NTTコミュニケーションズ2021/5/14 更新
Smart Worldの実現で社会課題の解決を目指す
ICT業界のリーディングカンパニー
リーディングカンパニー37社の人事に聞く
学生が知らない成長企業の真実
就職活動に臨むにあたって、企業研究を行う学生は多いだろう。その時に気になるポイントの一つが、会社の成長性だ。では、会社の成長とは何か。その成長を支えるものとは何なのか。そして、成長企業に新卒入社し、働く醍醐味とは……？ 国内リーディングカンパニー37社の人事・採用担当者に、各社の事例で“成長企業の真実”を聞いた。
※この記事は特別冊子「インターンシップ・ラボ2021」のweb転載です
NTTコミュニケーションズ
人口減少や少子高齢化、労働生産性、食料・環境問題の深刻化など、社会が直面する課題に先進的かつ信頼性の高いICTソリューションの提供を通して、多彩なサービスやバリューで解決を図るICTのプロフェッショナル集団
NTTという名前は広く知られていますが、具体的に何をしている会社なのかわかりづらい。学生の皆さんはそう感じるのではないでしょうか。実際、私も学生時代はそうでしたから（笑）
当社は1999年に「長距離国際・インターネット」領域で事業展開する企業として設立され、以来、めまぐるしく変わる社会情勢や技術の進歩に合わせて、常に新しいコミュニケーションのあり方を模索し、サービスやソリューションを展開してきた会社です。
皆さんの親世代からするとOCNや通信会社という印象が強いかもしれませんが、近年はSmart World（ITで社会課題を解決していくスマートな社会を指す言葉）の実現を掲げるICT業界のリーディングカンパニーとして、ファクトリー、ワークスタイル、エデュケーション、カスタマーエクスペリエンス、シティ、モビリティ、ヘルスケアという七つの領域で新しいソリューションの開発に注力しています。
教育領域で例を挙げると、クラウド型教育プラットフォーム『まなびポケット』があります。これは教育をICT化することによって、いつでもどこでも学べる環境を提供し、生徒の学習状況を教師は簡単に把握でき、蓄積した学習データを分析することで生徒個々に合わせた教材の提供を可能にしており、教育に関する新たな価値創造を進めています。現在は全国で100万IDを突破しており、新型コロナウイルス感染拡大で全国の学校が休校した際には、学びをとめないツールとして大いに活用されました。
また、コロナ禍といえばワークスタイル領域でリリースされた『Ne Work』というアプリも画期的でした。よくあるWeb会議サービスの機能にとどまらず、メンバーの状態（余裕あり、相談OK、集中時間など）によってアイコンの色が変化し、メンバーの状態を直感的に把握できるため、立ち話感覚で気軽に話かけられる。アイコンを近づけるとその会話が聞こえてくるなど、リアルな職場環境に近い状態を実現する設計になっています。すごいのは、発案からリリースまで3カ月という速さで実現したことです。コロナ禍という状況でICT業界のリーダーとしてできることを素早くキャッチアップし、開発部門も通常より早い開発手法をとったそう。大きな組織ですが、世の中のニーズと使命の下、柔軟に舵をきれる強さが垣間見えた事例でした。
一筋縄では解決できない課題に
強い意欲とアイデアで勝負
私たちが今後実現していくサービスやソリューションは誰も形にしたことがないものばかり。時には世の中の仕組みや概念ごと変える必要もあるでしょう。そんな風に未来を創る、あるいは社会課題に強い意欲とアイデアで立ち向かえる人材を育成していくためにも社内の制度を日々進化させています。
例えば、イノベーション創出を目的にした新規事業のアイデアコンテスト『DigiCom』。毎年入社1年目から部長クラスまで数百名の応募があります。6回目となる2020年度のコンテストでは、参加者への教育プログラムを充実させ、高い評価を得たチームは事業化に向けて本格的な支援を受けられるように内容をブラッシュアップ。最終発表では代表や役員も参加し、会社全体で0から1を生み出そうという気概に溢れていることがわかるかと思います。
実際、DigiComで提案された、会議の議事メモを自動で取る『coenote』は、サービス提供に向けて邁進中です。
また、FA（フリーエージェント）制度も社員が主体的に働ける制度の一つ。社内公募とは逆で、自分のスキルを社内に公開し、「うちの部署にジョインしてほしい」と声がかかれば、異動が決定するというもの。社員がのびのび働け、仕事に没頭できるような後押しがあるのは当社だからこそ。ぜひ当社で社会課題を解決へ導くアイデアを実現してください。
