2025/2/28 更新 選考対策

面接の質問意図を理解するコツと失敗しがちなパターン

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この記事のまとめ

面接で評価を上げるには、面接官の「質問の意図」を理解したうえで回答することが重要!

・理由
それぞれの質問には、スキルや価値観・企業との相性、思考力を確認する意図があるため
・コツ①
「応募者の何を知りたいのか?」を意識して質問の背景を考える
・コツ②
質問をカテゴリーに分ける
・コツ③
面接官の立場になって、「どんな情報を求めるか」を考える

面接ではさまざまな質問が飛び交いますが、それぞれには明確な「意図」があります。
質問の意図を正しく理解しないと、的外れな回答になり、評価が下がることも。
逆に、意図を正しく把握し、それに沿った回答をすれば、内定に近づくことができます。
本コラムでは、面接での質問の意図を理解するコツと、失敗しがちな事例とその対策を解説します。

なぜ「質問の意図」を理解することが重要なのか?

面接官が質問をするのは、あなたのスキルや価値観、企業との相性を確認するためです。
しかし、質問の意図を誤解すると、的外れな回答をしてしまい、「この人は話がかみ合わない」「論理的思考力が低い」と評価されることになります。
一方、意図を的確に把握し、端的に答えることができれば、面接官の印象は大きく向上します。

面接での質問意図を理解するコツ

■質問の背景を考える
面接官がなぜその質問をするのかを考えましょう。
「応募者の何を知りたいのか?」を意識することで、質問の意図が見えてきます。

■質問をカテゴリーに分ける
面接の質問は大きく以下の3つのカテゴリーに分類できます。
1. 人物理解系(例:自己PR、強みと弱み、学生時代に力を入れたこと)
2. 志望動機系(例:なぜこの会社を志望したのか、他にどんな企業を受けているか)
3. 価値観・思考力系(例:最近気になったニュース、ストレス対処法

質問がどのカテゴリに属するのかを考えることで、意図を読み解きやすくなります。

■面接官の立場になって考える
もし自分が面接官だったら、どんな情報を求めるか?と考えると、質問の意図が見えやすくなります。
特に「この質問を通じて、企業は何を判断しようとしているのか?」を意識しましょう。

失敗事例とその対応方法

1. 「なぜこの会社を志望しましたか?」の質問意図を誤る

■失敗事例
「御社の事業内容に魅力を感じました。」とだけ答えてしまう。

■なぜ失敗か?
この質問の意図は、「本当にこの会社に入りたいのか?」「企業研究をしているか?」を確かめること。
漠然とした回答では「他の企業でもいいのでは?」と思われてしまう。

■対応方法
企業独自の強みや価値を盛り込む、自分の経験と企業の特性を結びつける、「だからこそ御社で働きたい」と明確に伝える

■改善例
「私は〇〇業界において、△△のスキルを活かせる環境を求めています。
御社は業界内でも□□に力を入れており私の経験と親和性が高いと考えています。
特に〇〇事業における□□の取り組みに惹かれ、私もその一員として貢献したいと考え志望しました。」

2. 「あなたの強みと弱みを教えてください」の意図を誤る
■失敗事例

「私の強みは責任感が強いことです。弱みは完璧主義なところです。」と簡単に答えてしまう。

■なぜ失敗か?
この質問の意図は、「自己理解ができているか」「強みを仕事でどう活かすか」を確認すること。
ただ単に強みや弱みを述べるだけでは、面接官は「それが仕事でどう役立つの?」と思ってしまう。

■対応方法
具体的なエピソードを交える、強みをどのように仕事で活かすか伝える、弱みは克服方法もセットで話す

■改善例
「私の強みは責任感が強く、最後までやり抜く力があることです。大学のゼミでは、チームでのプロジェクトでリーダーを務め、期限内に成果物を完成させました。
一方で、完璧主義な一面があり、細部にこだわりすぎることがあります。しかし、スケジュール管理を徹底し、優先順位をつけることで、効率的に進められるよう改善しています。」

3. 「最近気になったニュースを教えてください」の意図を誤る

■失敗事例
「最近の円安のニュースが気になりました。」で終わってしまう。

■なぜ失敗か?
この質問の意図は、「情報収集力」「考察力」「業界への関心度」を見ること。
ただニュースを述べるだけでは、思考力が伝わらない。

■対応方法
ニュースの背景と影響を説明する、自分の意見を交える志望業界との関連性を示す

■改善例
「最近の円安の影響が気になっています。特に輸出企業が恩恵を受ける一方、輸入品価格が高騰し、消費者や企業に影響を与えています。
御社は国内市場が主力ですが、今後の為替変動を見据えた戦略が重要になると考えています。」

まとめ

面接の質問の意図を理解することは、適切な回答をするために不可欠です。
質問の背後にある「企業が知りたいこと」を考え、的確に答えることで、面接官の評価を高めることができます。

事前に質問のカテゴリーを整理し、失敗事例のようなミスを避け、成功パターンを意識した回答を準備しましょう。

文:丸山 智士(就活系X(Twitter):就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム

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