就活の面接では、「志望動機」についても質問されます。この質問は、「自分自身の意志を伝えられるか」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。
■志望動機を教えてください(通常例)
私は御社の求める人物像に相応しいと思ったからです。求める人物像は、「チャレンジ」「実行力」「忍耐力」だと伺っておりますが、私は思い立ったらすぐ行動し、成果を出すまで決して諦めない性格です。何よりも、今まで自分が経験していないことに挑戦することが大好きです。
いかがでしょうか。志望先の求める人物像は把握しているかもしれません。ただ、そのまま安易に伝えても、「受かりそうだから無理に言っている」ようにしか聞こえてきません。面接官は、「自社に対する熱い思い」を感じさせて欲しいと思っています。しかし、上記からは「求める人物像に合致しているから受かりそう」という安易な思いしか伝わってきません。「他の企業よりも御社を志望している理由」を伝えないとダメなのです。
■志望動機を教えてください (改善例)
私は「人の人生を豊かにできる仕事」に携わりたいという思いから、教育業界を志望しています。教育業界は人に好奇心を与え、その人の人生の選択肢を広げる大切な社会の役割だと私は思っています。その中で御社を志望する理由は、説明会で現場社員の方から直接お聞きした「教育が未来を作る」という企業理念にどの企業よりも共感できたからです。誠に勝手ながら、私自身と同じ思いで働かれている方がいるのだと、大変嬉しく感じました。是非とも御社の一員となり、「人の人生を豊かにしていきたい」と願っています。
このようにあなたが志望動機を質問された際は、志望している理由をしっかりと面接官にアピールすると良いでしょう。改善例は、最初に業界を志望する理由を伝え、その後で企業に対する熱い思いをアピールしています。「受かりそうだから」ではなく、あくまで自分の意志であることを面接官に伝えていきましょう。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム