入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。
国内で月間8300万人が利用するコミュニケーションアプリ『LINE』を軸に、広告、金融、AI、コンテンツ系サービスなど多様な事業を展開
インターンシップの企画において最もこだわっているのは、LINEの開発組織のありのままの文化に触れていただくこと。エンジニアのうち約4割が外国籍社員というインターナショナルな環境であるLINEは、多様性と成長性を併せ持つ組織です。大規模、かつ大胆なプロダクトを生み続ける裏には、大切にしている三つのエンジニアリングカルチャーがあるのです。
一つ目は「Take Ownership」。LINEでは、他チームのソースコード、会議のログなどの情報に自由にアクセスできます。インターン生も同様です。社内システムには有益なリソースが多く公開されていますので、言われたタスクをこなすだけではなく、主体的に情報を拾い、業務に活かしてください。
二つ目は「Trust and Respect」。フィードバックカルチャーが根付いているため、コードレビューや議論で常にフィードバックを得られます。多様なバックグラウンドを持つ社員がいますが、お互いを尊重・信頼し、日々プロダクトを良くするために意見を交わしています。
三つ目が「Be Open」。オープンなコミュニケーションが重要視されているLINEでは、質問や疑問は個人ではなく、グループチャットで問いかける態度が推奨されています。それが、周りが何を必要としているか、新しい気付きを得るきっかけになっています。
こういったカルチャーが、LINEの成長の裏にはあるのです。ぜひ、さまざまなエンジニアと触れ合い、その風土を体感してください。
インターン生はLINEのエンジニアが使用するツール、データ、ソースコードに触れることができます。有益なリソースを活かし、より多くの情報や知識をインプットし、与えられた課題・業務に活かしてください
オンラインでもオフラインの場でも、積極的に意見を発言したり、質問をしたりする姿勢が求められています。主体的に行動し、わからない事や疑問は周囲の人に聞く、頼る、意見する癖を付けてください