2019/5/11 更新 自己分析

自分の強みはわかってる?国が推奨する社会人基礎力から考えよう!!

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あなたは自分の強みが理解できているでしょうか?自分の強みを明確にできないと面接でのアピールも軸がぶれてしまい、あなたの良さが半減してしまいます。今回は社会で求められるスキルについて紹介します。是非、ご参考いただき、あなたの強みと重なる部分を探してみてください。
現在は、「人生100年時代」に突入したと言われています。そんな中、経済産業省は「人生100年時代の社会人基礎力」というものを打ち出しております。寿命が延びる中でこれまで以上に人は企業・組織・社会との関わりが長くなります。ライフステージの各段階で活躍し続ける力が必要となってきているのです。そこで経済産業省は社会人基礎力を3つの能力/12の能力要素が必要と位置付けています。
■社会人基礎力の3つの能力と12の能力要素
①前に踏み出す力(アクション)
一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力であり、指示待ちにならず、一人称で物事を捉え、自ら行動できるようになること。その中に物事に進んで取り組む「1.主体性」、他人に働きかけ巻き込む「2.働きかけ力」、目的を設定し確実に行動する「3.実行力」の3つの能力要素がぶら下がります。
②『考え抜く力(Thinking)』
疑問を持ち、考え抜く力であり、論理的に答えを出すこと以上に、自ら課題提起し、解決のためのシナリオを描く、自律的な思考力を持つこと。その中に現状を分析し目的や課題を明らかにする「4.課題発見力」、課題の解決に向けたプロセスを明らかにして準備する「5.計画力」、新しい価値を生み出す「6.想像力」がぶら下がります。
③チームで働く力(チームワーク)
多様な人々とともに、目標に向けて協力する力であり、グループ内の協調性だけに留まらす、多様な人々との繋がりや協働を生み出すこと。その中に自分の意見をわかりやすく伝える「7.発信力」、相手の意見を丁寧に聴く「8.傾聴力」、意見の違いや相手の立場を理解する「9. 柔軟性」、自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する「10.情況把握力」、社会のルールや人との約束を守る「11.規律性」、ストレスの発生源に対応する「12.ストレスコントロール力」がぶら下がります。
さらに能力を発揮するにあたっては、自己を認識して振り返りながら、目的、学び、統合の3つの視点のバランスを図り、自らのキャリアを切り開いていくことが必要と定義されています。
■3つの視点
①【目的】どう活躍するか → 自己実現や社会貢献に向けて行動すること
②【学び】何を学ぶか → 学び続けることを学ぶ
③【統合】どのように学ぶか → 多様な体験・経験、能力、キャリアを組み合わせ、統合すること
さて、あなたの性格や過去の行動の中に上記の社会人基礎力(3つの能力/12の能力要素)や3つの視点に重なるような部分はあるでしょうか。あなたの強みは決して1つではありません。複数の強みが絡み合って、あなたのオリジナリティになっているはずです。その絡み合った強みをひも解くことで、あなた自身の強みを自己認識することができます。自己認識できれば、面接でのアピールにも一貫性が生まれます。また、面接ではあからさまに「前に踏み出す力があります!」などと伝える必要はありません。あなたにその強みがあるのであれば、その強みを発揮したエピソードを伝えれば良いのです。「前に踏み出す力」があると初対面の面接官に伝えても簡単には信じてもらえません。是非、エピソードを伝えることによって、面接官に「この学生の話を聞いていると前に踏み出す力がありそうだな!いいかもしれない!!」と思わせてやりましょう!

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)

著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム