2018/8/28 更新 自己分析

就活でイライラするのは当たり前。だからこそ、就活ストレスとの付き合い方!

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就活では、今まで感じなかったようなストレスが多くなるかもしれません。普段、怒らないと思っていた自分がイライラしたり、ずっと落ち込むこともあるでしょう。そんな調子が続き、選考もうまくいかないと嫌になってしまうのも当然です。そして、就活に力が入らなくなり、さらに良くない面接結果につながる負のスパイラルに陥る就活生も少なくありません。今回は、ストレスとの付き合い方について、紹介していきます。それでは、どのような思考の人がストレスを感じやすいのでしょうか。代表的なものは以下3点になります。
自分の傾向に当てはまるものがあるか、自分を振り返ってみましょう。

■ストレスを感じやすい傾向
1.内因的:辛いことが起きた時、自分に非が無くても自分に責任があると思う傾向
2.全体的:自分の責任が一部であっても、全て自分が悪いのだと思う傾向
3.普遍的:ずっと同じような状態が続くだろうと思う傾向

どうでしょうか。上記に該当が多い方は、必要以上にストレスを感じてしまって、精神もすり減らしやすくなっているかもしれません。また、ストレスを感じにくい代表的な思考は以下の3点となります。

■ストレスを感じにくい傾向
4.外因的:辛いことが起きた時、自分の非ではなく、周りの環境が悪いと思いがちな傾向。
5.局所的:全て自分が悪いとは思わない傾向。
6.一時的:ずっと同じ状態が続くとは思わない傾向。

上記は、その状況に呑み込まれることはなく、ある意味、楽観的に物事を感じられる思考になります。だからといって、4~5をお勧めしている訳ではありません。「ストレスは人生のスパイス」という言葉があります。ずっと、甘い環境にいたら、人は知らず知らずのうちに弱体化してしまいます。そのため、厳しい環境に転じた時に耐えられない可能性が高くなります。ただ、厳し過ぎる環境にずっといたとしたら、心身ともについて行けなくなる日がくるかもしれません。要は、バランスが大事ということです。ストレスを感じやすい傾向がある方は、ストレスの原因をしっかりと把握できていない可能性が高いです。トラブルが起きても、状況を客観的に把握せず、直情的に自分が悪いとストレスを感じることはないでしょうか。そして、辛くなっている原因と解決方法を探すところまで、気持ちがついて行かず、諦めがちになるかもしれません。それが負のスパイラルになるのです。この傾向の方は、ストレスを感じやすくて辛いかもしれません。ただ、辛いことに向き合って、解決しない限り、ずっと辛い状態は続いてしまうのです。もちろん、自分が解決できる範囲は限られておりますが、辛い時ほど、積極的に解決行動に向かうことが、ストレスを軽減させる一番の近道になります。その際には、是非、ストレスを感じにくい傾向の要素を取り入れてください。外因的になって、自分の責任範囲を明確にしましょう。また、局所的になって、自分が改善できる点を明確にしましょう。さらに、現状は一時的なものと受け入れ、いつまでも辛いことが続くという思い込みから脱却すると良いでしょう。
ちなみに、ストレスを感じにくい傾向のあなたは、他責の傾向が強いかもしれません。実は、この傾向も辛いことに向き合っていない可能性があるのです。人や環境に責任転嫁することで、自分の成長の機会を失っていたり、まわりと摩擦が生じているかもしれません。この傾向の方は、ストレスを感じやすい傾向の要素を参考にし、自分の責任範囲を振り返ると良いでしょう。
ストレスを感じ続けることは非常に辛いことです。ただ、状況を把握したうえで、自分の責任範囲を理解し、自分ができる問題解決に向かうことができれば、必ずストレスは軽減します。就活において、それは、ESやテスト、面接などの弱点克服かもしれません。自分のストレスの原因から逃げないことが、就活におけるストレスを軽減させる一番効果的な方法ではないでしょうか。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)

著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム