就活の面接では、「今、最も関心を持っていること」についても質問されます。この質問は、「あなたの課題意識」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。
■あなたが今、最も関心を持っていることはなんですか?(通常例)
昨年、免許を取得したので、車で行ける観光地に関心があります。今までよりも行動範囲が広くなったので、時間がある時に、できる限り旅行に行きたいと思っています。先日も友人と温泉旅行にいったのですが、山の中にある静かな宿で、とても有意義な時間を過ごすことができました。
いかがでしょうか。この質問は、実は「あなたの課題意識」を問うものです。もちろん、関心事は人によって様々ですが、あくまで面接での質問です。だから、面接官が期待する答えは「最も関心があることは◎◎です。それは、△△に自分の課題を感じ、解決したいと思ったからです」となります。
■あなたが今、最も関心を持っていることはなんですか?(改善例)
企業に関するニュースです。就職活動を始めてから自分の知識不足に課題を感じ、新聞を細部まで読むようになりました。特に企業欄は、毎日欠かさず読むようにしています。そして、新聞を読むようになったことで、話のネタが広がり、初対面の人とも話す自信が持てるようになりました。実際、説明会で初めて会う就活生にも私から積極的に話かけるようになり、情報交換ができる友人が新たに9人もできました。
例えば改善例では、「企業のニュース」に関心がある理由を、「自分の知識不足に対する課題解決のため」としています。さらに、後日談として「自分の成長にも繋がっている」という事実を付け加えることができれば、印象は更に良くなるでしょう。会社に入って求められることは、自分なりの課題を持ち、解決するための行動を起こすことです。周りに言われるからやるのでなく、主体的に動けるかどうかがポイントとなります。そのため、面接では面接官に主体的に動ける学生とイメージさせることが面接評価を上げるコツになります。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム