総合経営コンサルティンググループとして約130業種に及ぶコンサルティングを手がける船井総研グループ。その中核として、国内最大規模のコンサルティング事業を展開するのが船井総合研究所だ。戦略の立案だけで終わらせず、時にはお客さま先で現場社員と共に働くなど、徹底した現場主義・成果主義を貫いている。
現在、同社の不動産支援部でコンサルタントとして活躍する小屋敷侑太郎氏は、インターンシップが入社の決め手となったと語る。
「プラスチック製造・販売会社の社長である父を間近に見ていて、仕事は楽しむものだと感じていました。当社のインターンシップでは、それを体感できたのです」
小屋敷氏が参加したインターンシップは1Dayと2Daysの2回、計3日間。1Dayは有名百貨店が業績アップした要因を探るグループワークを実施。特徴的なのは、実際の店舗に足を運び、店舗スタッフに話を聞く点だ。
現場では、時間帯によって人々の属性や行動パターンが刻々と変化する。その変化を目の当たりにし、小屋敷氏は、ビジネスの流れやスタッフの熱意など、現場でしか得られない、多くの貴重な情報を掴むことができたと話す。
「室内で完結するグループワークを実施する企業が多い中、現場主義の重要性を理解できたことで、コンサルティングにかける当社の本気度が伝わりました」
1Dayインターンシップの後、小屋敷氏は2Daysにも参加。2Daysでは自由に選択した業界の業績アップを図るためのソリューションを考え、社員の前で発表するプログラムだった。
小屋敷氏たちは今後の成長性を見こし、葬儀業界を選択。現場を見ることの重要性を理解していた小屋敷氏は、実際に葬儀会社を回り、インタビューをしながら分析を重ねた。まとまりかけたアイデアに対して、先輩社員から鋭い指摘が入れられる。そのやり取りの中で小屋敷氏が実感したのは、同社社員の仕事への熱量だった。
「懸命に考えた案を先輩社員の一言で練り直すこともありました。それほど、当社のインターンシップはどの企業よりも真剣で熱く、学生にも本気で向き合う。『最後までやり切る』という当社の流儀を、身を持って理解しました」
インターンシップでは、仕事を本気で楽しみ、躍動する社員の姿が印象的だったと語る小屋敷氏。『仕事は楽しむもの』という理想を体現しており、自身の価値観を改めて強く認識した瞬間だった。
「父の背中を見てイメージした仕事の価値観は誤りではなかった。そう確信したからこそ、当社への入社を決意できたのです」
ビジネスをリアルに経験することで働くことの本質に気付け、自身の将来像を明確にできる。それをインターンシップで経験できるのは、現場主義を掲げる同社をおいて他にないだろう。