2021/10/7 更新 自己分析

面接で伝えるあなたの強みと向き合うコツはキーワードを探すこと。

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就職活動で自分の強みや弱みと初めて向き合う人も多いでしょう。そもそも自分のことを振り返る機会も少ないですよね。それにも関わらず、面接では「あなたのことを詳しく教えてくだい!」と言われます。「自分自身でもわかっていないのに・・・」です。実は自分への向き合い方にはコツがあります。それは自分の強みだと思うキーワードを探すことです。今回は経済産業省の社会人基礎力のキーワードを使って自分探しをしていきましょう。

「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱したものです。以下内容からあなたの強みだと思うキーワードを探してみましょう。

【1】前に踏み出す力(一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力)
社会に出ると指示待ちにならず、一人称で物事を捉え、自ら行動できるようになることが求められます。強みのキーワードは3つあります。
1.主体性(物事に進んで取り組む力)
2.働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)
3.実行力(目的を設定し確実に行動する力)

【2】考え抜く力(疑問を持ち、考え抜く力)
社会では論理的に答えを出すこと以上に、自ら課題提起し、解決のためのシナリオを描く、自律的な思考力が求められます。強みのキーワードは3つあります。
1.課題発見力(現状を分析し目的や課題を明らかにする力)
2.計画力(課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力)
3.想像力(新しい価値を生み出す力)

【3】チームで働く力(多様な人々とともに、目標に向けて協力する力)
社会ではグループ内の協調性だけに留まらず、多様な人々との繋がりや協働を生み出す力が求められます。強みのキーワードは6つあります。
1.発信力(自分の意見をわかりやすく伝える力)
2.傾聴力(相手の意見を丁寧に聞く力)
3.柔軟性(意見の違いや相手の立場を理解する力)
4.状況把握力(自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力)
5.規律性(社会のルールや人との約束を守る力)
6.ストレスコントロール力(ストレスの発生源に対応する力)

さて、あなたに当てはまるキーワードはあったでしょうか?キーワードが見つかったら、そのキーワードに関連するあなた自身の過去のエピソードを振り返ってください。すると、何となく自分の強みだと思っていたことに自信が持てるようになります。その自信は面接でのアピール力を高めます。ぜひ、あなたの強みを自覚できるよう、社会人基礎力のキーワードを参考にしてください。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム