就活の面接では、「興味を持っている勉強科目」についても質問されます。この質問は、「仕事で役立つかどうか」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。
■一番興味がある勉強科目はなんですか?(通常例)
日本の歴史に、非常に興味があります。特に、坂本龍馬が大好きです。日本で初めて株式会社を作った人物ということで、日本経済に影響を与えた最初の人物だと思っています。
いかがでしょうか。この質問は、単純に「あなたが興味を持っている勉強科目」を聞きたいのではありません。質問を言い換えると、「あなたが今まで学んだ勉強の中で、仕事の上でも役に立ちそうなものはありますか?」と聞いているのです。通常例は歴史に興味があり、坂本龍馬が大好きだと回答しています。ただ、残念ながら仕事に役立ちそうな内容だとは面接官は感じないでしょう。
■一番興味がある勉強科目はなんですか?(改善例)
私の一番興味がある勉強科目は英語です。小学校の頃から英会話教室に通い、大学ではアメリカに6か月の短期留学に行っていたので、簡単な日常会話ならできます。将来は、海外に拠点を置いたグローバルな仕事を希望していますので、海外に支店を持つ御社はとても魅力的な企業だと思っております。
このように、志望先の企業の業界や、職種をしっかりと把握して、興味がある勉強科目のエピソードから仕事の話に繋げてください。英語や中国語などの他にも、簿記やマーケティングは仕事で必要とされるスキルです。この辺りを絡めるようにしてください。もし、仕事に繋がるような勉強科目でなくても、志望先企業につながる話ができれば問題ありません。例えば、通常例のように歴史に興味がある人は、志望先企業の歴史を調べることをお勧めします。他の学生が知らないことを調べているだけでも、面接官にあなたの志望度を伝えることができます。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム