NTT西日本を単なる通信企業だと考える学生は多いかもしれません。しかし、長年主力だった通信・インフラビジネス分野の枠を超え、現在は新たな領域に注力しています。それが、業種や資本関係を問わずに他社とも協業しながら価値を創出する「新領域ビジネス」です。具体的には、ICT・AIによる映像配信プラットフォームや睡眠データの利活用サービス、月間利用者数3500万人超の電子書籍サービス、電子教科書による教育現場のDXサービスなど。提供するサービスは多岐にわたりますが、固定通信やネットワークなどの既存ビジネス分野で培った技術力やノウハウを活かしているという共通点があります。こうした既存ビジネスと新領域ビジネスが生み出すシナジーを含め、NTT西日本が提供する社会的価値や使命を学生の皆さんに理解していただくために実施しているのがインターンシップです。

NTT西日本では、会社説明・事業説明・パネルディスカッション・業務体験の一連をインターンシップと呼んでおり、企業・事業・業務の全てに関する理解を深められる体験型のコンテンツを提供しています。例えば、会社説明会では学生からの質問が尽きるまで終わらない質問コーナーを用意。学生の皆さんが主体的に情報を得られる機会を設けています。事業説明会では、ゲーム形式のグループワークを実施。インフラ企業の既存・新領域ビジネスのシナジー効果や事業バランスの重要性を、目の前でイメージできるようにしています。また、パネルディスカッションでは、自治体営業編・新領域ビジネス編・女性活躍編など、テーマごとに現場社員が登壇。実体験を聞くことで、NTT西日本で活躍する社員の考えや目標などを知り、仕事の醍醐味が理解できるでしょう。最後は、自身が体感したい職種のグループワークに挑戦します。実業務同様の課題に取り組み、入社後のイメージを膨らませてください。インターンシップに参加する過程でNTT西日本の事業や社会的影響力の大きさを理解できるため、自身が将来成し遂げたい目標を具体化させることに役立ちます。そして、おのずとNTT西日本で活躍する自身の姿がイメージできるはずです。

インターンシップを通して自分らしいキャリアビジョンを描く上で、大切にしてほしいことは三つあります。

まずは、周りに惑わされることなく「どんな人生を送りたいか」と自問自答してみてください。就職活動中には「もう就活が終わった」「大手から内定をもらった」という声を耳にすることもあるでしょう。ただ、周囲の就職活動の状況や内定企業の社格に一喜一憂する必要はありません。理想の人生に向き合えれば、その一部である仕事を通じて成し遂げたい目標や社会に提供したい価値を発見できるでしょう。

次に、自己分析を進める際に過去の出来事から自身の行動理由や感情の起伏を振り返ってみてください。幼少期・学生・部活・アルバイトとカテゴリーごとに細かく考えてみるとよいでしょう。過去の行動を振り返ることで、実力を発揮できるシーンや、充実感・達成感を得られる瞬間など、自分自身の特徴を客観的に把握できます。今まで気付きもしなかった得意分野やモチベーションが高まる瞬間が分かれば、心の底から実現したいと思える目標も見つけやすくなるはずです。

そして最後は、積極的に情報をキャッチアップし、キャリアの選択肢を増やしてみてください。幼少期の夢と今の夢が異なる人が多いことからも分かるように、経験を重ねて知識が増えると目標は変化します。つまり、興味のない業界や未知の職種であっても情報を収集し、意欲的にインターンシップにも参加することが、自分らしいキャリアビジョンに出会える可能性を高めていくのです。コロナ禍を経た現在は、各企業がホームページ上で採用情報を充実させていることが多く、企業・業界の情報を仕入れやすくなっています。まずは、業界・職種を問わずインターンシップ情報を調べてみるだけでもよいでしょう。新たな企業との出会いや心躍るサービスの発見などにつながるかもしれません。そしてその気付きは、皆さんの人生を切り開くきっかけになる可能性を大いに秘めています。

特に、NTT西日本のインターンシップでは、この三つの行動・姿勢を大切にして、理想の人生を見つけてほしいと思います。なぜなら、当社はウェルビーイングな職場づくりに注力し、仕事を人生の一部として捉える「ワークインライフ」という考え方が根付いているから。NTT西日本の仕事は自身の人生を豊かにする仕事になり得るのか。NTT西日本が提供するサービスは、自身が社会に提供したい価値とマッチするのか。ぜひ、インターンシップを通して確認してほしいと思います。