2025/7/25 更新 選考対策

GAB対策完全ガイド!言語・計数のコツからボーダー、おすすめ参考書まで徹底解説【27卒】

  • 2027卒
  • 2028卒
  • 27卒
  • 28卒
  • コラム
  • 初心者向け
  • 就職活動

皆さんこんにちは、type就活です!

インターンや本選考など、選考の重要なタイミングで避けては通れないのがwebテスト。

「志望企業のWebテストがGABらしいけど、何から対策すればいいんだろう…」
「GABってSPIや玉手箱と何が違うの?難しいって本当?」

サマーインターンや本選考を控え、Webテスト対策を始める就活生の皆さん。
数ある適性検査の中でも、特に総合商社や専門商社証券・金融業界などで多く採用されている「GAB」について、このような悩みや疑問を抱えていませんか?

この記事では、GABとは何かという基本から、具体的な勉強法、科目別の攻略のコツ、そして気になる選考突破のボーダーラインまで、GAB対策の全てを分かりやすく解説します。
GABへの漠然とした不安が解消し、自信を持って選考に臨みましょう!


GAB対策 目次

GABとは?SPIや玉手箱との違いを解説

GABとは、日本SHL社が開発した、新卒総合職の採用を目的とした総合適性検査です。
正式名称は「Graduate Aptitude Battery」と言います。
短時間で大量の情報を処理する能力が求められ、特に長文読解や図表の読み取りといった能力が重視されるのが特徴です。

GABの受験方式は3種類

GABには、受ける場所や形式によって主に3つの種類があります。

受験方式 名称 特徴
テストセンター C-GAB 企業が用意した会場のPCで受験する。電卓使用不可。
Webテスト Web-GAB 自宅などのPCで受験する。電卓使用可能。
マークシート GAB 企業が用意した会場で、紙のマークシートで受験する。

近年では、テストセンターで受験するC-GABと自宅で受けるWeb-GABが主流です。

GABと玉手箱、SPIとの違い

多くの就活生が受けるSPIや玉手箱とGABは何が違うのでしょうか。大きな違いは問題の形式と求められる能力にあります。

テスト名 主な特徴 特に求められる能力
GAB 長文読解、図表の読み取りが中心。1つの長文・図表に対して複数の設問が出される。 情報処理のスピード、正確な読解力
玉手箱 GABと同じ日本SHL社製。複数の問題形式(四則逆算、図表の読み取り、長文読解など)から企業が選択して出題。 GABと類似しているが、より多様な問題形式への対応力
SPI 短い文章問題や基本的な計算問題が中心。思考力や応用力が問われる。 基礎学力、論理的思考力

簡潔に言うと、GABは「スピード重視の読解・情報処理能力テスト」SPIは「基礎的な学力と思考力テスト」と理解しておくと良いでしょう。
また、GABと玉手箱は問題形式が似ている部分も多いですが、GABの方がより長文・図表の比重が高い傾向にあります。

SPIとは?基本的な対策法を知る
玉手箱の出題形式と攻略法はこちら

GABは難しい?選考突破のボーダーは?

結論から言うと、GABは他のWebテストに比べて「対策の差が出やすい」テストと言えます。
その理由は、以下の2点に集約されます。

・圧倒的に時間が足りない: 1問あたりにかけられる時間が非常に短く、スピーディーな判断が求められます。
・問題文が長く、情報量が多い: 特に言語問題の長文や、計数問題の複雑な図表を瞬時に理解する必要があります。

しかし、これは裏を返せば「しっかりと対策をして形式に慣れれば、他の就活生と差をつけやすい」ということです。

ボーダーラインは6~7割が目安

気になる選考突破のボーダーラインですが、企業によって大きく異なります。一般的には正答率6割〜7割が1つの目安とされています。

ただし、総合商社や外資系コンサルティングファームなどの人気企業・難関企業では8割以上の正答率が求められることもあります。まずは6割突破を目標に、志望度が高い企業に合わせて目標を上げていくのがおすすめです。

GABの出題内容と対策のコツ【科目別】

ここからは、GABの主要科目である「言語」と「計数」について、具体的な対策のコツを解説します。

【GAB言語】長文読解の対策とコツ

最大のコツは「設問を先に読んでから、本文を読む」ことです。

言語問題は、1つの長文に対して複数の設問が用意されており、それぞれの設問文が本文の内容と照らし合わせて「A:正しい」「B:間違っている」「C:本文からは判断できない」のいずれに当てはまるかを選択する形式です。
設問を先に読んでおくことにより、その問題を解くには本文のどこに注目して読めば良いかが明確になり、時間の大幅な短縮につながります。


・設問のキーワードを把握する: 誰が、何を、どうしたのか、というポイントを設問から抜き出します。
・本文からキーワードを探す: 設問のキーワードに関連する部分を本文中から探し、その前後を精読します。
・言い換え表現に注意する: 本文と設問で同じ意味の違う言葉が使われていることがあります。
・「C:判断できない」を使いこなす: 本文に書かれていないこと、本文からだけでは論理的に導き出せない選択肢は、迷わず「C」を選びましょう。憶測で判断するのは禁物です。

【GAB計数】図表読み取りの対策とコツ

計数問題は、複数の図や表が提示され、それらを基に計算して解答する形式です。

最大のコツは「頻出の計算パターンを覚え、電卓(Web-GABの場合)や筆算を素早く正確に行うこと」です。
求められる計算自体は複雑ではありませんが、どの数値を使って何を計算すればよいのかを瞬時に判断する必要があります。

・図表の単位や注釈を最初に確認する: 「(単位:百万円)」や「※」などの注釈を見落とすと、計算ミスに直結します。
・頻出の計算をマスターする: 割合(〇〇に対する△△の割合)、増加率・減少率、実数計算などのパターンは頻出です。すぐに計算式が思い浮かぶように練習しましょう。
・Web-GABは電卓の練習も: 自宅受験のWeb-GABでは電卓が使えます。普段から使い慣れた電卓を用意し、素早くキーを打つ練習もしておくと有利です。
・C-GABは暗算・筆算のトレーニングを: テストセンター受験のC-GABでは電卓が使えません。概算で当たりをつけたり、素早く筆算したりする練習が不可欠です。

GAB対策はいつから始めるべき?おすすめの勉強法

GAB対策は、可能であれば受験の1ヶ月前、遅くとも2週間前には始めましょう。GABは知識を問うテストではなく「慣れ」が非常に重要なテストだからです。

効率的な勉強法は以下の4ステップです。

・参考書を1周して問題形式を把握する: まずは時間を気にせず、どのような問題が出るのかを全体的に掴みましょう。
・苦手な分野を特定し、集中的に解く: 言語が苦手なのか、計数が苦手なのか。計数の中でも割合の計算が苦手なのか、など自分の弱点を分析し、繰り返し演習します。
・時間を計って本番同様に解く: ここからが本番です。1問あたりにかけられる時間を意識し、スピードを体に叩き込みます。
・間違えた問題の解説を熟読する: なぜ間違えたのか、どうすれば解けたのかを徹底的に復習します。正解した問題でも、もっと効率的な解き方がなかったか確認しましょう。

【2025年最新版】GAB対策におすすめの参考書・問題集3選

GAB対策の基本は、1つの問題集・アプリを徹底的に繰り返すことです。
複数の本に手を出すよりも、1冊を完璧に仕上げる方が効果的です。
ここでは、多くの就活生から支持されている定番の問題集・アプリを3つ紹介します。

これが本当のCAB・GABだ! 2026年度版

『これが本当のCAB・GABだ! 2027年度版』 (SPIノートの会)

特徴: GAB対策のド定番。多くの就活生が最初に手に取る一冊です。丁寧な解説と、本番さながらの模擬試験が魅力。Web-GAB、C-GABの両方に対応しており、これ1冊で対策は万全です。

公式サイトで見る


CAB・GAB完全対策 2027年度版

『CAB・GAB完全対策 2027年度版』 (就活ネットワーク)

特徴: 図解が多く、視覚的に理解しやすい構成になっています。Webテストの画面を再現したレイアウトで、本番のイメージを掴みやすいのがポイントです。

公式サイトで見る


GAB対策言語の画像 GAB対策非言語の画像

『GAB対策 言語・非言語』 (Takahide Kambe)

特徴: 問題量の多さに加えて間違えた問題の保存、計算機、プログレスバーなど便利な機能を複数備えた対策アプリです。

言語:AppStoreで見る 非言語:AppStoreで見る

まとめ:GABは早期対策と「慣れ」が鍵!

本記事では、GABの基本情報から科目別の対策法、おすすめの参考書までを網羅的に解説しました。

・GABはスピード重視の情報処理能力テスト
・SPIや玉手箱とは問題形式が異なり、専用の対策が必須
・ボーダーは6~7割が目安だが、人気企業は8割以上を目指そう
・言語は「設問先読み」、計数は「頻出計算パターンの暗記」がコツ
・1冊の参考書を繰り返し解き、「慣れる」ことが合格への最短ルート

GABは難易度が高いと言われますが、裏を返せば、しっかり準備した人が正当に評価されるテストです。
この記事を参考に、ぜひ今日から対策を始めて、志望企業への切符を掴み取ってください。

GAB対策でよくある質問(FAQ)

Q. GABとC-GAB、Web-GABの違いは何ですか?

A. 主に受験場所と電卓の使用可否が違います。
GAB: 企業が用意した会場で受けるマークシート形式の筆記テストです。
C-GAB: テストセンターのPCで受験します。電卓は使用できません。
Web-GAB: 自宅などのPCで受験します。電卓の使用が許可されています。

Q. GABと玉手箱はどちらが難しいですか?

A. 一概には言えませんが、GABの方が「1つの長文・図表に対する設問数が多い」「時間的制約が厳しい」といった点から、難しいと感じる就活生が多い傾向にあります。ただし、問題形式は似ているため、GABの対策は玉手箱の対策にも繋がります。

Q. GABの勉強時間はどれくらい必要ですか?

A. 個人の能力や目標スコアによりますが、一般的には20〜30時間が一つの目安です。1日1〜2時間勉強すれば、2週間〜1ヶ月で十分な対策が可能です。重要なのは、合計時間よりも継続して問題に触れることです。

Q. GABは使い回しができますか?

A. できません。GABやC-GABは企業ごとに受験する必要があります。ただし、一部のWebテストでは過去の受験結果を他の企業に送信できるケースもありますが、GABでは一般的ではありません。

GAB対策と「並行して」進めたいこと

やるべきことが明確になって、少し肩の荷が下りたのではないでしょうか。
でも、就職活動はWebテストだけではありませんよね。

「GABの勉強もしなきゃいけないけど、面接対策や企業研究もそろそろ本腰を入れないと…」

そんな風に、少し焦りを感じている方も多いかもしれません。

type就活では、そんな忙しい皆さんのために、就活の「次の一歩」に役立つイベントを開催しています。
早めの段階から就活イベントに参加し、有利な就職活動を始めてみましょう。

■選考対策イベント・合説・企業説明会の情報はこちら

イベント・セミナーのエントリーはこちら


■就活を有利に、余裕を持って進めたい方へ!
就活はやることが多く、情報も溢れているので、その中から本当に自分に必要な情報だけを取捨選択していくことは、非常に大変だと思います。
そのため、「就活生のスケジュールに合わせたイベント情報・大手企業からのスカウト、インターン情報や選考情報」を効率よく手に入れられる、というのが理想的ではないでしょうか?

type就活では、そんな忙しい就活生のために、必要な情報を皆様にまとめてお届けしています。

就活生の皆様は、type就活に登録をするだけ!
興味のあるイベントやインターンシップ、選考情報があれば、ぜひエントリーください!就活生のスケジュールに合わせて情報を発信していますので、「もっと早く動けばよかった…」ということがなくなるでしょう。就活を少しでも有利に、余裕を持って進めたい方は、ぜひtype就活にご登録ください!

選考対策で役立つ!企業理解を深めよう
業界・企業研究の選考対策記事はこちら

各業界のリーディングカンパニーの社員の声が多数掲載
業界研究一覧 (各企業の社員のインタビュー記事)

就職活動をこれから始める方におすすめ
企業研究がしたい方はこちら

執筆者

執筆:type就活編集部 前原可奈
株式会社キャリアデザインセンター入社後、年間20件以上のイベント企画や就活記事執筆など、type就活のサービス運営を担当。
これまでに、累計5万PVを超える記事を執筆し、就活生向けの情報発信を行う。
公式X:https://x.com/typeshukatsu
公式Instagram:https://www.instagram.com/typeshukatsu/

監修:森雅基
2009年、キャリアデザインセンターに新卒入社。6年間、広告営業に従事。大手企業中心の営業チームにて、主に大手コンサルティングファームや外資系投資銀行を担当。ボストン コンサルティング グループ、アクセンチュア、ゴールドマン・サックスなどの採用支援を行っていた経験を活かし、2015年より企業向けの商品企画やマーケティングを手掛ける。現在、type就活の事業責任者。

2027卒向けイベント・説明会一覧 | type就活

\type就活限定イベント多数掲載/
新規会員登録はこちら!