就活の面接では、「会社を知ったきかっけ」についても質問されます。この質問は、「気後れしないこと」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。
■当社を知ったきっかけを教えてください(通常例)
御社を知ったきっかけは、就職情報サイトになります。大変恐縮ではありますが、正直、それまで御社のことは知りませんでした。しかし、それから御社のホームページも拝見させていただき、非常に興味を持ちました。
いかがでしょうか。今までその企業を知らなかったことに対して気後れしていて、無意味な本音トークになっています。大手企業や有名企業でない限り、学生が中小企業のことを深く知っていることは少ないでしょう。当然、面接官もそのことはわかっています。だからと言って、「知らなかった」とバカ正直に打ち明けられたら、面接官も人の子、ムカッと来るかもしれませんよね。ここでの本音トークは、全くの無意味だと思ってください。
■当社を知ったきっかけを教えてください(改善例)
御社を知ったきっかけは、就職情報サイトになります。〇〇ナビと△△ナビを拝見しました。私は御社の仕事内容に興味があったので、特に〇〇ナビの先輩社員の内容には非常に興味を持つことができました。是非、本日の面接でも、お時間があれば質問させていただければ嬉しいです。
企業は複数の就職情報サイト会社に、お金を払って企業情報を掲載していることがあります。ということは、サイト毎の費用対効果が気になるはずです。そこで、もしも「きっかけ=就職情報サイト」とするならば、改善例のように「情報サイトによる違い」を話してあげると、喜ばれるかもしれません。会社を知ったきっかけを質問された際は、知らなかったことを恥じる必要はありません。あなたがその企業を知る中で興味を持ったことをしっかりと伝えることが重要です。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム