インターンシップ参加×セルフチェックで準備する
「自分らしく働く」の始め方
「自分らしく働く」って素敵だけど、そもそも「自分らしく」って何だろう?働く上で自分が大事にしたいことは何なのか、何のためなら頑張れるのか、何に喜びを感じるのか……インターンシップを通して自分のことを深く知るための方法や、先輩たちが就職後に知った「自分らしく働く」への答えを紹介します。

周囲との信頼を構築し
自走できる環境で成果を発揮する

エンジニア・PM
私にとって「自分らしく働く」とは、責任と裁量を持ち、能動的にパフォーマンスを発揮することです。新たな分野に挑戦したり、難しい仕事を任せてもらい試行錯誤したりするような業務に挑戦したいと考えています。大学院での研究生活を振り返ると、与えられた課題に対して先行研究を参照して調べ、分からないことは教授や仲間に相談をしながら答えを見つけていく過程が心から楽しかったのを覚えています。この自発的な行動が、当社でのソリューションエンジニアとしての仕事にダイレクトにつながっています。当社に入社したきっかけも、興味のあったIT分野に未経験から挑戦できる充実した環境があったから。ITの基礎から習得できる研修が3カ月以上設けられており、学べることが非常に多く、思う存分、自走できそうな点に魅力を感じたのです。また、私が研究をしていたことを知った社員が当社の研究部門の社員と話をする機会をくれるなど、挑戦を応援してくれるフィールドを体感できたのが印象的でしたね。
実際に、入社後は能動的に仕事に向き合い、当社でも比較的早い入社3年目という段階からプロジェクトマネジャー(PM)に挑戦。ベテランの先輩と共に2名体制という小規模なチームに参加し、プロジェクトの指揮・統括、顧客折衝などを中心に、案件をリードする役割を担っています。現在は入社4年目で、経験が浅く分からないことがいまだに多いのですが、周囲に支えられながら解決策を模索する工程にやりがいを感じる日々です。
現在は、専門商社であるお客さまが注力している「DX推進」に伴うシステム開発プロジェクトに参画しており、お客さまと同じ目標を共有しながら日々働いています。システムの利用画面(UI)のリニューアルプロジェクトでは既存画面を一新するため、新しい開発言語や技術環境を導入するフェーズを担当。準備の際には英語の文献やエンジニアのブログ記事の調査、時には当社のグローバルチームにセキュリティーの専門的な話を相談するなど、プロジェクトに必要な情報を主体的に調査しています。それらの行動の結果、知識の幅が広がりスキルも磨かれ、成長を実感する日々を過ごしています。

約束を守る姿勢が
現在の成長環境につながった
能動的に働くとは、ただ自由に物事を進めることではありません。私が今の環境で自分らしく働けている大きな理由は、入社時から「約束を必ず守る」というスタンスを徹底していたからです。
社会人にとって重要なのはビジネスにおける関係者との信頼構築です。だからこそ、「決められた納期は守る」「言われたことはやり遂げる」など、当たり前のように思えることを妥協せずにやり抜く。スケジュール通りにできそうもないと予測できる場合は「できません」とはっきり伝える。このような日々を積み重ねてきました。こまめに周囲に報告・相談し、フォローしてもらえる環境を整えながら、指示されたことを確実にやり遂げてきたのです。その取り組みによって周囲の信頼を獲得したことで、PMの仕事を任せてもらえました。入社前からPMをやりたいと発信していたこともあり、その言葉にうそをつかないよう、自分の成果をコツコツと発揮していたことが、今の自分がある理由です。そして一貫していたのは、自分の能動性を大切にしてきたということです。一つ一つの作業を確実に遂行して実績を出そう。コミュニケーションの質を上げてお客さまの信頼を得よう。そんな風に自ら考えて取り組んだ結果として、今「自分らしく働く」を実感できています。会社選びをする上では、「能動的に働ける環境があるか」をポイントにするといいのではないでしょうか。インターンシップなどで自分の強みや価値観を見いだし、自分らしく働ける環境をぜひ見つけてください。
制作担当/小軽米知恵
自分の価値観を知るために
インターンシップで確認すべきこと三つ
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1
グループディスカッションでは
理想の立ち位置を確認するオープン・カンパニーで開催されるグループディスカッションは、自分の強みを知る最大の機会です。リーダーとして引っ張る、議事録担当として議論を円滑に進めるなど、どの立場が一番自分が活躍できるのか、確認してみましょう。
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2
自分がパフォーマンスを
発揮しやすい環境を見定めるグループワークなどチームで進行する際は、自分がどんな環境が心地良いのかを認識できます。意見をぶつけ合っても構わないのか、良い雰囲気を保ちながら進めたいのか。自分とマッチする社風を見極めるヒントになるでしょう。
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3
事実と経験談を切り分け
独自の視点を際立たせるワークで意見を述べる時には注意が必要です。経験談に沿った感想を語るのではなく、事実から類推できる自分の意見を考え抜きましょう。自分がどういう見解なのか、どんな価値観を持っているのかが明確になるはずです。