2018/12/4 更新 自己分析

就活ネガティブに陥った⁉周りからの一言に要注意!

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あなたは言葉にならない気持ちをいだいたことはあるでしょうか?自分の気持ちは、揺れ動いているのに、どの方向に気持ちを整理したら良いかわからない状態です。就活においては、このような状態に陥ることも多いと思います。その時に、周りからの一言に振り回されないように注意しましょう。案外、周りからの一言で、自分の気持ちを無意識に作ってしまうことがあります。ポジティブな気持ちなら良いのですが、ネガティヴな気持ちになることも少なくありません。

さて、あなたが公園で散歩していたとします。
前方から、小さい子供とその母親が歩いてきました。すると、その子供がつまずいて、ダイナミックにコケてしまいました。子供も突然の出来事で驚いたのか、フリーズしています。この時、感情が発散されるまでの子供の微妙な表情をイメージしてください。何が起こったのかを把握しようとしている表情です。この後、母親の言葉や表現によって、感情が整理されていきます。例えば、以下の二つのパターンを想像してみましょう。

パターン1
太郎ちゃん、転んじゃったの?かわいそうに!痛かったねー!
こんなに擦りむいて、傷もできて、とっても痛いねー!
あー、かわいそう・・・。治るかな〜?

パターン2
太郎ちゃん、転んじゃったの?でも、すぐ泣かないなんて偉いなー!
強い子で、お母さんうれしいよ!傷もできてるけど、これぐらいなら大丈夫!
すぐ治るから安心だよ!

この言葉や表現の違いがわかるでしょうか?
パターン1の場合は、子供に泣けと言っているようなものです。転んだ太郎ちゃんは、かわいそうな状態であると母親は意味付けしています。そして、太郎ちゃんは、その一言で自分はかわいそうな状態になったと状況を整理して泣き始めます。さらに、かわいそうな自分を母親はかまってくれます。結果、次回からも転んだ自分はかわいそうな状態だと自己認識して泣く癖がつくようになります。
パターン2の場合は、すぐ泣かないのが偉いと言っています。母親は転んでもそんなことに負けない太郎ちゃんが好きだと言っています。太郎ちゃんは、転んでも自分が我慢すれば、誉めてくれると整理して泣きません。そして、次回からも泣かないようになります。もちろん、母親が誉めてくれるからです。このような繰り返しから、皆さんは、自分の感情を整理して、だんだんと気持ちも言葉にできるようになっていきます。
意外と自分の感情は、誰かによって、形作られることが多いのではないでしょうか。ただし、自分にとって、ネガティヴに働く感情はコントロールすることが重要になります。特に、就活を始めた頃は、初めての体験ばかりという意味で子供のような状態になりがちです。何の根拠もなく、軽はずみな言葉であなたを傷つける面接官や友人も少なくないでしょう。すると、少しの失敗でも周りの一言によって、ネガティブに働くような癖がついてしまいます。そのことを意識しないと、無意識にネガティヴ感情に陥っていきます。もし、今までに身に覚えがあるようなら、他人の言葉に振り回されて、自分を傷つけないようにしてください。

もちろん、そういった耳に痛い言葉は、自分をより良くしてくれるヒントにもなります。傷つくような言葉は、全てアドバイスと割り切ることが肝心です。また、言われたことが正しいと思ったら、少しでも修正していくことに注力しましょう。自分の性格と付き合うとは、そういうことです。そして、その一生つき合う性格を良くするのも、悪くするのも自分次第です。あなたは、もう子供ではありません。きっと、自分のことを自分でコントロールできるはずです。面接官や友人になんと言われようとも、アドバイスと受け取り、あなたの就活に活かしていきましょう。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)

著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム