2021/8/29 更新 面接対策

面接の質問と回答例「当社に落ちたらどうしますか?」

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就活の面接では、「選考に落ちてしまった場合」についても質問されます。この質問は、「真に受けない」ことがポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。

■当社に落ちたらどうしますか?(通常例)
まず、ここまでの選考で私のことを評価していただいたことに感謝し、自分に足りなかった部分を冷静に考えたいと思います。この業界で働くことを希望していますので、諦めず、御社に見合う人間になれるよう成長していきたいと思います。

いかがでしょうか。この質問は、圧迫面接と言ってもいいでしょう。面接官もワザと聞いているので、真に受けずに、決して弱い気持ちを出さないようにしてください。通常例のように、本当に落ちた時のことを話してしまうと、いかにも「心が折れました」という印象を面接官に与えてしまいます。言い換えると落ちることを受け入れた回答になってしまうので注意しましょう。例えば、「落ちることは考えたくない」という姿勢を貫き、逆に質問してしまうくらいの「前のめりな姿勢」をアピールしてしまうというのも、一つの手です。

■当社に落ちたらどうしますか?(改善例)
御社は、私がぜひ行きたいと願っている、正真正銘の第一志望です。ですから、落ちた時のことは、今この段階では想像すらできないですし、したくもありません。そして、私としては、御社の力になれるよう、精いっぱい働き抜く自信があります。もし、私を採用していただくにあたって、何かしらの不安があるようでしたら、是非この場でお聞かせいただけると嬉しいです。

このように同じ質問を受けたとしても、まったく異なる回答ができるということがイメージできると思います。また、すべての質問に対して、ストレートに答える必要もないのです。もし、本当に第一志望の企業からこの質問を受けたとしたら、素直に受け入れられないはずです。それこそ、食い下がるのではないでしょうか。面接ではロジカルに話すことも重要です。ただ、それ以上に志望度からくる気持ちがこもった言葉は、面接官の心を揺さぶります。自分の気持ちも武器にしながら、面接に挑みましょう。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム