2024/1/22 更新 業界・企業研究

【25卒・26卒】IT業界研究を徹底解説!IT業界の仕組み・分類について

  • 2025卒
  • 2026卒
  • IT業界
  • type就活インターン生
  • インターン
  • コラム
  • 業界研究

こんにちは、type就活25卒インターン生の三井です!
今回は25卒の皆さんに向けて、“IT業界とは何か”を解説します!
IT業界について詳しく解説されているwebサイトは多数存在しますが、今回の記事がIT業界を理解する上での第一歩となれば幸いです。

私は現在、プログラミングを使って日々研究をしている大学院1年生です。そんな私は、研究の一貫で獲得したプログラミング等のITスキルを活かして、IT業界への就職をなんとなく考えている25卒就活生の1人です。「情報学部」「データサイエンス学部」といったAI・ITを使って研究する学部・学科に所属し、僕と同じような境遇にいる学生も少なくないのではないでしょうか?

また、ヒューマンリソシア株式会社の「2022年度版:データで見る世界のITエンジニアレポートvol.5」※1によると、日本のIT技術者数は前年より10万人増加しており、IT業界に就職することを考える人は今後ますます増加していくことでしょう。
※1「2022年度版:データで見る世界のITエンジニアレポートvol.5」

しかし、一口にIT業界と言っても幅広く、 IT業界を正しく理解できている人は少ない のではないでしょうか?

皆さんはIT業界と聞いてどのようなイメージを持っていますか?ちなみに、僕がパッと思い浮かんだイメージは「プログラミングをする人」「ずっとパソコンと向き合っている人」というものでした。皆さんの中には、他のイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回の記事を読み終えた後、皆さんがIT業界に対して抱いているイメージが変わっても変わらなくても、 IT業界に対する解像度が必ず上がる 情報をお届けしますのでぜひご一読ください。
また、type就活サイトでIT業界を知る機会を提供する今後のイベントも紹介しています。

今回は以下の流れでIT業界を紹介します!

IT業界は5種類に分類される!

IT業界の5つの業界分類を”スマートフォン” を例として、IT業界の理解をさらに深めましょう!

1.ハードウェア業界(スマートフォンを作る)

ハードウェア業界は、一言でいうと「ITのガワ(モノ)を作る業界」です。
つまり、ITを利用するために必要なスマートフォンやパソコンなど、ITの基盤となる「モノ」を作ります。 「モノ」を作るというと、メーカー業界を思い浮かべる方も多いかもしれません。その通り、多くのメーカー企業は今やハードウェア業界に分類されるでしょう。近年のAI、デジタル革新によって多くの「モノ」がネットに繋げられています。いわゆる、IoT (Internet of Things) という概念の基に、ネットに繋げられる「モノ」を作る業界がハードウェア業界です。

ハードウェア業界に向いている人の一例として、『機械いじりが好きな人』が挙げられますね。機械いじりをしている人にとってはあるあるな「上手くいかなかったら、次はこうしよう」といった考え方がハードウェア(製品)の製作には必要です。

2.ソフトウェア業界(スマートフォンの中のアプリを作る)

ソフトウェア業界は、一言でいうと「ITの中身を作る業界」です。
つまり、スマートフォンで利用できるアプリや、パソコンで利用できるソフトを作っています。

IT業界といえば、このソフトウェア業界を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?私たちが思い浮かべやすいのはスマホアプリやPCゲームなどが挙げられますが、法人向けにウイルス対策ソフトや出退勤システムなどのソフトウェアを開発することが主な事業内容となります。

ソフトウェア業界に向いている人の一例として、『プログラミングが得意な人』が挙げられますね。ソフトウェアの開発にはプログラミングが必須スキルだからです。しかし、学生のうちにプログラミングの経験がない人は絶対に入れない業界というわけではありません。プログラミングも含め、新しいスキルを獲得することが楽しいと感じる人は向いている業界でしょう。

3.インターネット・Web業界(アプリ内のサービスを提供する)

インターネット・Web業界は、一言でいうと「ITを利用してサービスを提供する業界」です。
誰もが利用しているSNSや検索サイト、Web広告、インターネットショッピングなどのインターネットサービスを製作し、発信することが主な事業内容となります。

インターネット・Web業界に向いている人の一例として、『最先端の流行を常に取り入れている人』が挙げられます。インフルエンサーやYoutuberを思い描くとよいでしょう。誰もが利用するサービスとは流行っているサービスです。インターネット・Web業界でそのサービスを作るということは、流行のさらに先の情報を取り入れなければならないですね。

4.通信インフラ業界(スマートフォンをネットにつなぐ)

通信インフラ業界は、一言でいうと「モノをITでつなぐ業界」です。
つまり、サーバーの設計やコンピューターネットワークの構築によって、スマートフォンやパソコンをつなぐ役割を担います。具体的には、スマホのキャリアを思い浮かべるとよいでしょう。スマホのモバイル通信やWifiを利用できる環境を構築するなど、皆さんがインターネットを利用できる環境を提供することが主な事業内容になります。

通信インフラ業界に向いている人の一例として、『あたりまえのことをあたりまえにしない人』が挙げられます。私たちがあたりまえに利用しているインターネットをただ利用するのではなく、なぜ利用できているのかを知りたい。というように、IT・通信の仕組みを深く理解して、新たな技術を開発し、さらに便利なIT社会にしたいという思いを抱いている人が向いている業界です。

5.情報処理サービス(SI)業界(別枠:ITで企業・社会を支える)

情報処理サービス(SI)業界は、一言でいうと「ITで企業を支える」業界です。
主にSIer(システムインテグレーター)やITコンサルタントと呼ばれる職種が挙げられます。SIerはソフトウェアのシステム開発からその運用支援までを一括して請け負うこと、ITコンサルタントはITを用いてクライアントの課題解決を支援することが主な業務内容になります。ここまでで取り上げた4種類のIT業界と連携して、顧客企業の仕組みを作り上げていく支援をする業界が情報処理サービス(SI)業界になります。

情報処理サービス(SI)業界に向いている人の一例として、『コミュニケーション能力が高い人』が挙げられます。情報処理サービス(SI)業界の業務はそのほとんどが顧客からの受注になります。よって、ITスキルに特化しているだけの人ではなく、顧客の注文・課題を的確に把握できるコミュニケーション能力、さらには論理的思考力がある人に向いている業界だといえるでしょう。

「IT系コンサルタントとSIer」の違いについて

よく聞くこちらの2つの職種ですが、明確な違いがあります。
自分のやりたいことはどちらなのか、職種の内容を理解したうえで、就活を進めていきましょう!

◎ITコンサルタント
ITコンサルタントは、クライアントが抱える経営課題をITを切り口に解決できるよう、戦略や解決策を提案する専門家です。クライアントのビジネス目標や課題を理解し、それらを解決するための効果的なITソリューションを提案・実装までをサポートしています。

◎SIer
SIerは、クライアント企業の要望に応じて、具体的なシステムの設計や構築、運用を行っています。顧客の要件やニーズに基づき、ソフトウェアやハードウェアを組み合わせ、システム全体の設計や開発、導入、運用を提供しているのがSIerです。


ITコンサルタントもSIerも、ITの力を使って課題解決をすることに変わりはありませんが、焦点やアプローチ方法が異なります。 ITコンサルタントは、クライアントのビジネス上の課題解決にむけて、案を提案することがメインですが、SIerは具体的なシステムの設計や構築、運用を行っています。

prompt. ChatGPT, Day Month version, OpenAI, 22 Dec 2023, chat.openai.com.

IT業界をさらに知るためには?

ここまで、IT業界の中の5種類の業界分類を紹介してきました。しかし、各IT企業をこれらの業界分類であてはめるということはかなり難しいです。なぜなら、一つの企業が複数の業界分類にわたる事業を行っている場合がほとんどだからです。

例えば、富士通 様はパソコンなどの「ハードウェア」を製造している企業であると同時に、そのパソコン内部の「ソフトウェア」も開発する企業です。また、「情報処理サービス(SI)業界」でも日本トップクラスの企業です。
したがって、

・各企業の事業内容はどの業界に分類されるか。
・企業独自の強みはどの業界分類で発揮されているのか。

これらの情報を収集する必要があります。

では、どのようにしてこれらの情報を獲得するのか。それは以下の2つが挙げられます。

1.合同説明会に参加して、IT企業の事業内容を知る

やはり、企業の事業内容は、企業で働いている人の生の声を聴くことで初めて理解できます。
合同説明会では、企業で働く方から事業内容の説明を頂けたり、さらには直接質問する機会があります。また、「IT企業」が集結する合同説明会などでは、より効率的にIT企業について理解を深めることが可能になります。ぜひ企業合同説明会に参加して、IT企業の情報収集をしてみてください。

2.IT企業のインターンシップに参加する

合同説明会に参加するだけでは企業情報を適切に得られないということもあります。なぜなら、企業で働く人は企業の長所・強みだけを抜粋して話してくださるからです。
企業の短所やIT業界における自分自身の向き・不向きを理解するためには、インターンシップに参加して実際に働いてみることが1番です!

おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回は、IT業界とは何かを紹介しました。


1.IT業界はハードウェア業界、ソフトウェア業界、インターネット・Web業界、通信インフラ業界、情報処理サービス(SI)業界の5つに分類される!

2.IT業界を理解するために、各企業の事業内容を知ろう!

この2点を持ち帰っていただいて、ぜひ様々なイベントに参加してみてください!

今回の記事を読んで皆さんが考えるIT業界に対するイメージは変わったでしょうか?少なくともIT業界の解像度が上がるきっかけになったとは思います!
「IT業界って人気だけど結局何なの?」と思っている方の参考になれば幸いです。

【より本格的にITの業界研究をしたい方へ】おすすめイベント

効率よく、本格的にIT企業について知りたい方、企業比較をしたい方は、
合同企業説明会への参加もおすすめです!
type就活では、以下のイベントを開催予定です!

■イベント情報■

【25卒対象|理系向けWeb合説】
type就活フェア プレミアム・キャリア × テクノロジー
を開催します!

✔情報解禁前最後の合同企業説明会!
✔「テクノロジー」をキーワードに最先端の技術を持つ企業約30社が集結
✔人事担当/現場社員が登壇!選考の話や、先輩社員の就活について・キャリアについて、匿名で質問できる!
✔イベントエントリーでオリジナル選考対策資料(PDF)プレゼント!


イベントの詳しい情報は、以下バナーをタップのうえ、ご確認ください。

オンライン企業説明会のエントリーはこちら


<出展企業例>※続々追加予定!

ソニーグループ、アクセンチュア、日本IBM、富士通、野村総合研究所、ジョンソン・エンド・ジョンソン 日本法人グループ、SCSK、NTTコムウェア、みずほリサーチ&テクノロジーズ(みずほフィナンシャルグループ)、セイコーエプソン、フューチャー(フューチャーアーキテクト)、JSOL


業界研究セミナーのエントリーはこちら


選考対策のエントリーはこちら