面接が始まって順調だと思っていたのに、途中から面接官の表情が曇ってきて、「アレレ?」ということもあるでしょう。それは、あなたが面接でミスを犯しているからかもしれません。当然、面接官も「アレレ?」と感じています。今回は、代表的な面接でのミスを紹介します。
面接における代表的なミスは大きく三つあります。一つ目は、「面接官が質問した内容と答えがずれている」。二つ目は、「面接官があなたの話を理解できていない」。三つ目は、「面接官があなたの話に飽きている」になります。一つずつ、説明していきましょう。一つ目は、「面接官が質問した内容と答えがずれている」になります。就活生は、面接での質問に答えるために、あらかじめ話すネタを用意していると思います。ただ、面接官から予想外の質問があった時に回答が思い付かず、無理やり用意してきたネタにつなげてしまう傾向があります。すると面接官は、「そんなことは聞いてないぞ?」と機嫌が悪くなってしまうのです。このような面接官とのコミュニケーションエラーは、面接において致命的です。
次に「面接官があなたの話を理解できていない」ケースになります。面接官の話の理解力に期待してはいけません。例えば、SNSに疎いおじさん面接官に、SNSに関するアピール事例をしても伝わりにくいということです。もっと、平たく言うと、あなたしかわからないような話については、面接官が理解できるように丁寧に話す必要があるということです。あなたがどんなに完璧なPRネタを用意してきて、それがいかに素晴らしいことであっても、面接官が理解できない内容であれば評価されません。あなたの話で面接官の表情が曇ったら、「何かご説明不足な点はありますか?」と確認すると良いでしょう。
すると良い意味で会話が広がる可能性もあります。このような質問は、会社で求められるコミュニケーションスキルの一つなので、良い評価に繋がることもあるでしょう。
最後は、「面接官があなたの話に飽きている」です。例えば、あなたが面接官になったつもりでイメージしてください。就活生が暗記した自己PRを抑揚もなく聞かされ続けたら、どのように感じるでしょうか。しかも、あなたが面接官として、質問する間もないぐらい一方的に話を続けています。面接は何より会話が重要です。就活生の話す内容に対して、面接官が興味を持ち、そして深堀の質問をする。そこで、面接官は自社に合う就活生の強みを探しているのです。それができないような面接は当然意味がないものになり、面接官は飽きてしまいます。
これらのミスは、自分の用意してきた話に固執することが原因になります。どんなに素晴らしいことを言っても、面接官に伝わらなければ意味がありません。自分をアピールするためには、面接官とコミュニケーションを取るという意識を持つことが肝心です。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム