毎年、就活で失敗する人の傾向の一つが、面接経験が乏しいまま、本命企業の面接に立ち向かう人です。就活の面接は、初めて会う他人に対して、信頼関係が無いにも関わらず、自分の良さをアピールしなくてはなりません。もちろん、緊張される方も多いでしょうし、本領発揮できずに、撃沈してしまう人も少なくありません。今回は、本命企業の面接に向けて、どのように立ち向かっていくのが良いかを紹介します。
まず、一番シンプルなことは、面接経験をひたすら積むことです。ただ、これは、課題意識を持って進めなければ、なかなかできないことです。必ずしもやる必要はなく、正直、面倒くさいからです。ただ、就活の面接評価において、印象はとても大事です。面接慣れしている学生と面接慣れしていない学生の評価は、後者のスキルが高かったとしても、前者のほうがよく見えるものです。なぜなら、面接時間は少ないため、あなたのスキルをしっかり聞いてもらえない可能性があるからです。例えば、ガチガチに緊張して上手く話せない人よりも、流暢にスラスラと自分のことを話せる人のほうが、仕事ができそうと評価されるのが就活の面接です。さて、いかがでしょうか?面接で緊張せずに、スラスラと自分をアピールできる自信はあるでしょうか?もし、無ければ、今から面接経験を積む工夫をしましょう。面接の練習や社会人と話す機会を作ることも重要です。以下にそれらの機会例を記載しますので、参考にしてください。
■本命企業の面接選考までの対策機会例
① 夏インターンの面接選考(+インターン経験)
② 冬インターンの面接選考(+インターン経験)
③ 大学キャリアセンター等の活用
④ 知人の社会人との会話
⑤ 友人との面接練習
⑥ OB訪問
⑦ 本命企業以外の面接選考
⑧ 本命企業の面接選考
ポイントは、①のインターン時点から各項目の機会を意識して多くこなすことです。さて、あなたはどの機会を増やしやすいでしょうか。増やせるところは、とことん増やしていきましょう。思い出してください。小さい頃、あなたは自転車にすぐに乗れたでしょうか。少なからず、練習したのではないでしょうか。うまく乗れずにフラフラして転んで、ケガすることもあったと思います。ただ、乗れるようになってからは、一気に行けるところも増えたのではないでしょうか。実は、就活の面接も、まったく同じです。はじめに練習して、自分のことをうまく話せるようになってから、一気に面接の合格率は高まります。それを本命企業の面接前に慌ててやるから、間に合わずに失敗してしまうのです。時間がある今からしっかりと面接機会を増やしましょう。また、実戦に勝る練習はありません。①②のようなインターンの機会を積極的に利用することや、⑦のように本命企業以外の面接もたくさん受けることをおススメします。自分のことを誰かに話すことで、気付くことも多いでしょうし、あなたらしい良い話し方が見つかるはずです。それらのあなたの経験が本命企業から内定を獲得する近道になるでしょう。
文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
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