2024/8/9 更新 面接対策

あなたの強みと弱みを教えてください ー 回答の難しさとコツ

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この記事のまとめ

■「あなたの強みと弱みを教えてください」の回答のコツ4つ!
・強みを具体的に述べる
・弱みを前向きに捉える
・関連性を持たせる
・ポジティブに締めくくる

「あなたの強みと弱みを教えてください」という質問は、採用面接においてよく聞かれるものの一つです。
この質問を通じて、採用担当者は応募者が自己分析をしっかりと行い、自分の特性を理解しているかどうかを確認しようとしています。さらに、応募者が自分の弱みをどのように克服し、成長しようとしているかを見ることで、問題解決能力や成長意欲を評価します。
しかし、この質問に対する回答は難しいと感じる就活生も多いでしょう。その理由は以下の通りです。

■バランスの取り方

強みをアピールしつつ、弱みを正直に述べることのバランスが難しいです。弱みを正直に話しすぎるとネガティブな印象を与えかねません。

■具体性の欠如

強みや弱みを具体的に説明することが求められますが、抽象的な表現では説得力に欠けます。具体的なエピソードや実績を交える必要があります。

■自己改善の姿勢

弱みを述べる際に、どのように克服しているか、または克服しようとしているかを示すことが重要です。単なる自己批判ではなく、前向きな姿勢を示すことが求められます。

回答のコツ

この質問に対する回答のコツは、以下の点を意識することです。

■強みを具体的に述べる

自分の強みを具体的なエピソードや実績を交えて説明します。これにより、強みが実際に役立っていることを示すことができます。

■弱みを前向きに捉える

弱みを述べる際には、それがどのような状況で問題となったかを具体的に説明し、その後どのように克服しているか、または克服しようとしているかを示します。これにより、自己改善の姿勢をアピールします。

■関連性を持たせる

強みと弱みが応募先企業や職種にどのように関連しているかを示します。これにより、企業にとってどのように貢献できるか、または成長できるかを具体的に伝えます。

■ポジティブな締めくくり

回答の最後に、強みを活かし、弱みを克服しながら成長し続ける意欲を示します。前向きで意欲的な姿勢を強調します。

回答例

以下に、上記のコツを踏まえた回答例を示します。

「私の強みは、問題解決能力とチームワークです。大学時代に所属していたサークルでは、定期的にイベントを企画していましたが、あるとき、予定していた会場が急遽使用できなくなるというトラブルが発生しました。私はすぐに代替会場のリストを作成し、他のメンバーと協力して迅速に対応策を考えました。その結果、無事にイベントを成功させることができました。この経験を通じて、問題が発生した際に冷静に対処し、チームで協力して解決策を見つけることの重要性を学びました。

一方、私の弱みは、時に細部にこだわりすぎることです。過去に、プレゼンテーションの準備をしている際、スライドのデザインや細かい表現に時間をかけすぎてしまい、全体の構成に十分な時間を割けなかったことがありました。この経験から、優先順位を適切に設定することの重要性を痛感しました。現在は、タスクを進める際に優先順位を明確にし、全体のバランスを意識するよう努めています。また、細部にこだわる必要がある場合と、全体を見渡す必要がある場合を意識的に区別することで、効率的に作業を進めるよう心がけています。

これらの経験から学んだことを活かし、御社でも問題解決能力とチームワークを発揮しつつ、細部と全体のバランスを取った効率的な仕事を心がけていきたいと考えています。強みを活かして貢献するだけでなく、弱みを克服しながら成長し続ける意欲を持っています。」

回答例のポイント

この回答例では、以下のポイントを意識しています。

■強みを具体的に述べる

具体的なエピソードを通じて、問題解決能力とチームワークの強みを示しています。トラブル発生時の具体的な対応策とその結果を詳しく述べています。

■弱みを前向きに捉える

弱みを具体的なエピソードを通じて説明し、その後の改善策を示しています。プレゼンテーション準備の際の失敗を例に挙げ、優先順位設定の重要性を学んだことを説明しています。

■関連性を持たせる

強みと弱みが応募先企業や職種にどのように関連しているかを示しています。問題解決能力とチームワークが企業でどのように役立つか、細部と全体のバランスを取ることがどのように貢献できるかを具体的に述べています。

■ポジティブな締めくくり

回答の最後に、強みを活かし、弱みを克服しながら成長し続ける意欲を示しています。前向きで意欲的な姿勢を強調しています。

「あなたの強みと弱みを教えてください」という質問に対する回答は、自己分析を徹底的に行い、具体的なエピソードを交えて説明することが鍵となります。
強みを具体的に述べるとともに、弱みを前向きに捉え、どのように克服しようとしているかを示すことで、採用担当者に強い印象を与えることができます。 関連性を持たせて、応募先企業や職種にどのように貢献できるかを具体的に伝え、ポジティブな締めくくりで前向きな姿勢をアピールしましょう。
これらのポイントを押さえた上で、自信を持って質問に答えましょう。


文:丸山 智士(就活系X(Twitter):就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム

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