あなたは、誰かに必要とされる人材でしょうか?そんな自信はないと思われる人も少なくないでしょう。実は誰かに必要とされることは、難しいことではありません。自分で行動するかしないかだけの違いです。ここで一つのエピソードを紹介しましょう。
先日、電車に乗り込むと、同じ車両に車椅子の若者が乗っていました。朝も早く通勤時間帯だったため、「人が多くて電車に乗っているのも大変だろうなぁ」と心の中で思ったものです。電車が動きはじめると突然、その若者が元気にこう言いました。
「どうぞ、掴まってください!」
何を言っているのだろうと見てみると、隣のおばあさんに話かけていたのです。
「ありがとうございます。腰が弱っていて本当に助かります。」
と言って、おばあさんは車椅子の持ち手に掴まりました。
さて、このエピソードを聞いて、あなたは何を思うでしょうか?
私は、この若者と一緒に働いてみたいと思いました。何故なら、周りの状況を判断して自分ができることを積極的に実行できる人材だからです。仕事ができる人材というのは、何も特別な人ではありません。誰かに必要とされるかどうかです。
あなたは、企業に採用される前に、目の前の面接官に必要とされなければなりません。その時に、「自分に自信が無くて何もできない」と思い込んでいる学生を、面接官は必要とするでしょうか?大したことでは無くても、「誰かに自信を持って何かができる」ことが伝わってくる学生のほうが、よっぽど必要とされます。
自分の不安を自信に変えるのは、あなたの誰かに対する行動です。その行動は、あなたが周りのことを少しでも考えればできることなのです。あなたは必ず、誰かに必要とされる人材になれます。
就活が上手くいかなくても、決してあきらめてはいけません。あなたの行動を必要と思ってくれる会社に、必ず出会えるからです。そのためにも、自分に自信を持って、就活に立ち向かってください。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム