インターンシップ参加×セルフチェックで準備する
「自分らしく働く」の始め方
「自分らしく働く」って素敵だけど、そもそも「自分らしく」って何だろう?働く上で自分が大事にしたいことは何なのか、何のためなら頑張れるのか、何に喜びを感じるのか……インターンシップを通して自分のことを深く知るための方法や、先輩たちが就職後に知った「自分らしく働く」への答えを紹介します。

自分が描くビジョンをチームの皆で洗練させ
お客さまを笑顔にする成果を生み出すこと

主任
自分らしく働けていると実感するのは、自分の強みを活かして主体的に取り組んだ結果、お客さまに笑顔になっていただけたと感じる瞬間です。強みを活かすという点で、JR東海には挑戦する社員を後押しし、成長を大切にする文化が根付いています。これを強く認識したのは、初期配属先で新入社員育成業務を担当した時でした。目の前の業務で手一杯だった私に対して、当時の上司が、「自分のアイデアや工夫を凝らして、より良い成果を得られる方法を考えてほしい」とアドバイスをくれ、はっとしたのです。この言葉をきっかけに「自分だったらどうするか」を常に考えるようになり、徐々に仕事の面白さを感じられるようになりました。現部署への異動の公募に手を挙げることができたのも、自分が仕事を通してどんな価値を社会にもたらしたいかを考え続けてきたからだと思います。
現在は、訪日外国人のお客さまに向けて、鉄道を単なる移動手段としてだけではなく、一つの旅行体験として楽しんでいただくことを目指し、日々業務に取り組んでいます。利用者数など、数字の増加はやりがいにつながりますが、私はお客さまに自分たちのサービスが届いている瞬間を目の当たりにすることに、大きな喜びを感じます。以前、訪日外国人のお客さまが笑顔で新幹線と一緒に記念撮影をされている様子に出会いました。自分の仕事が、ほんの一部でも、お客さまの一生の思い出を形づくれていると実感できたことは、大きな原動力となっています。それ以来、たびたび駅に出向き、訪日外国人のお客さまにサービスの良かった点や改善点をインタビューするようにもなりました。すると、ありがたいことに「とてもよい旅行体験だった」と、うれしい反応をいただけることもあります。自分たちの仕事は間違っていないという自信につながりますし、何よりもこの実際のお客さまの声こそが、「もっと頑張ろう」と自分を奮い立たせる活力にもなっています。

一人では気付けない自分らしさを
気付かせてくれるチームワーク
鉄道事業は、多くの人が協力しあうことで成り立っている特徴があり、JR東海にもチームワークを重視する風土が確立されています。私が所属する部署でも、メンバーそれぞれの専門性を活かし、活発に会話しながら日々業務を進めています。自分が描くビジョンを発信すれば、尊敬する上司や同僚の助言によって洗練されたアイデアに昇華され、深みのある施策に仕上がることも少なくありません。チームで試行錯誤を重ね、大きな成果を上げられた時、自分一人では得られない大きな達成感を味わうことができます。
さらに、JR東海にはジョブローテーション制度があり、多様な業務経験を通じて新たな興味や適性を発見し、多角的かつ重層的な視点を養う機会があります。私自身、現在の業務や新入社員育成業務の他に、海外要人対応業務も経験しました。そこで感じた、JR東海の鉄道技術に対する海外からの信頼の大きさは、現在の業務を推進する上での大きな自信につながっています。
皆さんが就職活動をする中で、自分らしく働くとは何か、それを実現できる環境とはどのようなものか、と考えることがあるかと思います。そんな時は人生をかけて目指す理想像や価値観が、その会社の理念に合致しているか、働き方として実現できるかを意識してみてください。私は、学生時代の海外留学経験をはじめ、人生の節々で移動によって得られる経験の重要性を感じていました。自分が本当に価値のあるものだと思える「移動」をより充実したものにし、多くの人に届けたいという人生のテーマに合致する会社を探し、JR東海を選びました。インターンシップは、会社の価値観を直接感じ、自分の気持ちを言語化する絶好の機会です。魅力に感じる部分だけではなく、違和感や疑問点についても質問を重ねれば、自分らしい働き方を実現できる会社に出会えると思います。
制作担当/佐藤諒
自分の価値観を知るために
インターンシップで確認すべきこと三つ
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1
仕事が人生に及ぼす影響を
多角的に考察してみよう仕事は人生を構成する大部分だからこそ、まずは人生を通して実現したい目標や、大切にしたい価値観を整理してみましょう。自分の人生を豊かにする要素が分かれば、事業や社格に惑わされず、自分の価値観に基づいた選択ができるはずです。
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2
業務以外の側面も探り
ロールモデルから気づきを得る社員の働き方やキャリアビジョンを聞く際、人生の価値観や趣味など、業務以外の成長や楽しみについても話を聞くのがおすすめです。業務以外の部分も含めてこそ、自分らしく働くヒントを先輩社会人から得られるかも知れません。
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3
魅力的な部分と同じくらい
「なぜ?」という違和感を探ろう社員から話を聞く際に、「なぜそう思うのだろう?」と疑問に感じることがあれば、積極的に確認してみてください。違和感を深掘りすることで、価値観や理想とする働き方に対する本音を聞くことができ、新しい発見につながるはずです。