2019/3/30 更新 面接対策

面接での話は起承転結NG⁈面接官にわかりやすい話し方!

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面接では面白い話よりも、わかりやすい話が求められます。何故なら、少ない面接時間の中で、面接官はあなたの話を理解し、合否を決めなければならないからです。そのため、面白い話であっても、結論が遠回しになると面接官は話の理解が難しくなります。面白い話の構成は「起承転結」です。最後まで結論がわからないから面白いのです。「起」で話の状況を設定し、「承」で話を展開し、「転」で変化が起き、「結」で結論に繋がります。ただ、面接時間は少ないため、「結」まで話が続かずにタイムオーバーなんてこともあるでしょう。面接官はあなたの話を理解しようとしているのです。その時に、もったいぶった話は好まれません。
面接では「結起承結」で話すことで、面接官の理解度は確実に高くなります。ウサギとカメを例にして説明しましょう。まず、面白い話の展開である起承転結からです。「起」:ウサギとカメが競争をすることになりました。「承」:カメはノロノロゆっくり、ウサギはぴょんぴょんと駆け抜けてアッという間に差が離れました。「転」:ウサギは余裕だと思って一休みしながら寝てしまいました。「結」:寝ているウサギを横目にカメは着実に一歩一歩進み、競争に勝つことができました。このような話の流れになります。仮に面接での話だとすると、面接官はカメが勝つという結論が最後までわかりません。話をわかりやすくするという意味では、結論を最初に伝える「結起承結」の流れが重要です。まず、「結」:足の遅いカメが足の早いウサギに勝つ話です。「起」:ウサギとカメが競争をしました。「承」:ウサギが怠けている間に、カメは着実に進み追い越しました。「結」:足が遅くても継続し続ける強みでカメはウサギに勝ちました。どうでしょう?面白くはないかもしれませんが、最初に結論から説明すると、その後の話の展開も理解しやすくなります。面接での話の流れも最初に結論から話すことで面接官の理解力をあげる工夫をしましょう。
例えば、部活の部員数を増やしたエピソードを話すとします。その際に、部員数を増やすことが目的であると初めに伝えて、その後に色々な工夫をした結果、最終的に〇〇名になったと話す方が多いです。ただ、それだと結果が最後までわかりません。最初に部員数を〇〇名から〇〇名に拡大させたと伝えると、面接官はその後の話を理解しやすくなります。また、部員数をその数までどのように拡大させたかも興味を持って聞けるようになります。一度、自分のESや面接で話すストーリーを振り返ってみましょう。結論が最後にある場合は、最初に持ってくることで面接官の理解度は高まるでしょう。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)

著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム