2019/10/28 更新 面接対策

「内定を多く獲得する学生」と「内定を一つも得られない学生」の違いとは

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毎年、就活生は「内定を多く獲得する学生」と「内定を一つも得られない学生」に分かれます。企業側は、「自社と合わない学生」に内定を出すことを避けたいという思いがあります。そのために、複数の面接を通して複数の面接官の目によって、「自社に合わない学生」を見極めて「自社で活躍できる学生」を選んでいこうとしています。参考としてES内容や履歴書、適性検査結果も確認します。例えば、適性検査結果が良好であれば、それだけで面接を合格させる一つの理由になります。就活生を面接で合格させるためには「自社で活躍できる学生」と判断するための「合格させる理由」が必要となります。何となく合格させたのでは、次の面接官(先輩や上司)に合格理由を説明できないからです。

さて、あなたは自分にとって値段が高いと感じる商品を購入したことはありますか?その際、どのように購入を判断したのでしょうか。もしかしたら、「友人や店員から勧められたから」かもしれません。例えばAmazonなどで購入したのであれば「レビュー評価を参考にしたから」かもしれません。つまり、「自分以外の評価」も参考にしたのではないのでしょうか。就活の面接の話に戻ります。さて、面接官はどのような「自分以外の評価」を参考にするのでしょう。それは自分より先に面接した面接官の評価です。もし、二次面接官だとしたら、一次面接官からの前評判が良ければ、自分の面接の時も安心して高評価を付けやすくなります。何故なら、「前の面接官も良いって言っていたから私も合格にさせた!」と理由を言えるようになるからです。また、面接官にとって、もう一つ簡単に合格理由を作る方法があります。それは何でしょうか?確固たる他人の評価・・・。それは「他社の内定を獲得しているかどうか」です。もし、その学生がライバル会社の内定を持っていたとしたらどうでしょうか?内定を持っていたなら、その業界で求められていることをライバル会社が認めていると判断できます。「ライバル会社からも認められている就活生」という合格理由が簡単に言えるようになるのです。もちろん、ライバル会社の内定ではなかったとしても、他の会社の面接官から認められている「内定を獲得している就活生」と評価できるようになるからです。毎年、「内定を多く獲得する学生」と「内定を一つも得られない学生」に分かれる理由はここにあります。

もし、あなたが早い段階でどこかの会社で内定を獲得できれば、面接官も「内定を持っている学生」だと安心して面接評価も甘くなります。そして、内定があればあるほど、雪だるま式に内定を量産できるようになるのです。ポイントは「早期に内定を獲得して、それを武器にする」です。最初の内定は大手である必要はありません。中小でもベンチャーでも内定を獲得しているという実績が重要なのです。企業が採用応募を開始して、すぐに面接を始める企業も多いでしょう。この時期にしっかりと最初の内定が取れるよう、事前準備を今から徹底してください。それがあなたの就活成功への近道に必ずつながります。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)

著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム