あなたは、初対面の人と話すとき、緊張しやすいほうでしょうか?もしかしたら、1対1なら緊張しないという人もいるかもしれません。ただ、複数の相手に向かって話すとなると、緊張してしまう人も少なくないでしょう。これらの原因の一つは、相手の評価を必要以上に気にしてしまうというケースです。相手の評価を気にするあまりに、「良い事を言おう」と無理をしたり、「変なことを言ったらどうしよう」と不安が高まることで、緊張につながってしまうのです。まさに、就活の面接は、上記のような緊張しやすくなる状況になりがちです。
仮に1対1の面接であれば、相手の反応を見ながら話すことで、安心感は得られるかもしれません。ただ、面接官の反応が薄かったり、面接官が複数いて、それぞれの反応を確認する余裕がない場合は、不安を感じることも多いしょう。人は目に見えないものに対して、不安を感じやすいです。その不安を克服するためには、1対1の面接であっても、面接官が複数いたとしても、相手の目と顔を見ることが肝心です。よく「面接官の顔が怖くて見れない」という就活生がおりますが、それには逆の発想が必要です。「面接官の顔を見れば、怖くなくなる」のです。例えば、あなたの話すことに対して、少しでも面接官がうなづいたり、相づちを打ってくれていたら、どう感じるでしょうか。きっと、安心すると思います。このように、あなたが落ち着いて面接官と向き合えれば、話す余裕も生まれ、緊張も和らぐことでしょう。
さらに、面接の緊張を防ぐには、「面接に慣れること」と「言葉に自信を持つこと」の二つが重要です。「面接に慣れる」というのは、面接の空気に飲まれないように多くの面接経験を積むことです。前述のように、面接官の表情を見られるようになることや、その表情で一喜一憂しないこと、自分のペースで話せるようになることなど、面接を繰り返せば、誰でも免疫がつくものばかりです。その結果として、緊張することも少なくなるでしょう。また、「言葉に自信を持つこと」というのは、事前に自己分析をしっかりおこなうことで、急な質問をされても、慌てず自信を持って答えられるようになることです。企業や面接官の顔色を見て、自分の回答を変え続けるカメレオン人間になると、 結局、自分の色(強み)がなんなのかわからなくなります。是非、自己分析からひねり出した自分の強みを、どの会社でも言い続けてください。その際、自分の言葉に違和感を持ったら、しっくりする言葉にどんどんブラッシュアップしていきましょう。面接はやればやるだけ、成果につながります。面接に自信がない方は、本命企業の面接を受ける前に、面接の経験値を可能なかぎり、積むことをおススメします。それが、面接の緊張を乗り越える一番の近道です。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム