2020/1/23 更新 面接対策

面接の質問と回答例「あなたの信念やモットーは何?」

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就活の面接では、あなたの「信念やモットー」を聞かれる場合があります。このような質問はストレートに回答してしまうとアピールが弱くなってしまいます。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。

■あなたの信念やモットーを教えてください。(通常版)
私のモットーは一日一善です。先日も、電車で優先席の前に立っていたのですが、松葉杖の方が座れないで困っておりました。そこで、座っている一番若い青年に笑顔で語りかけ、席を譲ってもらうように頼みました。青年も快く譲ってくれて、松葉杖の方も喜んでおりました。

いかがでしょうか。確かに一日一善というモットーは理解できます。しかし、この質問に一言付けたすと「働く上での、あなたの信念やモットーを教えてください」になります。面接官は決して、あなたに良い人自慢をここでアピールして欲しいわけではありません。この質問により、あなたの働く姿勢を確認したいのです。つまり、信念やモットーを仕事に関連付けた内容にするべきなのです。さらに、具体的なエピソードにより信念やモットーを持っているだけではなく、実際に行動に移していることをしっかりと伝えてください。

■あなたの信念やモットーを教えてください。(改善版)
私のモットーは「日々の改善」です。3年間続けているファミリーレストランのアルバイトでは、改善した方が良いと思うことを積極的に社員の方に相談し、実行しています。例えば、アルバイトのシフトを社員と個別に決めるのではなく、アルバイト同士で決められるように変更してもらいました。元々、アルバイト同士のシフトチェンジが多かったからです。その結果、シフト調整における助け合いも強まり、社員の方も個別にシフトを確認する手間が省けて楽になったと喜んでおりました。

このように「信念やモットー」については、ただの自慢話や良い姿勢の単純なアピールになりがちです。是非、「信念やモットー」については、仕事に直結できるような行動エピソードを含めてアピールしましょう。「信念やモットー」はあなたの行動のきっかけとなり、中長期的にあなた自身に影響を及ぼす内容になります。ここでしっかりと行動事例を伝えることができれば、面接官はあなたが良い行動を継続的に起こせる人だと好印象を持っていただくことができるでしょう。質問への回答がふわっとしていると感じた場合は、気持ちではなく、行動事例を含めて話せると評価も確実に良くなります。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム