大手上場企業やベンチャー企業の経営者、トップアスリートなど社会の第一線で活躍する人々へ目標を達成するための独自のトレーニングやノウハウを提供しているアチーブメント。世界最高峰の人材教育コンサルティング会社を目指すプロフェッショナル集団だ。
「きっかけは友人からの紹介。プログラムの難易度の高さは学生内でも有名だったので、腕試しのつもりでチャレンジしました」
そう語るのは、総エントリー数約6000、248倍という高い倍率を突破し、インターンシップに参加した山森拓実氏だ。山森氏は、2015年に京都大学を卒業後、同社に入社し、現在は採用担当として活躍している。
山森氏が参加したプログラムは長期にわたった。夏期は、社員との対話の中で自己分析を行う10日間。秋期の4日間ではグループワークでの課題解決型のプレゼンテーション、そして冬期では実務のロールプレイングを2週間行う。そこでは、徹底的に自己を理解することと、「何のために」やるのかという、物事の本質と向き合うことが求められるという。
「夏のプログラムでは、『なぜ』という自問自答を繰り返すことで自身の根本を見つめ直しました。そこで、『教育に携わりたい』という自身の想いが改めてクリアになりました」
続く秋のプログラムでは、同社の教育コンサルティングの可能性を模索し、プレゼンするという内容だった。そこで、山森氏は自身の未熟さを痛感する。
「もともと発想力には自信があったのですが、斬新さや面白さばかりを追求している、と厳しく指摘されました。大切だったのは、『何のために』という根本的な部分です。すべては目的から始まるという気づきを得たプログラムでした」
山森氏が同社への入社を決めたのは、自身のポリシーと同社のポリシーが同じ方向を向いていることを実感できたからだという。
「何よりも印象的だったのは、学生に対して全力で向き合ってくれる社員の姿です。表層的な成長を謳い文句にする企業が多い中、当社は『人の成長』に本気で向き合ってくれているのが伝わってきました。人の可能性を心から信じているという熱量を肌で感じ、ここでなら同じ温度で働くことができると確信したのです」
また、同社の社員たちに共通していた志も山森氏を後押しした。
「先輩社員は、自分たちの与える影響を通して人々を幸せにしたい、社会をより良くしたいと考えているメンバーばかり。一人として利己的な考えを口にするものはいない。目先の成長だけでなく、その先の『世の中をどう変えていくのか』を見据えている点に強く共感しました」
社員が深くコミットする同社のインターンシップには、「なぜ働くのか」という自身の根本を見つめ直すチャンスがあるはずだ。