国際協力機構(JICA)2022/5/09 更新
イノベーションをけん引して知を結集し
多様化・複雑化する社会課題の解決に取り組む
語学力や知識、経験よりも
社会課題への問題意識が重要
イノベーションを起こそうとしているJICAが求めているのは、「世界に目を向け、問題意識を持っていること」です。問題意識と言っても、難しいことではなく、漠然とした思いで構いません。私自身、ニュースで見たテロの映像から、海外の問題に関心を持ったことがきっかけでした。
専門知識や語学力は、入構後に学ぶ機会が用意されています。国内外の大学院への通学支援制度や語学などの集合研修、理事長の下で直接学べるゼミ活動、国連機関や民間企業への出向など、バラエティーに富んだ制度があります。特に職員から好評を得ているのは、入構1~2年目に実施している約3カ月間の海外OJT。新入職員全員がそれぞれ開発途上国に赴任し、プロジェクトの現場を肌で感じます。初めて開発途上国の人々の生活や考え方に触れたという職員も少なくありません。こうした機会が、JICA職員にとって大事な血肉となり、机上の空論ではない、本当の現場を見聞きしたからこその事業企画・運営ができるのです。コロナの影響を見極めつつ、実施方法や時期・期間を変更する可能性はありますが、この制度自体は今後も続ける予定です。
さまざまなステークホルダーを巻き込みながら、ダイナミックかつイノベーティブに社会課題の解決に取り組みたい。このような情熱をお持ちの方はJICAを活用し、世界へと羽ばたいてください。