが求められているのです。
今話題のシェアリングサービスUber(ウーバー)も、世の中に新たな価値観を提案し、一大ブームを巻き起こしたサービスの一つ。何十年も続いてきたタクシー業界の常識を見直し、スマホアプリを通じて利用者同士がお互いを活用するという、新たなサービスのカタチを世界に提供。アメリカを中心に話題となっています。このような、既存のサービスに捉われることなく、新たなサービスを生み出す傾向は、日本においても強くなっています。
新しいビジネスを生み出すためには、技術力に加えてクライアントと同じレベル、もしくはそれ以上の業務知識が欠かせません。そのため当社では、コンサルティングとテクノロジーのスペシャリストを揃え、ソリューションの企画・開発を手掛けてきました。
例えば、大型小売店のクライアントの場合。さらなる業績拡大を目指すにあたり、リアル店舗という売り方に固執せず、固定のユーザーを獲得する方法を求めていました。そこで私たちが目を付けたのは、実店舗に買い物に行くことができない、高齢者やワーキングママ。新たにこの層を取り込むことで、これまで以上のユーザー拡大につながると考えたのです。
当時、必要なものをネット上で買うことができるECサイトはすでに主流になっていましたが、自宅に配達されるまでには時間がかかっていました。しかし、このままでは顧客の生活に密着したサービス提供はできません。よりスピーディーに商品を供給するために、私たちは在庫管理や物流システムを見直し、スマート化。これまで本社一括で管理していた売上管理や売価管理を、店舗ごとに行えるよう、システムを再構築しました。その結果、購入した商品が注文から最短4時間で自宅に配達されるという、これまで存在しなかった、新しい買い物のカタチを具現化することができました。
一方で、新サービスにより一層注力するために、既存のビジネスフローの見直しを求めるクライアントもいます。
当時はまだ主流となっていなかったRPA、つまり人工知能や機械学習を用いて生産性を高めるテクノロジーを活用した業務改善を提案し、最初に導入したのは金融業界のクライアントでした。クリティカルな業界だからこそ、複数人を介在させ業務を行うことが当たり前でしたが、システム導入により業務を自動化。長年課題となっていた生産性を著しく高めた事例もあります。


第2のAI・IoTとなる技術を生み出す組織として挑戦を続ける

私が技術顧問を務めるSI事業部アーキテクチャグループでは、クライアントの業界やビジネス、そして市場を踏まえた最適なテクノロジーを提供することがミッション。そのために、部門をあげて新たなテクノロジーのキャッチアップに取り組んでいます。部門にはシステム開発において、分析や設計といった上流工程を担う「ITアーキテクト」や、クラウドを利用したシステム移行や、新しいテクノロジーを活用したイノベーションをリードできる「AWSソリューションアーキテクト」等、高度な資格を持つエンジニアが多数在籍。国内外の著名な研究者とのコラボレーションも推進している他、シリコンバレーに支社を設け、まだ普及していない先端技術をピックアップし、自社内に蓄積しています。
世界中の最先端技術を集め、コンサルティングにより新たな価値を創造する。ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングは、そんな技術者としての醍醐味を体感できる場所なのです。
私たちが今後取り組まなければならないのは、ゼロ・トゥ・ワンのサービスを生み出す中で、第2の AI・IoTとなるテクノロジーに出会い、次世代のUberを生み出すこと。しかし、これはそう簡単にできることではありません。
知識やテクノロジーはもちろん、多様な観点があってこそ新たなサービスが生まれるのです。アイデアを発信することが得意な人、アイデアをビジネスへと昇華させることが得意な人など、色んなタイプがいていいと思っています。
さらに、想定し得ない事態が発生するなど、挑戦には大きな壁が付きものです。そうした、ハイリスクハイリターンなプロジェクトにおいて欠かせないのが、失敗を恐れないことと、好奇心だと私は考えています。
歴史や伝統を大切にする日本企業は、どうしても新しいモノに奥手になりがちです。だからこそテクノロジーとビジネスに精通し、次の一手を切り拓く私たちの存在価値が高まっています。