コンピューター仮想化市場において世界トップクラスのシェアを誇る製品群を持つヴイエムウェア。全世界で50万社を超える顧客、7万5000社を超えるパートナーを有し、情報テクノロジーの構築、提供、効率化や変革を促しています。時代の最先端を走っているわれわれですが、そのビジネスモデルや仕事の面白さを理解するのは容易ではないと感じています。
そのため、インターンシップでは極限まで「本物」に近づけた6週間のシミュレーション型プロジェクトを実施します。チームに分かれ、ある企業の課題に対し、当社製品を用いた解決策の提案を行うのですが、実際の業務と同じように顧客に電話をかけ、アポイントを取るところから始めていただきます。
訪問前には上司と打ち合わせを行い、訪問当日は名刺交換からヒアリング、訪問後の社内打ち合わせをし、2度目の訪問へ。その後、提案書作成やプレゼンテーションリハーサルを経て、提案当日を迎えます。顧客役一つとっても、社長、部長、システム担当マネジャー、開発者と複数名おり、それぞれが断片的なシナリオしか持ち合わせていないという徹底ぶり。実際のビジネス現場と同様に限られた時間の中で、真の課題を捉え、要望に添う提案を考えていただきます。
一連の流れを通じて、仕事内容が把握できると同時に、顧客理解やソリューションデザインの難しさと面白さ、ビジネスを変え得る変革者としての立ち位置を感じ取れる内容となっています。
期間中は最低週1回の出社をマストとし、オフィスフロアに座って業務をしてもらいます。上司に聞きたいことがあれば一般社員と同じように直接声をかけて時間をもらってください。フリーアドレスなので隣席の社員はインターンシップに直接関わりを持たない社員かもしれません。時には彼らに相談を持ち掛けてもいいですし、現役社員が毎日どんなふうに働いているか垣間見ることができます。
6週間あると言えど、アポイント取りやヒアリング、提案に落とし込む作業は学生には不慣れなことの連続。メンバー一人ひとりが自分の役割と責任を把握し、リーダーシップを持ち、タイムマネジメントを行わなければ、あっという間に提案当日が来ます。
行き詰まったら、積極的にメンターや上司、先輩に聞いてください。昨年の様子を見ると、周りを巻き込みながら幾度も議論を重ね提案書を練ったチームが、結果的には精度の高い提案へ昇華させることができていました。
最終日のプレゼンテーションで優勝したチームは、秋に開催される当社主催の国内最大級のITカンファレンス『vFORUM』に招待し、CEOのパトリック・P・ゲルシンガーから表彰してもらいます。上の写真が昨年度の様子です。圧倒的なまでの現場感によって得られる学びは絶大だと自信を持っていますし、参加学生が本を読んでも、話を聞いても把握することができないものを得られるよう当社も全力でコミットします。