2024/8/16 更新 面接対策

なぜこの会社を志望しましたか? ー 回答の難しさとコツ

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この記事のまとめ

■自信をもって志望動機を伝えるためには…!
・徹底的な企業研究と競合調査が必要不可欠!
・自分が実現したいこと×企業の目指す先の関連性を明確にする!
・面接での回答例とポイントの紹介!

「なぜこの会社を志望しましたか?」という質問は、採用面接において非常に重要です。この質問を通じて、採用担当者は応募者がどれだけ企業について調査し、理解しているか、またその企業に対する本気度を測ろうとします。しかし、この質問に対する回答は難しいと感じる就活生も多いでしょう。その理由は以下の通りです。

「なぜこの会社を志望しましたか?」への回答が難しい理由

■具体性の欠如
企業の魅力を具体的に伝えることが難しいと感じることがあります。抽象的な理由では説得力が弱いため、具体的なエピソードやデータを交えて話す必要があります。

■他社との差別化
同じ業界の他社と比較して、その企業ならではの魅力を明確に伝えることが求められます。多くの企業が似たような魅力を持っているため、差別化が難しいです。

■自己との関連付け
企業の魅力を語るだけでなく、それが自分のキャリア目標や価値観とどのように結びついているかを説明する必要があります。自分自身のストーリーと企業の特徴をうまくリンクさせることが難しいです。

回答のコツ

この質問に対する回答のコツは、以下の点を意識することです。

■企業研究を徹底する
企業の公式サイト、ニュース、業界レポートなどを通じて、企業の理念、ビジョン、最新のプロジェクト、業界内での立ち位置などを詳しく調査します。具体的なデータやエピソードを交えることで説得力を増します。

■他社との差別化を明確にする
同じ業界の他社と比較して、その企業ならではの強みや独自性を強調します。例えば、企業の革新的なプロジェクトや特有の企業文化、成長戦略などが挙げられます。

■自己との関連付けを強調する
企業の魅力が自分のキャリア目標や価値観とどのように一致しているかを具体的に説明します。自己分析をしっかり行い、自分の強みや経験が企業でどのように活かせるかを示します。

■情熱と熱意を伝える
応募先企業に対する情熱や熱意を具体的なエピソードを通じて伝えることで、採用担当者に強い印象を与えることができます。

回答例

以下に、上記のコツを踏まえた回答例を示します。

「御社を志望する理由は、三つのポイントに集約されます。まず第一に、御社の革新的なプロジェクトに強く惹かれました。特に、昨年発表された○○プロジェクトは、業界内外で大きな注目を集めており、その成果がもたらす社会的なインパクトに感銘に感銘を受けました。私は大学で○○を専攻し、△△の研究を行ってきましたが、この経験を活かして御社のプロジェクトに貢献できると確信しています。

第二に、御社の企業文化です。御社は『社員一人ひとりが主体的に考え、行動する』ことを大切にしており、その姿勢は私の価値観と一致しています。大学時代には学生自治会でリーダーシップを発揮し、チーム全体を巻き込んでプロジェクトを成功に導いた経験があります。御社のような環境であれば、私の強みを最大限に発揮し、さらに成長できると感じています。

第三に、御社のグローバルな展開です。御社は世界中に拠点を持ち、多様な文化背景を持つ人々と共に働く機会が豊富にあります。私はこれまでに○○国への留学経験があり、多文化環境でのコミュニケーション能力を培ってきました。グローバルな視点を持ち、国際的なプロジェクトで貢献できる自信があります。

これらの理由から、私は御社で働くことを強く志望しています。御社の一員として、自分の経験とスキルを活かし、共に成長し続けることを楽しみにしています。」

回答例のポイント

この回答例では、以下のポイントを意識しています。

■具体的なプロジェクトを挙げる
御社の○○プロジェクトを具体的に挙げ、その社会的インパクトに感銘を受けたことを伝えています。

■企業文化の一致を示す
御社の企業文化が自分の価値観と一致していることを具体的なエピソードを交えて説明しています。大学時代のリーダーシップ経験を通じて、企業文化にフィットすることを示しています。

■グローバルな展開への関心を示す
御社のグローバルな展開に魅力を感じ、自分の留学経験や多文化環境でのコミュニケーション能力を強調しています。

■情熱と熱意を伝える
御社で働くことに対する強い意欲と期待を明確に示しています。

「なぜこの会社を志望しましたか?」という質問に対する回答は、企業研究と自己分析を徹底的に行うことが鍵となります。具体的なデータやエピソードを交えつつ、企業の魅力を伝え、自分のキャリア目標や価値観とどのように一致しているかを説明することで、採用担当者に強い印象を与えることができます。また、情熱と熱意を具体的なエピソードを通じて伝えることで、志望度の高さをアピールすることができます。これらのポイントを押さえた上で、自信を持って質問に答えましょう。

文:丸山 智士(就活系X(Twitter):就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム

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