就活の面接では、「あなたが入社すれば、当社にどんなメリットがあるか」についても質問されます。この質問は、「根性論にならないこと」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。
■あなたが入社すれば、当社にどんなメリットがありますか?(通常例)
どの部署に配属されても、どんな仕事であっても、同僚に負けないように頑張り抜きます。私はコンビニでアルバイトをしているのですが、誰よりも頑張ったことが評価されて、アルバイトのリーダーになりました。
いかがでしょうか。絵に書いたような根性論です。「仕事を頑張る!」だけで入社させる程、会社は甘くありません。とは言え、「この学生を採用したら確実にメリットが生じる」などということもあり得ないでしょう。つまり、この質問では「メリットがありそうだ、と期待させること」がポイントとなります。
■あなたが入社すれば、当社にどんなメリットがありますか? (改善例)
私は、物事に取り組む際の創意工夫には努力を惜しみません。大学1年の頃からコンビニでアルバイトをしているのですが、バイトながらも、年間の売上予算達成に貢献した実績があります。その店舗は、お年寄りの来店率が高かったのですが、1人当たりの購入点数が少ない状態でした。そこで、字の大きいお勧め商品の紹介ポスターや店内マップを作り、お年寄りに商品を紹介しやすくしたのです。結果、1人当たりの購入点数も増えて、売り上げ貢献に繋げることができました。このような創意工夫には、これからも妥協をせずに取り組んでつもりです。そして私のこの姿勢は、御社へのメリットに繋がると確信しています。
このようにあなたを入社させるメリットを質問された際は、あなたが考えて行動した工夫をアピールすると良いでしょう。上記では「バイトで取り組んだ創意工夫」について話していますが、これにより面接官は「当社での仕事でも、工夫を凝らして仕事に取り組んでくれるのでは?」という期待を抱いてくれることでしょう。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム