2020/6/4 更新 国際協力機構(JICA)

問題解決に必要な事は何か見極めながら議論しよう

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入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。

国際協力機構(JICA)

貧困やインフラの未整備といった開発途上国が抱えるさまざまな課題を解決することで、日本を含む世界全体の平和と繁栄の実現に貢献する政府系機関

人事部 人事企画課
主任調査役 角田和之さん 人事部 人事企画課 主任調査役
角田 和之さん

開発途上国の社会・経済を支援し、国際社会に平和と豊かさをもたらしたい。そんな情熱を持って世界のさまざまな問題に向き合い、国際協力の最前線を担うJICA。民間企業と違い、利潤を目的としない公的機関として、世界に約150カ国ある開発途上国が抱える多様な社会課題と向き合い、最適な解決策を立案、実行しています。

JICAのキャリア教育プログラムでは、こうした職員の業務を体感できるグループワークを実施しています。6名1組のチームを組み、実際に当機構が支援する開発途上国を取り上げ、その国が抱える課題を解決するための協力案を考えていただきます。運輸交通、農業、エネルギー、保健医療、防災など、大量にある情報の中からあらゆる課題を洗い出し、問題分析を繰り返しながら、根本的な原因を探っていく。決して容易ではありませんが、JICAだからこそできる国際協力の醍醐味と一国の開発計画を動かすダイナミズムを体感できるでしょう。

営利目的ではない真の問題解決 意思決定のプロセスが大切です

JICAが行う支援は営利目的ではありません。そのため、開発途上国の政府の要望だけでなく、関わる全ての人にとってベストな解決策を模索する必要があります。その国や地域が現在どのような課題を抱え、今後どのように成長していきたいのか。周辺国や住民からはどのような声があがっているのか。多方面からの情報・意見をまとめ、今後その国がより豊かになるための道筋をつくるのがJICAの仕事です。しかし、複数の課題を一気に解決することは困難なため、優先順位も決定しなければなりません。「まずは運輸交通を整えよう」「主産業である農業の支援が最優先だ」など、さまざまな意見が飛び交うでしょう。一方、農業を振興するためには、農業の生産性や品質を高めるだけでなく、隣接する産業や、物流インフラ、人材育成にも着目する必要があります。このように複数の課題が絡み合った状況でも、「今本当に必要なことは何か」ということを念頭に置き、議論することが大切です。

グループワークの最後には、導き出した課題とそれを解決する戦略・具体策を発表していただきますが、そこに 〝正解〞はありません。だからこそ、メンバー同士で何を優先すべきか合意形成をはかり、なぜその答えにたどり着いたかという、プロセスを重要視しています。社会問題を解決するという大きな目標に向かって議論を前に進め、実行していく。一つ一つ乗り越えていくことが、あなた自身の成長にもつながります。国際協力や開発途上国での経験がなくても、社会課題の解決に関心がある方は大歓迎。JICAの仕事の魅力を最大限に実感してください。

インターン活用ポイント

1.職員と積極的に会話し、考え方や視点を学ぼう

各チームには職員がサポートにつくので、積極的にコミュニケーションをとり、営利目的ではないJICAならではの視点、考え方を学んでください。ご自身の志向性と合うかどうかを見極められると思います

2.気づきや学びは都度メモを取り、振り返ろう

「相手を納得させるには」「みんなで一つの結論にたどり着くには」など、学んだことは都度記録するようにしましょう。そうすることで、よりアウトプットの質を高めることができます

インターンinfo

JICA職員の業務を疑似体験できる2日間のプログラム。実在する開発途上国を題材に、その国が抱える課題を読み解き、解決するための戦略策定とプロジェクト形成をチームで行う。国際協力のやりがいと面白さを体感できる

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