就活の面接では、「今、なにか励んでいること」についても質問されます。この質問は、「入社後の自分のイメージ」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。
■今、なにか励んでいることはありますか?(通常例)
私が現在励んでいることは、体力作りです。健康な体に健全な精神も宿ると思っているからです。毎朝、30分程度のジョギングを行い、空いている日はプールに行って体を鍛えています。
いかがでしょうか。この質問には、「社会人としてプラスに働くことに励んでいるか?」を確認する意図があります。そのため、体力作りという回答も決して悪くはありません。ですが、ライバル達に差をつけるためには、「社会人になって、実際に仕事をしている自分」を面接官にイメージさせる内容にすることがポイントです。
■今、なにか励んでいることはありますか?(改善例)
私が現在励んでいることは、体力作りです。健康な体に健全な精神も宿ると思っているからです。毎朝、30分程度のジョギングを行い、空いている日はプールに行って体を鍛えております。私が志望している御社の営業職は、かなりのハードワークだと伺っております。だから、少なくとも体力面でだけはお荷物にならないよう、これからもトレーニングを怠りません。
このように「今、励んでいること」を伝えるだけではなく、「御社の希望職種に就いてからのことも意識している」という要素を盛り込むことで、面接官へアピールすることも可能です。重要なことは面接に臨む前に、自分の希望職種の業務内容をしっかりと理解することです。説明会やOB訪問などで話を聞きながら、自分の経験や行動が活かせることを振り返る必要があるのです。面接で一歩深い話をするためにも、企業職種理解を怠ってはいけません。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム