働く醍醐味
私が仕事に熱中する理由
仕事で圧倒的な成果を出したい。
経験を積んで、専門スキルを身に付けたい。
では、いち早く成長を遂げたトッププレーヤーたちは
どう仕事に取り組んできたのだろう。
注目企業の若手社員が、仕事の魅力を実体験を交えて語る。
国の代表として貿易・投資を促進し
日本経済を本質的に発展させられる
大学時代は弁論部に所属し、日本の社会課題への調査と議論に明け暮れていた私は、将来的に日本の経済に貢献したいと考えていました。コンサルティングファームや商社も検討しましたが、最終的にはJETRO一択。決め手はスタートアップの海外進出、農産品の輸出など多岐にわたる支援ができることと、国外70以上、国内50以上の拠点を持つことでした。職務や居場所、関わる人が場面で変わり、常に新しい挑戦ができる環境に魅力を感じたのです。また、民間企業では自社の利益最大化が目標として求められますが、独立行政法人として利害関係を一切取り払い、企業に公平な支援をできることが、本質的に日本経済の発展に寄与したいという私の軸と重なりました。
入構後、3つの部署を経験して気付いたことがあります。それは中立的な立場で組織や役職を超えた多様な人物と関われるからこそ、普段つながることが難しい企業や人をつなげ、成長を支援できるということでした。
例として、現在所属する日本企業の海外展開を支援する部署での経験をご紹介します。私たちのミッションは、スタートアップや起業家への支援を通じて事業を促進させる海外アクセラレーターを国内に誘致し、日本のスタートアップに投資を促すための国内初のプログラムを開催すること。通常スタートアップが海外投資家に直でアプローチするのは難易度が高いですが、スタートアップと投資家双方にとって中立的かつ支援実績が豊富な私たちが介在することで、前向きな検討をしてもらいやすくなるのです。中でも私は、JETRO、スタートアップ、海外アクセラレーターなど国内外の複数のプレーヤーの調整を行っていました。価値観や利害の異なる関係者をプログラム開催という一つの目的に導くことは容易ではありませんでしたが、密に連携を取りながらプログラムに参加することの意義や各方面へのメリットを伝えることで折り合いをつけながら無事に開催へ。実際の投資に向けた議論につながった時は大きな喜びを得ました。
企業・投資家双方の視点を持ち
本質的なアドバイスができるように
あらゆる立場の方々と関わるため、各関係者の本音を聞く機会も多く、背景を深く理解できるように。例えばスタートアップに対して、海外投資家に響きやすいプレゼンテーション方法を提案するなど投資促進に向けて具体的な施策を立案できるようになりました。
JETROにはかたちある製品はありませんが、フラットな立場と広範なネットワークという強みは唯一無二です。次なるキャリアは海外拠点での貿易支援。どんな部署でもJETROが持つ強みを活かしながら、日本の経済成長を支えられる存在であり続けたいです。
制作担当/若山美帆乃
やって分かった仕事の魅力
フラットに日本経済に貢献できる
企業と企業を結びつけられる