■「学生時代に力を入れたことは何ですか?」の回答のポイント5つ!
・具体的なエピソードを選ぶ
・問題解決のプロセスを強調
・成果を示す
・自己PRを盛り込む
・ポジティブな姿勢を示す
「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という質問は、採用面接でよく聞かれる定番の質問です。
この質問を通じて、採用担当者は応募者の積極性、主体性、リーダーシップ、そして問題解決能力を評価しようとしています。
しかし、この質問に対する回答は難しいと感じる就活生も多いでしょう。その理由は以下の通りです。
どのエピソードを選ぶべきか迷うことが多いです。大学生活の中で経験したさまざまな活動やプロジェクトから、一番適切なものを選ぶ必要があります。
■自己PRとのバランス力を入れたことを話すだけでなく、それが自分の強みや特性をどのように示しているかを説明する必要があります。単なる事実の羅列ではなく、自分自身をアピールする要素を盛り込むことが求められます。
■成果とプロセスのバランス結果だけでなく、過程で学んだことや工夫したことを具体的に述べることが重要です。 成果を強調しすぎると自己中心的に見え、過程を重視しすぎると具体性に欠けることがあります。
この質問に対する回答のコツは、以下の点を意識することです。
■具体的なエピソードを選ぶ大学生活で力を入れた活動やプロジェクトを選び、その中で特に印象的なエピソードを具体的に述べます。
■問題解決のプロセスを強調する活動やプロジェクトで直面した課題や問題に対して、どのように取り組んだか、その過程でどのように工夫したかを具体的に説明します。
■成果を示す活動やプロジェクトの結果を具体的なデータやエピソードを交えて説明し、達成感や学びを強調します。
■自己PRを盛り込むその経験が自分の強みや特性をどのように示しているかを説明し、応募先企業でどのように活かせるかを述べます。
■ポジティブな姿勢を示す最後に、その経験を通じて学んだことや成長した点を強調し、前向きな姿勢を示します。
以下に、上記のコツを踏まえた回答例を示します。
「学生時代に力を入れたことは、大学のサークル活動で行った地域貢献プロジェクトです。私が所属していたサークルでは、地域の子供たちに対して無料で学習支援を行う活動を行っていました。私はこのプロジェクトのリーダーを務め、チーム全員で協力して活動を成功させるために尽力しました。
プロジェクトの初期段階では、地域の学校との連携やボランティアスタッフの確保など、さまざまな課題がありました。特に、地域の学校との信頼関係を築くことが難しく、最初はなかなか協力を得ることができませんでした。そこで私は、定期的に学校を訪問し、教師や保護者との対話を重ねました。その結果、徐々に信頼関係が築かれ、学校からの協力を得ることができるようになりました。
また、ボランティアスタッフの確保にも苦労しましたが、サークル内外から積極的に参加を呼びかけるとともに、活動の魅力や意義を具体的に伝えるプレゼンテーションを行いました。その結果、多くの学生が参加を希望し、十分なスタッフを確保することができました。
活動の成果としては、地域の子供たちの学力向上に寄与し、特に苦手科目の克服に成功した子供たちから感謝の言葉をもらうことができました。この経験を通じて、問題解決能力やリーダーシップを身につけることができたと感じています。
このプロジェクトを通じて学んだことは、チームで協力して目標を達成することの重要性です。個々の力だけでなく、チーム全体の力を最大限に引き出すことで、大きな成果を生み出すことができると実感しました。また、課題に直面した際には、粘り強く取り組むことで道が開けることを学びました。
御社でも、私の問題解決能力やリーダーシップを活かし、チーム全体の力を引き出す役割を果たしたいと考えています。これまでの経験を基に、御社の目標達成に向けて貢献し続ける意欲を持っています。」
この回答例では、以下のポイントを意識しています。
■具体的なエピソードを選ぶ地域貢献プロジェクトという具体的な活動を選び、その中でリーダーを務めた経験を述べています。
■問題解決のプロセスを強調する学校との信頼関係構築やボランティアスタッフ確保の課題に対して、具体的な取り組みを説明しています。
■成果を示す活動の結果として、地域の子供たちの学力向上という具体的な成果を挙げています。
■自己PRを盛り込む問題解決能力やリーダーシップをアピールし、それが応募先企業でどのように活かせるかを述べています。
■ポジティブな姿勢を示す経験を通じて学んだことや成長した点を強調し、前向きな姿勢を示しています。
「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という質問に対する回答は、具体的なエピソードを選び、問題解決のプロセスや成果を強調しながら、自己PRを盛り込むことが鍵となります。
経験を通じて学んだことや成長した点を明確に伝えることで、採用担当者に強い印象を与えることができます。
関連性を持たせて、応募先企業や職種にどのように貢献できるかを具体的に述べ、ポジティブな姿勢で締めくくりましょう。
これらのポイントを押さえた上で、自信を持って質問に答えましょう。
文:丸山 智士(就活系X(Twitter):就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録
→新規会員登録・エントリーはこちらから