シンプルな生き方って何だろうと考えたことはあるでしょうか?シンプルとは、ただ何も考えず、単純細胞ということではありません。自分の中で、優先順位が明確に整理されているということです。どんな問題が発生しても、自分の価値観がブレることなく、冷静に行動ができることだと思います。自分の判断基準を明確に持っていると言い換えても良いでしょう。そのような人は、行動にも一貫性が生まれます。その行動に共感してくれる人は、
きっと、その人の助けにもなってくれるでしょう。何故なら、シンプルな行動は、方向性も明確なため、周りも何をすれば良いか理解でき、協力しやすくなるのです。要するに無駄な情報がないということが、シンプルの本質です。
さて、皆さんの就活における行動はシンプルでしょうか。現在の優先順位は明確でしょうか。例えば、面接で話すネタを振り返ってください。無駄な情報が紛れ込んでいないでしょうか。
「御社に入って、あんなこともこんなことも目指したい。」「御社と私の共通点はあれもこれもあります。」「学生時代は、あんなこともこんなこともしました。」きっと、面接官はこう思います。結局、一番言いたいことは、どんなことなのだろう?
就活生の中で、とても勘違いされていることがあります。それは「たくさん話せたから、相手も自分の良さを理解してくれただろう」と誤って期待している点です。これは大きな勘違いで、たくさん話せば話すほど、無駄な情報も紛れてしまい、一番伝えたいことから離れていきます。面接時間は限られています。その少ない面接時間の中で、面接官の話の理解力を期待してはいけません。可能な限りわかりやすく伝える必要があります。つまり、話す内容は色んな言葉を盛り込むのではなく、一番伝えたいことに照準を絞ってシンプルに話すことが重要です。シンプルに話せないのは、あなた自身が何を一番伝えたいのか、整理できていないからです。まず、あなたの面接ネタを振り返り、想定される質問に対して、一番伝えたいことを一文で表すとどうなるかを考えてみましょう。そして、一番伝えたいことを最小限の情報で話すためには、どのようなエピソードを話すと良いかを取捨選択しましょう。エピソードは「あれもこれも」ではなく、「これ」だけに絞ってください。きっと、大分、無駄な情報が削げ落とせると思います。また、情報量が少なくても、十分、伝えられることは多いと気付くのではないでしょうか。さらに、あなた自身も、面接で話す量が減ることになるので、全部話さなければならないというプレッシャーからも解放されることになります。
シンプルな生き方をする人は、一番重要なことがわかっています。そして、それが自分にとって楽なこともわかっています。あなたの面接ネタにも、シンプルさを求めましょう。相手が理解できない無駄な情報は、悪い評価にしかつながらないということを是非意識することをおススメします。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム